世界最先端の取り組みを紹介エルサルバドル大使館主催イベント「コーヒーとNFT」
この度、在日エルサルバドル大使館は、エルサルバドルが世界に紹介したい3つの要素、コーヒー、テクノロジー、アートを組み合わせたユニークなイベント「Connecting the future: Coffee & NFT」を開催した。
このイベントに参加することにより、エルサルバドルのアイデンティティとも言える要素を体験することができた。特に展示された絵画に描かれていたテーマのように、人々と触れ合い、豊かなコーヒー文化に触れることもできた。
開会に当たり、ディエゴ・アレハンドロ・ダルトン駐日エルサルバドル大使は、日本のコーヒー、NTFなどのビジネスの関係者に向けて感謝を述べた。また、このイベントの作品展示に協力した 「アート·ドリーマー」のCEO 兼バリスタで、表参道でこだわりのコーヒーショップ、「KOFFEE MAMEYA」を展開する國友栄一およびアーティストのクリストファー·グレングレンを紹介した。
終始、NFTなどに関する議論、コーヒーの試飲、歴史と文化を感じさせる魅力的なアートと活気に満ちたイベントであった。
エルサルバドルについて:
良質なコーヒーの産地として世界に認められているエルサルバドルは、日本のスペシャルティコーヒー市場でもトップシェアを誇っている。 大量生産ではなく、丁寧に作られてきたコーヒーはとてもおいしく、人気を集めていることが評価されている。
エルサルバドルは、2021 年 9 月に世界で初めてビットコインを法定通貨として導入した。現在はエルサルバドルでは米ドルとビットコインの3つが流通しているが、政府は公式のビットコイン·ウォレット (ビットコインを保管する電子ウォレット) を設け、国民の移行を推進している。
そうした背景には以下の様な理由がある;
- 銀行サービスを利用できない人口の割合を減らす。 (エルサルバドルの人口の 70% は銀行口座を持っていない)
- ビッドコインは仲介者を必要とせず、グローバル通貨であるため、国際市場への即時参入
- GDP の約 20% がこうした取引によるものであることを重視し、国際送金の効率化を図る
エルサルバドルでは、市内のATMでも米ドル紙幣からビットコインへの両替が可能になり、自国の通貨として仮想通貨が広く流通していることが現実になりつつある。