第68回アルジェリア·ナショナル·デー·レセプション開催 – 旧交を温め合う素晴らしいひと時

11月8日、広尾の駐日アルジェリア大使公邸において、2022年度のアルジェリア·ナショナルデーレセプションが開催された。2022年2月に天皇陛下に信任状を奉呈したラルビ・カティ 駐日アルジェリア民主人民共和国特命全権大使にとって初めてのナショナル·デーレセプションとなった。

冒頭のあいさつでカティ大使は、日本は極めて早期にアルジェリアの独立を認めたことに深い感謝を述べた。アルジェリアの独立は民族にとっての長年の悲願であり、その長期に亘る闘いでは多くの犠牲もあった。そうして勝ち取った独立をいち早く認めた日本はアルジェリアにとって「昔からの信頼できる友」と呼べる間柄に違いない。

日本政府を代表して、髙木啓外務大臣政務官が日本政府を代表して出席し、祝辞を述べた。「アルジェリアの独立以降、両国が心温まる人的交流を重ね、良好な二国間関係を築いてきた歴史を振り返り、次の10年間を更に素晴らしいものにすべく投資・経済分野を始めとして両国間の交流を一層促進したい」という祝辞からは信頼できる友と共に歩む次の10年が見えてくる。

このレセプションには、アフリカ·中近東だけでなく、ヨーロッパ諸国等を含む世界中の大使館から多くの大使、大使夫妻が集まり、アルジェリアのナショナル·デーを祝った。

広尾にある駐日アルジェリア大使公邸は、アルジェリアの建築様式をそのままに伝えている。外部は美しいタイルで飾られ、内部には昔のアルジェリアの邸宅そのままに、中庭もある。窓は美しいアルジェリアの装飾が施され、内部もアルジェリアの雰囲気をそのまま日本に伝えている。

ここでは、日本では聴く機会が少ないカヌーンというアラブ琴を含むアラブの楽器によって、アルジェリア国歌、君が代も演奏された。ファヒマ夫人をはじめとするアルジェリアの女性もみな美しい民族衣装に身を包んで、招待客をもてなした。

クスクスに代表されるアルジェリアの食事はとてもおいしく、日本人の口にあう。今年は、カティ大使夫妻の計らいにより、とても多くのメニューが用意された。こうしたとてもおいしい食事のためか、招待客はいつもより長く滞在し、日本にある「アルジェリア」で、友との旧交を深めたようだ。

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