メキシコ流おもてなしで祝った「メキシコ独立戦争開始212周年」
9月13日に、駐日メキシコ大使館において「メキシコ独立戦争開始212周年記念レセプション」が開催された。
開会の挨拶では、駐日メキシコ特命全権大使、メルバ・プリーア閣下がメキシコの歴史も説明。「ビバ!メヒコ!」という掛け声とともに、鐘を鳴らしてこの日を祝った。
メキシコの経済成長は目覚ましい。日・メキシコ経済連携協定の締結以来、メキシコはラテンアメリカ諸国における置ける日本企業進出拠点となっており、日本の経済交流は着実に発展している。その為、このレセプションには、ビジネスマンの姿も多く見られた。
また、細やかな心遣いと温かい人柄で知られるプリーア大使の配慮によって、日本人の口にあう多くのメキシコ産の食材をつかった、本当においしいメキシコ料理が提供された。中でも参加者に最も喜ばれたのはメキシコ産の新鮮なマグロではないだろうか。
メキシコ産の養殖マグロは、美しい色と脂ののった深い味わいで、日本でも高い評価を得ている。並んで、メキシコ産マンゴー、グレープフルーツなどの果物も極上と言っていい味わいを出している。
メキシコはマヤ文明に代表される高度な文明を持った国であったが、スペインに征服され、植民地となった。しかし、民衆は独立を求め、11年に亘る独立戦争を経て、独立を勝ち取っている。
独立運動を指揮した英雄、ミゲル・イダルゴ・イ・コスティーリャは、先住民たちの言葉を理解し、貧しい農民の生活を改善しようと努めたことでも知られる。平和な時代となり、豊かな農産物は世界に出回り、経済を成長させている。これからもメキシコはさらに豊かで、希望にあふれた国になって行くのだろう。
メキシコ流のさりげないおもてなしに感謝しつつ、早くも来年の独立記念日が待ち遠しくなるひと時だった。
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