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外国人が見た日本とは?

25周年記念「にっぽんー大使たちの視線写真展」、六本木ヒルズで開催” 日本を外国の人々はどう見ているのだろうか。それはとても気になるところだ。改めて海外からの視線で日本の良さをしることもある。今年もちゅうにちがいこうかんが捉えた現在の日本の姿を写真で紹介する「にっぽんー大使たちの視線写真展」が開催された。 「にっぽん―大使たちの視線写真展」は名誉総裁に高円宮久子妃殿下をお迎えし、1997年に開始された。25種年を迎える2022年には合計34カ国の駐日外交官およびその家族が参加した。また名誉総裁の高円宮妃殿下も特別出品している。 この展覧会を見て、特筆すべきことは、在日外国人が日本の美しさを見逃さないことだ。日本という国にある小さな空間、瞬間を如実に捉えている。走りゆく地下鉄、現代美術、相撲の合間に観る呼び出しの姿など、日本人が見過ごしてしまうような瞬間がここには溢れている。 また、日本各地で撮影された写真をみて、鑑賞者である私たちは、外交官という仕事の多忙さも改めて知ることになる。コロナ禍にあっても休むことなく日本各地を巡り、日本を知り、自国を紹介し、友好に勤めている人々の姿を作品の背後に観る。 10月7日から11日までと短い期間での展示であったが、ヒルズカフェに揃った作品がもたらす意味は大きい。各地への巡回、来年の開催が楽しみになる展覧会だった。
Lithuania and Japan |

