個性豊かなオーガニックコーヒーを日本へ
ペルーのコーヒーの魅力
ナスカの地上絵を知っている人、自分の目で見たいという日本人は多い。しかし、乾燥したナスカという地域をややアンデス側に行ったところに、豊かな珈琲の産地が広がっていることを知る人は意外に少ない。ペルーのアマゾンとアンデスが出会う場所に、その産地は広がっている。
ペルーが産出しているコーヒーは特別だ。まず日本で口にすることはめったにないか、かなり少ない。それはコーヒー農家が小規模であり、手摘み、オーガニック、個性豊かなコーヒー作りを家族単位で進められているからだ。家族ゆえにそのこだわりは強いのか、世界の品評会でも高い評価を受けていることが多い。
まさにブティック·コーヒーと呼ぶにふさわしい、極めて上質で、安全、オーガニック、厳しい審査を通ったコーヒーを日本でも味わっていただこうと、駐日ペルー大使館がコーヒーイベントを開催した。
招待されたのは、日本でも目利きと言われるプロのコーヒー産業に関わる人達だ。そうしたプロをも納得させるペルー産のスペシャリティ·コーヒーは、その農園の数だけ深い味わいと風味がある。あるものは香高く、またフルーティな味わい、独得のコク、まろやかさなど、多彩な個性を持つ。いずれもコーヒーのプロを納得させるのに十分の品質と味だった。
また、ペルー政府のポリシーの下、SDGsが今ほど世界に広まる前から、コーヒー作りと焙煎、テイスティングなどには女性が活躍している。こうした労働人口の平等化、女性の登用により、貧困の撲滅にもつなげている。SDGsが推進している生態系の保護にも繋がる「畑から出たものは畑に戻そう」というポリシーの下、コーヒー栽培に使われる肥料もすべて自然であり、純粋にペルーのコーヒーはオーガニックだ。
美味しいコーヒーを飲みたい。日本にはコーヒーのファンが多い。ペルーのコーヒーを味わう贅沢がいつか日本でも一般的になることを願いたい。
For more information visit: Embassy of Peru in Tokyo
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