駐日スペイン大使館・NPO法人遍路とおもてなしのネットワーク後援「スペイン·サンティアゴ巡礼の道展」開催

香川県にはスペイン名誉領事館(名誉領事:松田清宏)、香川日西協会もあることから、スペインとの交流が大変活発であり、駐日スペイン大使館の支援によるイベント、セミナーなども開催されている。

今回は、世界遺産にも登録されている「スペインサンティアゴ巡礼の道」で撮影された画像を展示する。この展覧会では、鑑賞者は四国遍路のようにスペイン北部を祈るように巡る気持ちになることができるだろう。特別セミナーには、サンティアゴ巡礼の道を何度も巡っている写真家の問屋正勝が登壇。

スペイン北西部に位置するサンティアゴ・デ・コンポステーラの大聖堂に繋がる「サンティアゴ巡礼の道」と日本の四国4県にまたがる「四国遍路」は2015年9月1日にサンティアゴ・デ・コンポステーラ市で協力協定を締結。両巡礼の道には共通することが多い。

サンティアゴ巡礼の道

サンティアゴ・デ・コンポステーラの町の歴史は、9世紀にキリストの12使徒のひとり、聖ヤコブの墓が発見された頃に始まる。聖ヤコブはスペイン語で「サンティアゴ」。やがて、現在の大聖堂の原型となる教会が建てられて、町が形成された。11世紀になると、「イエスや聖人にまつわる遺品である聖遺物には奇跡を起こす力がある。サンティアゴ・デ・コンポステーラに詣でれば、罪が許される。」と信じられ、ヨーロッパ中から巡礼者が訪れた。

四国遍路

古来、四国は国の中心地から遠く離れた地であり、様々な修行の場が存在した。弘法大師・空海は讃岐(現在の香川県)で誕生し、たびたびこの地で修業し、八十八ヶ所の寺院などを選び四国八十八ヶ所霊場を開創。八十八ヶ所霊場を巡礼することが遍路となった。当初の遍路は、修行僧などが中心であったが、弘法大師信仰の高まりと共に、日本全国から多くの人が遍路したと言われる。弘法大師ゆかりの地として、誰しもが一度は訪れたい霊場として発展。

スペイン·サンティアゴ巡礼の道展

開催日時

  • 2月24日(金) 13:00-17:00
  • 2月25日(土) 10:00-17:00 (講演は25日のみ、15:00より)

場所

丸亀町レッツホール

香川県高松市丸亀町1番地1 高松丸亀町壱番街東館4階

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