大相撲オランダ大使館場所開催

日本の国技を知ろう!

日本に駐在する外交官には相撲ファンは多い。しかし、「勝ち負け」だけで、相撲の歴史、美学、様式美などについてはどれだけ知られているのだろうか。

駐日オランダ大使のジョーン·ミッチェル·ファン·デル·フリート夫人は、「日本文化を学ぶ」一環として、EU諸国の大使夫人、関係者を招待し、「相撲を学ぶ会」をオランダ大使公邸と庭を使って開催した。

このイベントに協力したのは、超党派の「大相撲の発展を求める議員連盟」のアドバイザーを務め、自らも力士の経験をもつ永井明らだ。ジョーン夫人のリクエストに応じて、英語で相撲を学ぶ資料を作成し、実技は株式会社シリウスが企画した。

会場となったオランダ大使公邸の内部には、化粧まわし、力士の浴衣、番付表などのアイテムが展示された。ジョーン夫人による英語の相撲プレゼンテーションでは、相撲の歴史から始まり、力士の生活、髪型、服装、親方とおかみさん、食事など、多岐にわたった。

ここで一通り相撲について学んだあとは、庭にでて全員で四股を踏むなどの動作を取り入れた「相撲健康体操」を体験した。 続いては、元力士二人による相撲のぶつかり稽古、真剣勝負が披露された。この迫力には参加した全員が圧倒された。

https://twitter.com/MofaJp_Sports/status/1588309270881538048

やはり相撲は実際にとって見なければわからない。そのため、ピーター·ファン·デル·フリート駐日オランダ特命全権大使がクッションの入った「相撲スーツ」をまとい、頭に大銀杏の鬘をかぶって元力士と一線を交えた。その様子は非常に面白く、大使の素敵なユーモアのセンスが光る。ここは文字で説明するよりも、大使のTwitter公式アカウントからぜひご覧いただきたい。

こうしてひと汗かいた後は、相撲部屋直伝の「ちゃんこ鍋」を全員でいただいた。初めて食するちゃんこ鍋はとてもおいしく、楽しく運動した身体にしみわたるようだった。

もう一度ちゃんこ鍋を食べたい、ディナーにまた温めて、、、といったリクエストが出る中、初のオランダ大使館場所は全員の汗と笑顔の中、無事終了した。

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