東京マラソン参加前日イベントオランダ王国大使館、パスタ·パーティーを開催
オランダはとてもスポーツが盛んな国だ。オランダと言えば、1964年の東京オリンピック無差別級で金メダリストを取った「静かな巨人」アントン・ヘーシンク、札幌オリンピックで大活躍を見せたスピードスケートのアルト・シェンクと言う有名選手の名前が往年のスポーツファンには思い浮かぶ。多くのオランダ人は体を動かすことがとても好きで、サイクリング、マラソンの愛好者も多い。
ベルリン、ボストン、シカゴ、ロンドン、ニューヨークと並ぶ世界6大マラソン大会の一つである東京マラソンに参加を目的に来日したオランダ人ランナーのため、駐日オランダ王国大使館にで「パスタ・パーティー」が開催された。
駐日オランダ王国大使館経済部のトップを務めるピーター・テルプストラ公使参事官とそのチームを中心となって企画されたこのイベントは、東京マラソン前日に「炭水化物」を多く摂取して翌日に備えることを目的としている。このパスタ·パーティーには、マラソン愛好家で知られるメルバ·プリーア駐日メキシコ大使も参加し、「エネルギーを貯めるため」にパスタを沢山食し、翌日に備えた。
2020年からの新型コロナ感染拡大による行動制限により、東京マラソンも一般参加募集中止となった。
その為、多くのランナーは昨年のレースには参加することができなかった。今年は新型コロナウィルス感染拡大以前と同じように東京マラソンは開催されることとなり、一般のランナーも参加できるようになった。そうした状況の好転があり、多くのオランダ人ランナーが東京マラソンに参加するために来日した。
こうしてスポーツイベント前日に集まり、炭水化物をたっぷり食べてエネルギーを蓄え、親交を深めたせいか、多くのランナーは完走に至った。東京大会の完走が加わったことで、オランダ人ランナーは世界の6大マラソン大会(ベルリン、ボストン、シカゴ、ロンドン、ニューヨーク、東京)を完走したことになる。まさに前日に食した炭水化物が供給したエネルギーが功を奏したのだろう!
体力づくり、親睦を兼ねたオランダ式スポーツの楽しみに学ぶことは多い。
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