ギリシャの写真家、マルガリタ・マヴロミハリス 日本初個展開催
日本で初個展を開催―’INTERNAL SPACEʼ インナースペース (内なる空間)
世界中で活躍しているマルガリタ・マヴロミハリスはこのたび、東京で初の写真展を開催する。作品は2019 年から 2023 年にかけて作成された18 枚の写真だ。
マヴロミハリスはこの度、自宅という舞台の中にビネット(vignettes)を慎重かつ正確に配置することによって「内なる」現実を表現しようと試みている。これらはコロナのパンデミックがもたらした心理的な閉塞感―外界からの孤立、日常生活の逆転、そしてコミュニケーションの欠落と自己との向き合い 、そこから生み出された深い内向性を表現している。
5か国語を自在に操るギリシャの写真家、マルガリータ・マブロミカリスは「写真は世界共通言語」と語っている。写真とは世界中の人に理解され、最も強力な方法でメッセージを伝えるものであり、彼女にとって第二言語であると考えている。
残念ながら彼女が話せる5か国語の中には日本語は入っていない。しかし、写真というグローバルな第二言語を通じて、是非とも彼女の世界とコミュニケーションを持ってほしい。
個展について
タイトル:ʻINTERNAL SPACEʼ ( 内なる空間 )
作家:マルガリタ・マヴロミハリス(ギリシャ出身の写真家)
期間:2023 年 11 月 1 日~ 11 日
開廊 水・木・金・土曜日 15時~19時
会場:太郎平書画院 展示室
場所:東京都中央区本町1丁目7-12
マルガリタ・マヴロミハリス公式ウェブサイト:http://www.margaritamavromichalis.com/
マルガリタ・マヴロミハリス略歴
1965年アテネ生まれ。代々外交官を務める家系に生まれる。若い頃から世界を旅し、人間こそがその国の「鼓動」であると感じ、世界中の人々のポートレートやストリート写真に情熱を注いでいる。 現在は夫が駐日ギリシャ大使を務める東京を拠点に活動中。
2011年から2014 年までニューヨークの国際写真センター(ICP)で学び、2011年から毎年ガンジス川沿いにあるインドの聖地バラニシで、地元の人々を撮影している。また、過去10年間は、彼女が住み、訪れた都市の人々のポートレートを撮影してきた。コロナ禍には、セルフポートレイトのプロジェクトを開始し、2023年11月には初の東京個展を開催する。
主な展覧会 :
2023年「日本―在日外交官の視線写真展」” Japan Through Diplomatsʼ Eyes” 年間大賞・日本部門受賞
2023年「ライカ・オスカー・バルナック賞」Leica Oskar Barnack Award ノミネート
2021年 銀賞「パリ写真賞」 Prix de la Photographie, Paris (PX3) 年間国際コンクール
2021年12月9日~2022年1月9日、第6回「ファインアート・ドキュメンタリー写真ビエンナーレ」
6th Biennial of Fine Art and Documentary Photography ( バルセロナ Barcelona) に出品
2021 年に「東京国際フォトアワード」Tokyo International Foto Awards の「審査員トップ 5 セレクション / オフィシャルセレクション」 にて、“As Time Stood Still” が選出
2020 年、2018 年 受賞「ジュリア・マーガレット・キャメロン賞」Julia Margaret Cameron Award
2020 年、2018 年 ファイナリスト「マイアミストリートフォトフェスティバル」Miami Street Photography Festival
2019 年「ピクテ賞」Prix Pictet Award ノミネート
2019 年 金賞「ブダペスト国際写真賞」Budapest International Foto Awards
2016 年「9 回ポルックス賞」9th Pollux Award
彼女の写真は「ニューヨーク市立博物館」Museum of the City of New York と「ブルックリン歴史協会」Brooklyn Historical Society のパーマネントコレクションに収蔵されている。
マルガリタ・マヴロミハリスの写真は以下の展覧会で展示された: パリ、ベルリン、バルセロナ、ロンドン、アテネ、ブダペスト、ニューヨーク、ボストン、サンディエゴ。
また、teNeues、Prestel、Hoxton Mini Press を含む多くの写真出版物にも掲載されている。