日本ジョージア国交樹立30周年記念イベント開催
日本ジョージア国交樹立30周年記念事業「Summer Art & Music Fest with Nina Ananiashvilli」開催
ジョージアと日本は1992年8月3日に外交関係を樹立、今年は30周年にあたる。国交樹立30周年を記念して、ジョージアと日本両国では多くのイベント、友好交流事業が行われている。ジョージアには日本を代表する芸術家が訪問し、また、日本にもジョージアを代表する数多くの芸術家が来日している。
その一つとして、一般社団法人日本ジョージア文化交流協会主催、外務省、在日ジョージア大使館が後援する記念事業が開催された。「Summer Art & Music Fest with Nina Ananiashvilli」と題されたこのイベントでは、ジョージアが生んだ世界的バレリーナ、ニーナ·アナニアシヴィリがスペシャルゲスト・イベントアンバサダーを務め、ティムラズ・レジャバ駐日ジョージア大使がスピーチを行い、多くの観客を歓迎した。ジョージアと日本の記念すべき年を祝う為、多くの駐日大使も参列した。
この記念事業の第一部はトビリシカルテット弦楽コンサート〜ジョージアの調べ〜、第二部は日本を代表する太鼓芸能集団「鼓童」による公演となった。
トビリシカルテットの日本での歴史は古い。日本で活躍するジョージア人と日本人による弦楽四重奏団であり、その演奏には定評がある。この度はジョージアを代表する現代作曲家スルハン・ツィンツァーゼによる楽曲をメインに演奏した。いずれの曲もジョージアの各地に伝わる民謡を題材として作曲されたものだが、美しく、もの悲しく、心にしみる音楽で、深く聞く人の心を打つ。
また、「鼓童」による演奏はダイナミックで、身体に伝わってくる太鼓の振動と機敏な動きに目が離せなかった。
こうした優れたプログラム構成、演出は、ニーナ・アナニアシヴィリとレジャバ大使あってのことだろう。ジョージアの芸術と日本の文化を知り尽くした二人が協働したことによって生み出された、素晴らしい時間にしばし酔いしれることができた。
ジョージアという国はとても誇り高い。旧ソ連からとても早い時期に独立を求めた共和国であり、世界最古ともいえるアルファベットも守り続けている。代表的な料理シュクメルリは日本ではブームとなり、その食の豊かさも見逃せない。
今後、日本により「コーカサスの風」が吹き、より深く日本人がジョージアの文化と人々の心に触れることとができるようにと願っている。
在日ジョージア大使館 Twitter
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