駐日リトアニア共和国特命全権大使オーレリウス·ジーカス閣下に聞く「これからのリトアニアと日本」

おかえりなさい。新大使は日本で学んだ国際政治学者。 今年、駐日リトアニア大使館にはオーレリウス・ジーカス新大使が着任した。6月24日には、今上陛下に謁見し、信任状を捧呈している。物静かで、物腰柔らかなジーカス新大使は、元々は大学で教鞭をとっていたという。リトアニア屈指の日本語の能力を買われ、大統領をはじめとするリトアニア政府幹部の通訳を務めた経験も持つ。 このインタビューは完璧な日本語でお答えいただいた。ソフトな声で話す丁寧な日本語に、新大使のお人柄があふれ出る。リトアニアという国を知る上で、とてもいいお話しを聞くことができた。 ジーカス大使(以下、大使):今日は大使館までおいで下さいましてありがとうございました。 質問:日本語が大変にお上手ですが、どこでお勉強なさったのでしょうか。 大使:大使として日本に来たのはわずか3か月前ですが、初めて日本に来たのは1998年でした。なぜ日本語を学んだかと言うと、日本語は世界で最も複雑な言語という印象が私にはあり、挑戦してみたかったからです。ですが、当時のリトアニアには日本語を学ぶための資料は何もありませんでした。偶然に辞書を手に入れたことがあり、それで勉強し始めました。それから98年に初来日し、初めは金沢大学、続いて早稲田大学に留学し、合計3年間を過ごしました。 質問:リトアニアではどのようなお仕事をなさっていらしたのでしょうか。 大使:日本への留学を終えてから、17年間は大学の准教授として教鞭をとっておりました。リトアニアでは、日本語ができる人というのは非常に限られておりましたので、大統領、首相の通訳を務めることもあり、知らず知らずのうちに、外交の分野に入って行きました。 大使への就任については、正直に申し上げれば、外交官になる夢も持っておりませんでしたし、目指してもおりませんでした。去年の秋に外務省から突然電話があり、副大臣から日本大使になってほしいというお話しをいただきました。今までの貢献を認められたということでしたが、とてもびっくりしました。お受けするかどうかも長く悩みました。現在の国際情勢は大変な時期にあります。幸い、心強いことに私の専門は政治学であり、長く研究していたのでこの分野はかなりわかっていました。また、自分の日本語能力、文化への理解があれば、このミッションは成功裡に導けるのではないかと思いました。さらに、これは人生のミッションだと感じ、決心いたした次第です。 質問:どのようなことをなさりたいのでしょうか。 大使:外交の中には3つの重要なことがあります。政治、経済、文化/市民交流ですが、一番目指しているのは経済交流です。昨年、リトアニアが台湾代表部を設立したことで、中国の関係が悪化し、貿易も経済交流もゼロとなりました。リトアニアは中国の代わりに東アジアに市場を開発しようという取り組みが始まっています。韓国、シンガポール、台湾が非常に大事な貿易相手国になり、日本もその一つです。 リトアニアは貿易を中国から東アジアの国への輸出にシフトし、成功裡に進んでいます。リトアニアには「難しい時は本当の友達が分かる」ということわざがあります。日本とは大切な友達関係にあり、今は難しい時期ですが、今後はより経済交流進めたほうがいいと思っています。 質問:リトアニアというと、日本人のほとんどはカウナスの「日本のシンドラー、杉原千畝さん」を思い浮かべますが、リトアニアでもその功績は認められているのでしょうか。 大使:はい。リトアニアの中でも杉原さんのことはよく知られており、両国にとって最も大事な絆だと思います。リトアニアでは教科書にも杉原さんの話を掲載しており、メディアでの知名度も高く、リトアニア人は杉原さんを尊敬しています。 質問:バルト三国と呼ばれていますが、3国の交流はありますか。ソ連からの独立を経て、IT,産業の発達は目覚ましいですが、いかがでしょうか。 大使:リトアニアとはバルト三国の一つですが、この三つの国には共通点は殆どありません。言葉、アイデンティティ、歴史、宗教も違いますので、汎バルト三国としてのリトアニアのアイデンティティは強くはありませんが、しかし、互いに協力していくことが必要です。 旧ソ連時代、バルト三国は経済的には恵まれていました。西側にあるソ連の領土として、ソ連も誇りにも思っていました。独立してからは自由貿易に移行いたしましたので、90年代は大変でしたが、この20年間でバルト三国は非常に発展し、経済面でも進み、民主主義も成功したと言えます。現在、リトアニアはNATOにもEUにも加盟しており、最も東に位置する国となっています、NATOにとっては東を守っている国と言えるでしょう。 しかし、バルト三国は独立を果たしても、ロシアからの長期に亘る経済的な従属関係が続いていました。その理由はエネルギー資源が少ないからです。かなり長い間、ロシアから安いガスを輸入し続けてきました。ですが、リトアニアは10年程前に、大金を投じて国内に、「独立インデペンデンス」というLNGターミナルを作りました。当時はこの建設について周辺諸国からは心無い言葉があったことはありました。ですが、今年になってから、これはとても大きな成功例だと言われるようになりました。リトアニアはロシアからのガス供給には頼っておりませんし、反対にガスを周囲の国々にも売っています。 最近、バルト三国はICTの発達に力を入れています。リトアニアもITECなどが非常に進んでいます。輸出で多くなっているのは、実はパン、チーズ、農産物等ではなく、レーザーです。現在、リトアニアから輸出させる科学レーザーは日本の市場で大きな割合を占めています。医学用のレーザーはとても多く使われています。リトアニアには優れたレーザー技術があり、さらに新しい技術も生まれています。 質問:リトアニアは優秀な科学者を多く輩出していらっしゃいますね。どのような分野が得なのでしょうか。日本との交流はあるのでしょうか。 大使:確かにリトアニアは優秀な科学者を大勢輩出しています。ヴィルジニュス・シクシュニスは遺伝子の研究をしており、ノーベル賞候補になりました。特にライフサイエンスなどの分野においてリトアニアは優れており、この分野でも今後、日本との交流ができるのではないかと思います。 文化交流については、残念ながら新型コロナウィルス感染拡大のためにとどまっています。コロナ感染拡大の直前には、慶応、関西学院、京都大学といくつかのリトアニアの大学と手を組んでの共同研究を行うなど、色々なことが実現できました。今でも共同研究のプロジェクトは、がんの治療に関する分野などでおこなわれおり、日本のAMAD国立研究開発法人日本医療研究開発機構の支援もあります。…
Lithuania and Japan | H.E. Aurelijus Zykas

“Future Lithuania and Japan”

