駐日ベルギー大使館「ベルギー王国アストリッド王女殿下率いる過去最大規模のベルギー経済ミッション」開催

新型コロナウィルス感染拡大のために延期となっていたベルギー経済ミッションがこの度、やっと実現することとなった。

このベルギー公式代表団は、現国王のフィリップ陛下の妹君であるアストリッド王女殿下が代表を務め、アジャ·ラビブ外務大臣(H.E. Ms. Hadja LAHBIB)、ヤン·ヤンボン フランダース政府首相、パスカル·スメット ブリュッセル首都圏政府担当大臣、マチュー·ミシェル連邦政府デジタル担当大臣といったベルギー政府幹部が参加している。この人選からも、いかに日本がベルビーにとって重要な貿易·投資相手国かということが分かる。

ベルギーと日本は、両国の王室、皇室がとても親しい間柄でもあり、フィリップ陛下、マティルド王妃もたびたび来日している。また、とても美しいヨーロッパの王国としても知られ、日本人観光客にも大変人気がある。

ベルギーは国家としては連邦制を取っており、多言語、多文化、地方分権によって成り立っている。それぞれの地域は独自の経済圏も持っている為、今回の代表団もフランダース地域政府、ワロン地域政府とブリュッセル首都圏政府という3つの地域·首都圏政府による構成を取っている。

現在、いずれの地域·首都圏においても、日本の対ベルギー直接投資は力強い。その結果として237の関連会社が設立され、約35,000人の雇用も生み出している。その分野は自動車、化学分野、製薬、バイオテクノロジー、洋上風力発電に及ぶ。

反対にベルギーの対日直接投資も影響は大きく、すでに日本には化学、製薬·バイオテクノロジー、自動車、食品·飲料、再生可能エネルギー等に係る約80社のベルギー企業が進出し、最先端のビジネスを展開している。

今回のビジネス代表団はさらに対日投資、対ベルギー投資をアップさせようという狙いがある。この代表団にはベルギーからあらゆる分野、業界から合計276社が参加しており、このミッションによって政府および企業間で約49の協定が締結されるとみられている。

その中でも特に注目すべきは、ベルギーが推進している脱炭素への取り組みではないか。ベルギーはSDGsの推進、持続可能性といったグリーンに関する取り組みでは、世界でもトップレベルにある。その取り組みの開始はとても早く、積極的であり、実際にエネルギー供給においてはかなり脱炭素に成功している。今回の代表団にも水素の製造、輸送·貯蔵に関するミッションが含まれている。

脱炭素に関するパネルディスカッションも12月6日、ホテルオークラで企画されており、この大切な人類の課題に関して、ベルギー政府が力を入れていることもわかる。

ベルギーという国はヨーロッパの中心にあり、あらゆる分野で世界をリードしている国だということを改めて知った時間でもあった。

今回の代表団の来日に関しては、経済、脱炭素等の課題を含む多彩なプログラムが用意されている。詳細は以下の通り:

  • 12月5日 ベルギー·日本 女性起業家意見交換会 午後2時~4時 オーバカナル紀尾井町
  • 12月6日 脱炭素に関するパネル·ディスカッション 午後1時半~6時まで ホテルオークラ
  • 12月6日 マーケットアクセスセミナー 午前9時半~ファイナンスセミナー 午後2時~赤坂インターシティコンファレンス301
  • 12月6日 省エネ建築ランチセッション 午後12時~2時オークラ東京
  • 12月6日~11日迄(屋内開催)ベルギービールウィークエンド 新宿住友ビル 三角広場
  • 12月7日 SHOWCASE <Brussels Craft> 午前9時半~12時オークラ東京 
  • 12月9日 フォロン彫刻展示会オープニングセレモニー 午後1時半~4時白沙村荘 橋本関雪記念館(京都)
  • ゲームジャム授賞式 午後3時半から 京都国際マンガミュージアム

For more information visit: Embassy of Belgium in Tokyo

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