ハリウッド・リポーター&ハーシー・シガ・グローバル
THRは、日本に再びエンターテイメント誌を進出させることを発表しました。2021年10月1日よりHSGはPR、デジタル、イベント広告、および日本全国のスポンサーシップを含むTHRの営業を担当します。
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ハンガリー建国記念日を祝うイベントが東京のハンガリー大使館にて開催された。メインホールにて両国の国家を静聴後、パラノビチ・ノルバート ハンガリー特命全権大使は流暢な日本語でスピーチを行なった。 この30年でハンガリーから首相レベルの要人が5度訪日するなど、ハンガリーにとって日本が重要なパートナーであるとし、EU内で1番目にコロナ感染症のワクチンを導入した国としてパンデミックからの復興が進んでおり、入国者に対し制限が無いとし、日本の入国制限の解決を望むと語った他、昨今日本国内で開催されているハンガリー関連のイベントを紹介した。 乾杯の挨拶をした参議院議長の山東昭子氏は、テロリズム、移民の問題等の分断要因の多い中でこそ、両国の協力関係が重要とし、両国の関係強化に尽力すると述べた。 集まった多くのゲストの中には、昨年ルービックキューブの日本発売40周年を記念してハンガリー大使館が開催したイベントに参加した、建築家の隈研吾の姿も見られた。(関連記事はこちらから) 東京都の緊急事態宣言が解除された事を受け、ハンガリー産ワインやグヤーシュスープなどの郷土料理が振る舞われ、パラノビチ大使と大使館スタッフの温かい心遣いにより、大成功の建国記念イベントとなった。 駐日ハンガリー大使館公式サイトはこちらから
外交官の家族は、転勤に伴って各国の文化、芸術に触れる機会に恵まれることがある。この度は、日本画を学ぶ大使夫人たちの様子を取材した。虚心会主宰の日本画クラスは、各国大使夫人に日本画を教える機会として長い歴史を持つ。指導に当たるのは、日本画家で数々の個展を開催した故・太田湘香の跡を継いだ四代目 太田慧香さん。 アイスランド大使館の一室に集まった夫人たちは、誰もが真剣に絵筆を走らせている。作品の題材は、本家である中国では既に廃れてしまい、日本でのみ残存する花鳥画だ。 関連記事: ジャマイカ・ブルーマウンテン・コーヒーの日 エクアドルのマリア・アンパロ・バルベリス夫人は根津美術館の銘品、尾形光琳の『燕子花図』、ハンガリーのシャーロット・ハン・パラノビチ夫人は、永平寺傘松閣の天井壁画から阿出川真水(あでかわしんすい)の『紫陽花に燕』を模写し、アイスランドのハルドラ・マウルフリズル・ヘルマンスドッティル夫人は外海烟巌(白井烟巖)の『紅葉』を、桐の茶箱に写していた。 夫人たちにとっては初めての日本画体験であるが、英語で進められる太田慧香の丁寧な指導の下、和筆と岩絵具を使い、和紙や絹地に描いていく。時に自由奔放に、時に琳派のたらし込みなどの日本独自の技法を巧みに使い、それぞれの見てきた世界を反映しつつ表現されていく。 このクラスに参加し、自ら日本画を描くことで体得した「なにか」をもって、山種美術館、根津美術館などを訪れ、有名画家の作品に触れることがとても大きな楽しみになったと語る大使夫人たち。「このクラスに来ることは一種の瞑想体験」と語る。そんな充実のひと時と、本当の日本文化への理解がここに存在していた。 太田湘香作品集 虚心会画廊HPより: SHOKO OHTA WORKS 関連記事: 日印文化パフォーマンスの一日開催
ブラジル出身のプロレーシングドライバー、ジョアン・パウロ・リマ・デ・オリベイラは、KONDO Racingに所属し、日本のスーパーGTシリーズに参戦している。2020年にスーパーGT・GT300クラス、2010年にはフォーミュラ・ニッポンでの優勝など、これまでに出場したすべてのシリーズで優勝を果たしており、日本で最も成功している外国人レーシングドライバー。 インタビューでは、JP(オリベイラの愛称)が日本に来た経緯、外国人ドライバーとして日本で成功するために必要だと思うこと、そして過去最高の挑戦について語る。また、東京のおすすめレストランや、お気に入りのスポットも。 インタビュー動画はこちらから: Instagram: @jpdeoliveira
