感謝の気持ちを歌に乗せて:ラトビア大使夫妻が離日

駐日ラトビア大使ズィグマールス・ズィルガルヴィス閣下が送別レセプションでスピーチを行い、背後には民族衣装と花冠を身につけた合唱団「ガイスマ」のメンバーが並ぶ。

駐日ラトビア大使のズィグマールス・ズィルガルヴィス閣下とイロナ夫人が4年の駐在を終えて、日本を離れる。駐日ラトビア大使館では、大使夫妻の離日を前に送別会が開催され、多くの友人や関係者が集まった。

駐日ラトビア大使館で開催された送別レセプションに集まった友人や関係者たち。

ズィグマールス・ズィルガルヴィス閣下とイロナ夫人は滞在中、気さくに多くの日本人と触れ合った。テレビ番組にも出演し、日本各地を訪問し、多くの学校、団体、組織との交流を通してラトビアという国を日本人に広く知ってもらうことに大きく貢献してきた。

また、ラトビアは高度なスキルを持つ労働力とインフラ、安定したマクロ経済、コスト効率の良さなどでも投資に適した国と認められている。中でもITにおける発展は目を見張るものがある。若い大使の大きな尽力で、日本でのラトビアという国の知名度は大きく高まった。

人々は「歌う国民」とさえ呼ばれるラトビアでは、歌は極めて重要な意味を持つ。歴史を通して、歌はラトビアに暮らす人々の生活のあらゆる場面に寄り添ってきている。それは仕事や家族のお祝い事から、国家の歴史における重要な出来事までに及び、まさに歌はラトビア人にとって欠かせない存在となっている。

こうした大きな貢献をラトビアと日本にもたらした大使夫妻を送るためには、やはり歌うことが一番だ。合唱団「ガイスマ」の美しい歌声に乗せて、日本人の感謝を大使夫妻に贈った。

ズィグマールス・ズィルガルヴィス大使とイロナ夫人が、送別の歌を捧げられる様子。

合唱団「ガイスマ」は、ラトビア大使館のイベントで頻繁に演奏を行い、その素晴らしい歌声で聴衆を魅了してきた。2008年に結成された「ガイスマ」は、ラトビア音楽を専門とする混声合唱団である。この合唱団のミッションは、ラトビアの作曲家の作品を演奏することと、ユネスコの「人類の無形文化遺産」にも登録されているラトビアの国家的行事「ラトビア歌と踊りの祭典」に参加することである。

民族衣装を身にまとった合唱団「ガイスマ」のメンバーが、証書を手にしたズィルガルヴィス大使と共に記念撮影。

5年に一度開催されるこのイベントには、数万人もの歌手とダンサーが一堂に会し、ラトビアで最も重要な文化イベントの一つとして開催されている。1873年の初開催以来、「ラトビア歌と踊りの祭典」は時代の変化とともに発展しつつも、ラトビアの人々に愛される文化の伝統として守られ、世界中のラトビア人を結びつけてきている。

ラトビアの民族衣装と花冠を身につけたゲストたちが、送別レセプションで共に写る。

2023年、この祭典は150周年を迎え、その長く続く歴史における重要な節目となった。イベントの規模は大きく拡大し、最終日の夜には約1万7,000人の歌い手が野外ステージに集い、5時間に及ぶフィナーレ・コンサートが開催された。これは世界最大級のアマチュア合唱イベントであり、ラトビアを代表する国家的な祝祭コンサートとなっている。大使夫妻のお別れのレセプションでは、合唱団「ガイスマ(Gaisma)」のメンバーがラトビアの伝統的な民族衣装と花冠を身にまとい、美しい歌声を聴かせた。

花冠を身につけたイロナ・ズィルガルヴェ夫人がゲストと共に写り、背景には民族衣装姿の合唱団「ガイスマ」のメンバーの姿も見える。

ズィルガルヴィス大使夫妻は日本を離れる。しかし、今後も日本とラトビアはより一層つながりを深め、経済的にも協力していくことだろう。

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