チュニジア独立67周年を祝ってチュニジア大使館 独立記念日レセプションを開催

チュニジアはアフリカにおいて、とても重要なリーダーシップを取っている国だ。日本との外交関係は非常に古く、独立直後の1956年6月には外交関係を樹立している。そうした長期に亘る良好な関係があり、独立67周年記念レセプションには、山田賢司外務副大臣を始め、モハメッド・エル―ミ大使とも親しい国会議員、関係者が多く参列した。

記念レセプションに際し、両国の関係、友情において大変重要な役割を果たした日本・チュニジア友好議員連盟会長の岸信夫元防衛大臣に心からの敬意を表した。岸前防衛大臣は健康上の理由により欠席となったが、エル―ミ大使から代わりに田畑協会事務局長に感謝状が贈呈された。

チュニジアと日本は67年間に亘ってとても良好な関係を築いてきている。その間、政治、経済、外術、文化、人材育成での多くの交流がなされた。その交流を通じて、両国は信頼し合い、相互に尊重し合い、共通の価値観を持って、その関係を繁栄させ、発展させ継続させてきた。

こうした良好な関係は、2022年8月にチュニジアがTICAD8サミットのホスト国となったことで更なる転機を迎えたと言える。TICAD8は、コロナ禍にある時期にありながらも、48か国に及ぶアフリカ諸国、20名の首脳が参加した。オンラインでの参加となったが、日本からは岸田文雄首相がすべての首脳会談に出席し、林芳正外務大臣は現地に赴いている。

このTICAD8では「チュニス宣言2022」が採択され、日本から様々な分野への公的·民間資金支援が表明された。TICAD8開催前日には、カイス・サイード大統領と岸田文雄首相により、「チュニジア-日本:持続可能な開発、平和と繁栄に向けた新たなパートナーシップ」という共同声明も発表された。

独立67周年を迎えたチュニジア独立記念日レセプションにて
独立67周年を迎えたチュニジア独立記念日レセプションにて

チュニジアはアフリカをリードし、その可能性を世界に示してきている。その立地は地中海の中心に位置し、アフリカの玄関、ハブとして、中東、アジア、ヨーロッパとの交流、繋がりを活用するには理想的とも言える。また、この国には豊かな資源、優れた人材、観光資源となりうる豊かな自然と美しい街並みも揃っている。現在の政治体制は革命の経過を正し、チュニジア国民の雇用、自由、尊厳を尊重し、応じる新しい体制に移行しつつある。こうした内政の安定と経済の完全な回復は、更なるチュニジアの発展に繋がり、その投資価値を世界により広めていくことになるだろう。

今回のレセプションでは、チュニジア67歳を祝う為に大きなバースデイケーキも用意され、エル―ミ大使、山田賢司外務副大臣がケーキカットを行った。そのケーキは、クスクス等のおいしいチュニジア料理と共に、参加者にも配られた。チュニジアはワインの産地としても知られる。エル―ミ大使夫妻が選んだ極上のチュニジアワインをもって、皆がチュニジア独立を祝い、将来を祝福するひと時となった。

チュニジア大使館 独立記念日レセプションにて
チュニジア大使館 独立記念日レセプションにて

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