セネガルの料理を紹介 「ワールドバズクッキング」 フジテレビYouTube番組「ワールドバズクッキング」でセネガル料理が紹介されている。ここで紹介されている「チェブジェン」はセネガルの国民食だ。昨年ユネスコ無形文化遺産に登録された。ゴルギ・シス駐日セネガル共和国大使、エミリー夫人、イチオシのメニューだ。 中近東アフリカ諸国の料理は日本人にはあまりなじみがない。しかし食べてみるととてもおいしく、日本人の口にあう。熱い国の食事であるため、身体にスタミナを与えてくれる。日本の暑い夏を乗り切るにはよいのではないか。 フジテレビYouTube番組「ワールドバズクッキング」では引き続き3回にわたってセネガル料理を紹介する。ぜひとも見て頂きたい。 中近東アフリカ婦人会(会長:小池那智子)は、中近東アフリカに滞在経験のある日本人女性と中近東アフリカ諸国大使館の館員夫人が中心となって構成されている。定評あるバザー等に加え、現地の味をそのままに伝える料理本もとても評価が高く、とても貴重だ。 料理本は下記のサイトから購入することもできる。https://forms.gle/8YrMs4vie8DZegXx7 中近東アフリカ婦人会中近東アフリカ婦人会 (yamaboshi.com)
瀬戸内芸術祭 夏の会期にオンライン内覧会を開催 香川県立ミュージアム(〒760-0030 高松市玉藻町5番5号)では、瀬戸内国際芸術祭2022参加展覧会「せとうちの大気―美術の視点」(会期:2022年8月5日(金曜日)~9月4日(日曜日)の内覧会をオンラインで開催する。 瀬戸内国際芸術祭は、2010年に第1回を開始し2022年には第5回目を迎える。今まで現代美術の世界に大きなインパクトを与えてきた瀬戸内国際芸術祭だが、香川県立ミュージアムは、第一回から芸術祭会期に合わせて特別展を開催し、瀬戸内・香川・アートの魅力を発信してきた。そして、今回はオンライン内覧会という初めての試みに挑戦する。 世界中のアートファンに、瀬戸内国際芸術祭だけでなく、地域のミュージアムの存在や活動についても知ってほしいという。 「せとうちの大気―美術の視点」は香川県出身もしくは、これまで瀬戸内を活動の拠点とした経験のある美術家や写真家、映像作家、デザイナーが美術にまつわる様々なビジョンをもって、瀬戸内をイメージした作品を制作展示する。 現代美術は社会を見つめる媒体ともとれる。我々はこうした作品を通じて、改めて生活を客観的な立場で見直すのではないか。 瀬戸内という大きな芸術祭を開催する土地は、常に生き物のように呼吸し続け、現代にまで繋がっていることを、作品を通して感じることができるはずだ。 内覧会の詳細:8月4日(木)午後6時から8月6日(土)午後6時 48時間限定公開 動画は香川県立ミュージアムのSNSを通じて発信される。 Facebook:香川県立ミュージアム Twitter:@kagawamuseum
世界一のシェフと呼ばれる日本人、松久信幸。世界を飛び回るこのシェフにはなかなか会えないという。幸い、ある日の午後、ホテルオークラにほど近い、日本のNOBUでお目にかかることができた。 すっきりと刈り上げた頭髪、やや日焼けした顔に真っ白なコックコートをまとってその人は現れた。70歳を超えているとは思えないエネルギッシュな歩き方と屈託のない笑顔が印象的だ。 世界の人々を癒し、虜にしてきたそのビジネスの手腕は誰もが注目するところだ。NOBUの総帥はどんな哲学をもってそのビジネスを育ててきたのだろうか。 お話しをお聴きするうちに、いつの間にかその哲学の奥深さ、トップとしての懐の深さに深い感銘を受けた。世界の人々を満足させて続ける彼のビジネスには、ファミリー的な考えがあり、古き良き日本の美学があった。 世界一のシェフと呼ばれる男はまた、世界一魅力的なビジネスマンであり日本人だった。すべてのビジネスマン、起業家に読んでもらいたい、忘れられないインタビューとなった。 質問:2020年からの新型コロナウィルス感染拡大にあっても、スピードを緩めることなくビジネスを展開していらっしゃいましたが、それはどうしてでしょうか。 松久:実際にパンデミックになった時には、ビジネスがストップしたところはあります。現実に、ノブのハワイは締めざるを得なくなりました。その他にもいくつか一時的締めたレストランなどはあります。しかし、新型コロナウィルス感染拡大になる前から、我々のプロジェクトは立ち上がっていました。それは、「はい、やります」と言って出来るものではありません。何年も前からそういった話がありましたし、それで新型コロナ感染拡大中でもそのプロジェクトが進んでいたということです。 