ゴールデンウイークに行きたい展覧会 (2)

Maria Watanabe at Mashiko Clayworks Exhibition by Hersey Shiga

渡マリア陶芸展
2022年4月23日(土)~5月10日(火) 
午前10時から17時まで

つかもと
〒321-4217 栃木県芳賀郡益子町益子 4264

TEL 0285-72-3223 毎週木曜定休


ブラジル生まれの陶芸家、渡マリアの個展。渡マリアは1982年に日本に移住し、初めて陶芸という芸術に触れ、修業をつんだ。益子町に移住し、濱田庄司の息子、濱田晋作に師事し、女性で初めて益子町に穴窯を作る。その後、震災で穴窯が壊れるなど、災難にも見舞われるが、2020年に穴窯を再建し、陶芸活動を続けている。

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  • ゴールデンウイークに行きたい展覧会

    三菱一号館美術館 上野リチ ウィーンから来たデザイン·ファンタジー展 三菱一号館美術館 〒100-1005 東京都千代田区丸の内2‐6‐2 会期:2022年2⽉18⽇(⾦) ~ 5⽉15⽇(⽇)*展⽰替えあり 後期:4⽉13⽇(⽔)から 開館時間:10:00〜18:00 ※⼊館は閉館の30分前まで(祝⽇を除く⾦曜と会期最終週平⽇、第2⽔曜⽇、開館記念⽇の4⽉6⽇は21:00まで) 休館日:月曜日*と展⽰替えの4⽉12⽇ *但し、[トークフリーデー] 5⽉2⽇、5⽉9⽇は開館 主催:三菱一号館美術館、朝日新聞社 後援:オーストリア大使館、オーストリア文化フォーラム ウィーン生まれのデザイナー、フェリーツェ・リックス(後の上野リチ・リックス|1893-1967)のデザイン世界の全貌を展観する世界初の回顧展。 上野リチは、ウィーン工芸学校でウィーン工房のヨーゼフ・ホフマンらに師事、才能を開花させる。卒業後はテキスタイルデザインなどを手がけた。日本人建築家の上野伊三郎と出会って結婚し、京都とウィーンという二つの都市を往復しながら、ウィーン工房所属デザイナーとして活動を続けた。そのデザインの特徴は、自由な線と生命感あふれる色彩。鳥や魚、花や樹木といった身近な自然を組み合わせたデザインは人気を博した。 オフィシャルサイト:https://mimt.jp/

  • 夏休みに行きたい美術展⑵

    漫画家・水木しげるの生誕100周年を記念した初の大型展覧会 『水木しげるの妖怪 百鬼夜行展~お化けたちはこうして生まれた~』開催 開催期間:2022年7月8日(金)~9月4日(日)  開催場所:東京シティビュー (六本木ヒルズ森タワー52階) 水木しげるの妖怪世界に魅せられたファンは余りにも多い。妖怪研究に没頭し、現代の日本人に「妖怪」という文化を根付かせた水木しげるはどのように妖怪と向き合い、描いてきたのか。 この展覧会では、水木しげるの描いた日本の妖怪たちがどのように生まれてきたかを紐解くことから始まる。展覧会のタイトルにもなった百鬼夜行の名にふさわしく、水木しげるの妖怪画を100点以上も展示される。併せて江戸時代の絵師・鳥山石燕の「画図百鬼夜行」、昭和初期の民俗学者・柳田國男の「妖怪談義」など、水木自身が所蔵する妖怪関係資料も初公開される。 会期中にはコラボカフェ「妖怪の森Cafe」も登場し、展覧会タイトルからインスパイアされた<百鬼夜行パフェ>をはじめ、妖怪の世界、キャラクター、水木漫画をモチーフにした、8品の楽しいフード、デザート、ドリンクが勢ぞろいするのも楽しみだ。 【関連記事】 『かこさとし展 子どもたちに伝えたかったこと』 夏休みに行きたい美術展

  • アイルランドのミホール・マーティン首相訪日

    アイルランドのミホール・マーティン首相訪日 日本との更なる関係と協力の深化にむけて アイルランドと日本の外交関係樹立65周年を記念し、2022年7月に第15代アイルランド首相、ミホール・マーティンが訪日した。首相は、岸田文雄内閣総理大臣と会談し二国間関係をよりいっそう深めたほか、都内のホテルで開催されたレセプションに出席し、アイリッシュコミュニティのメンバーおよび日本のパートナーたちと親睦を深めた。 ミホール・マーティン首相がレセプションのスピーチで述べた通り、アイルランドと日本は1950年代からの長い友好関係がある。両国ともに世界的な課題に直面しつつも、緊密で温かく、また生産的な関係を続けている。この二国間関係は、民主主義、法の支配、人権の促進という共通の価値観に基づいていることに他ならない。 また、日本の経済的パートナーとの会談では、日本との強力な経済的互換性に基づき、アイルランドがイノベーション、デジタル、グリーン経済、ライフサイエンス、金融サービス、フィンテック、科学研究の分野で専門性を高めていることを述べた。 日本企業のアイルランドへの進出も多く、それによって投資と質の高い雇用が創出され、二国間の経済関係の更なる発展にも貢献している。 また、アイルランドはその文化でも広く知られており、世界的な作家、アーティストも数多く輩出している。アイリッシュダンスをはじめ、その国民的な文化もすばらしい。日本でもそうしたアイルランドの文化は深く愛されており、先日もジェイムズ・ジョイスのブルームズデーを祝った。さらに10月には、1995年にノーベル文学賞を受賞し、日本を愛した偉大な作家シェイマス・ヒーニーの名にちなんだシェイマス・ヒーニー賞の初の授賞式が行われる予定だ。同賞は、日本人作家またはアイルランド文学作品の日本人翻訳家に贈られる賞である。 ミホール・マーティン首相は、アイルランドによる長期的な投資や良好な二国間関係の象徴となる新しい大使館ビル「アイルランドハウス」プロジェクトを歓迎した。このプロジェクトを成功裡に導いたことには、両国の機関の緊密な連携があった。 ミホール・マーティン首相は日本滞在中、日本の緑茶をこよなく愛すると口にした。2024年にはアイルランドと日本の深い友好関係の証ともいえるアイルランドハウスがオープンする。そのオープニングには、是非ともミホール・マーティン首相に改めて来日し、ご出席いただきたいと願う。ぜひとも日本の人々と、おいしい緑茶を一緒に味わっていただきたい。 【関連記事】 セント・パトリックス・デーを祝って カヴァナ駐日アイルランド大使インタビュー 駐日アイルランド大使館 ブルームズデーと『ユリシーズ』刊行100周年を祝う