Interview with His Excellency Aurelijus Zykas, Ambassador Extraordinary and Plenipotentiary of the Republic of Lithuania to Japan. The new ambassador is an…

レジェント、モンティ·アレキサンダー来日にむけて

駐日ジャマイカ大使からのメッセージ モンティ・アレキサンダーが来日し、10月23日から25日までブルーノート東京にて「LOVE NOTES」公演が行われることを嬉しく思っています。音楽はいつでもジャマイカ・ブランドの大きな部分を占めています。ここ日本でジャマイカ独立60周年記念(ダイヤモンド・ジュビリー)のお祝いをしているなか、受賞歴を誇るモンティのパフォーマンスは、ジャマイカの音楽レパートリーの幅広さを示すことでしょう。他に類を見ない音楽体験をしてみませんか。日本の秋の色彩のように鮮やかなものとなることをお約束します。 ショ-ナ-ケイ M.リチャーズ駐日ジャマイカ大使館 モンティ·アレキサンダー: https://www.montyalexander.com/

Legend, Monty Alexander visits Japan

Message from the Ambassador of Jamaica to Japan: I am delighted that Japan will welcome Monty Alexander from 23–25 October 2022 at…

秋の音楽会情報(2):寺下真理子 本と音の日曜日 ~朗読と音楽の物語~ Vol.2

第一回目が好評であったことから、~朗読と音楽の物語~第二回が開催されることになった。今回は、朗読をするゲストに阿川佐和子を迎える。読まれるのは有名作曲家たちの恋文。プログラムには愛に関わる作品が並ぶ。 【日時】2022年10月30日(日) 開場 14:00 / 開演 14:30【会場】トッパンホール (東京都文京区水道1-3-3)【出演者】寺下真理子(ヴァイオリン)水野彰子(ピアノ)田ノ岡三郎(アコーディオン)​ 【ゲスト】阿川佐和子(朗読)東京都立小金井北高等学校コーラス部【プログラム】​エルガー:愛のあいさつ Op.12クララ・シューマン:3つのロマンス Op.22より 第3番シューマン:3つのロマンス Op.94より 第2番 イ長調モンティ:チャールダーシュ寺下真理子:Home of spirits(合唱版)他 【チケット】自由席  一般 5,000円(税込み)  大学生未満 3,000円(税込み) *当日身分証明書持参で2,000円キャッシュバック

秋の音楽会情報:昨年の感動をふたたび

人気、実力ともに日本を代表するピアニスト清水和音氏とのデュオを愉しむ。 コンサート情報:【日時】 2022年10月29日 (土) 13:15開場/14:00開演【会場】 浜離宮朝日ホール【出演】 徳永二男(ヴァイオリン)清水和音(ピアノ)【曲目】 ヘンデル: ヴァイオリン・ソナタ第6番 ホ長調 作品1-15 HWV373シューベルト: ヴァイオリン・ソナタ イ長調 op.162, D.574パガニーニ: パイジェッロの『水車屋の娘』より「うつろな心」による序奏と変奏曲Op.38ブラームス: ヴァイオリン・ソナタ第3番 ニ短調 Op.108【入場料】 全指定席¥5,0005/28(土)一般発売開始
Hungary Festival 2021

みんな大好き!ハンガリーフェスティバル2022 今年も開催

昨年アークヒルズ カラヤン広場で開催されたハンガリーフェスティバル2021は大好評。今年はよりパワーアップして開催されます。 詳細:第3回ハンガリーフェスティバル2022 「ハンガリーの秋」開催日程:2022年10月22日(土)開催場所:アーク・カラヤン広場(東京・六本木)プログラムステージプログラム:クラシック音楽、トーク、民族舞踊、ハンガリー固有種の犬の紹介など。ワークショップ:ハンガリー刺繍物販:ワイン、はちみつ、伝統工芸品、本など食べ物:キッチンカー(グヤーシュ、ランゴシュ)などを販売。アークヒルズ内レストランでもコラボメニューをご提供予定!! 最新情報はこちらから:https://culture.hu/jp/tokio/events/Hungarian-Festival-2022