ですので、実際にパンデミックの最中でも、ワルシャワ、ロンドン、シカゴ、シドニーなどのいくつかのホテルとレストランが、新型コロナ感染拡大という状況にもかかわらずオープンしています。 確かに苦しいという時期もありましたけれども、ある意味、そういう中で新しいホテル、レストランが開店できたということは、僕としては非常にラッキーだったと思っています。これは決して当たり前ではありません。色んな被害が出ていますし、そうした被害にあわれた方もいらっしゃいます。倒産した会社も現実には沢山あります。そんな状況にあっても、現実にやりつづけてこられたというのは、やはりチーム力があったからではないでしょうか。「チーム力」というのが、僕にとっては大きな力になっていると思います。 質問:「チーム力」とは、創業当時から基本としていらしたのでしょうか。 松久:そうですね。当社のコンセプトでしょうか。当社は、本当に最初は小さなところから始めました。いうなれば、パパママビジネスみたいな、ファミリーのビジネスでした。 僕の原点である「Matsuhisa」は1987年に開店しました。最初のNOBUは1994年に開店しています。その当時から、お客さんに喜んでいただくということと、チームによって一つのビジネスを広げていくことを目指していました。 チームというのは、最初はチームではないものです。それが新しいジェネレーション、次の世代が出てくるときに、チームになって行くのでしょう。たとえば、ファミリーであれば、親は息子·娘を教育し、さらに息子·娘は妹弟を教育する。そうすれば、新しいビジネスですから、新しく参加してきた人たちが、育って行きます。 最初はNOBUでウェイターの仕事をしていた人が、今はNOBUのCOOになっている。チームの大切さとは、NOBUの中で育った人間が、今は幹部候補生になっているということにあります。それが一番の強みだろうと思っています。 質問:それは日本的な組織の作り方の一番の強みといえるのではないでしょうか。 松久:そうですね。僕はやっぱり日本人なので、そういうところを大事にしていますね。それとやはりチームを大事にしていって、チームのコミュニケーションが大事だと思います。 質問:チームというのは全てご自分で統括していらっしゃるのでしょうか。 松久:いや、今はもうそんなことは無理です。ですから、たとえばここにいる小林君は、もう21年間NOBUに勤務しており、現在はNOBU東京のGMを務めています。また、アジアにある店舗なども統括しています。シンガポール、フィリピン、マレーシアにも管理する範囲は及んでいます。来月は、オーストラリアに三軒の店舗があるのですが、そこに彼を連れて行って、そこからまたビジネスが広がっていくということになります。ですので、来月は、彼はシドニー、メルボルン、パース、クアラルンプール、シンガポールをずっと回る予定です。もちろん、僕も一緒に回ります。 昔はいつもそうしてやっていたのです。ですが、今はチャンスを与えられた人が次の扉を開けて、次のステップに行くというやり方になってきています。小林君もNOBUコーポレーションのCOO田原君もウェイターからキャリアを始め、初めて会社のトップに登った人達です。シェフでもアジアやヨーロッパのコーポレートシェフ、アメリカのコーポレートシェフも、昔からNOBUで育った人であり、その人たちが責任をもってビジネスを展開し、なおかつ次の世代を育てています。 質問:そうした積み重ねがあってこそ、新型コロナ感染拡大にも関わらず、ビジネスを維持できたのではないでしょうか。 松久:そうですね。乗り切れたのはチームの努力だと思います。しかし、チームというものは確かに大事ですけれども、必ずいいチームがトップになるかと言えば、それは必ずしも「そうだ」とは言い切れないですね。それはなぜかというと、確かに会社の組織としてのチームは大事です。いいチームを持つということは、会社にとっても宝だとは思うけれども、一人ひとりは人間です。今まで僕は何度も見てきていますが、チームの中にあって、自分が統括する立場になったとします。それは今まではその人の努力です。ですが、そこで勘違いをして脱落していった人間もいるのです。 ですから、僕はいつも若い人たちに、「もらったチャンスを掴むのはあなたですよ」と言います。我々は、「チャンスを君たちに与える」というか、ドアを開ける鍵までを渡すことはできます。ですが、いいチームはできましたが、チームリーダーの中には、それを勘違いしてしまって、せっかく掴んだチャンスを逃してしまうこともあります。もったいないです…。…