伝統工芸が結ぶシルクロードの美 開催のお知らせ
ユーラシア大陸の地域、国々では、シルクロードを通じて人々や伝統工芸品が行き交い、各々の文化と融合し、さらに独自の文化を育んできた。
コロナ禍のため、2度も延期となったシルクロードとその周辺地域の伝統工芸や音楽を披露する展覧会イベントがやっと開催されこととなった。
シルクロードを囲む国々の文化と、紀元前から母から子へ伝承されてきた手仕事には目を見張ることがある。この展覧会イベントでは、そうした美術工芸、手仕事を中心に、その地域の文化、図柄の意味などを含め、かなり深い部分まで見ていくことができる。
その中でも注目を浴びているのは、長い伝統と文化を誇るパレスチナ刺繍ではないだろうか。多彩な図柄と色合いによって独自の文化を守り続けてきたパレスチナ刺繍は、日本人の美的センスをとりいれたことにより、パレスチナ刺繍帯として生まれ変わっている。こうして新しい文化を取り入れることで、現地の女性の雇用も創出し、教育にも一役買っている。
SDGsにも通じ、伝統的な文化と新しい文化の両方を鑑賞できるこの展覧会イベントにぜひいらしていただきたい。
開催日時:
- ①1月27日(金)13:00-19:00
- ②1月28日(土)11:00-15:00
- ③1月28日(土)15:00-19:00
チケット代:
5,000円(一枚)
開催会場:
九段ハウス(旧山口萬吉邸、登録有形文化財、通常非公開)
公式HP:https://kudan.house/
東京都千代田区九段北1-15-9 (東京メトロ九段下駅1番出口より徒歩5分)
詳細・チケット情報:こちらから(https://2023-silkroad.peatix.com/)
プログラム:
【オンライントークショー「文化の多様性、国際協力とモノヅクリ」】
※本プログラムのみ1月14日(土)20:00-21:10
※視聴URLを別途お送りします
出演:
ヴィヴィアン佐藤(美術家、文筆家、非建築家、映画批評家、ドラァグクイーン)
小幡星子(株式会社EARTHRISE代表)
松浦元子(パキスタン・ワックスペインティング帯プロデューサー)
山本(荒川)真希(パレスチナ刺繍帯プロジェクト、文化交流コーディネーター)
【1月27日・28日開催予定プログラム】
●ペルシャ絨毯の実演披露
フローラ・ジャスミン
●伝統楽器による音楽演奏・舞踊ショー
アルワーン(木村伸子・濱元智行・北爪裕子、アラブ音楽演奏)
グリスタン(シルクロードの伝統舞踊)
駒崎万集(ウズベク音楽演奏)
鈴木未知子(トルコ・アラブ音楽演奏)
ちゃるぱーさ(佐藤圭一・やぎちさと、アフガン音楽演奏)
●民族衣装の技術を用いた帯と着物、民族衣装のファッションショー
シルクロード地域の民族衣装や、パレスチナ刺繍やウズベキスタン・パキスタン・シリアの染織の帯と着物のショー
●トークショー「ウズベキスタンの刺繍文化」
祭(ウズベク刺繍愛好家・コスプレイヤー)
●伝統工芸・民族衣装の展示
- 駐日ウズベキスタン共和国大使館、駐日トルコ共和国大使館、駐日パキスタン・イスラム共和国大使館、駐日パレスチナ常駐総代表部(工芸品・民族衣装)
- 株式会社光和(ペルシャ絨毯)
- 赤穂緞通工房ギャラリー東浜(赤穂緞通)
- 株式会社アミール
- 株式会社EARTHRISE(パキスタンジュエリー)
- 甲斐大策コレクション(アフガニスタン民族衣装)
- 川端良子(ウズベキスタン民族衣装・工芸品)
- 中川グリシェンコレクション(ウズベキスタン民族衣装)
- 平山郁夫シルクロード美術館(平山郁夫ブハラ)