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チュニジアの独立66周年を祝って

独立66周年を祝って ‐ TICADを間近に控えたチュニジア、ナショナル·デー·レセプション開催

1956年3月20日に独立したチュニジアは今年、独立66周年を迎える。世界的にも観光立国として有名で、「スターウォーズ」をはじめとする映画の撮影にも使われるほど、美しい国土を持つ。また、アフリカ諸国をリードする立場にもあり、経済発展なども目覚ましい。2022年8月27、28両日に開催される第8回アフリカ開発会議(TICAD8)ではホスト国にもなっている。

現在のエル―ミ大使は駐日歴が長く、多くの業界に幅広い人脈を持ち、また、日本人の気持ち、感情を理解する日本通としても知られている。今回の独立記念日はコロナ禍にあって、極めて小規模で開催されたが、国会議員、企業代表などが顔をそろえた。

Tunisian embassy

今夏開催されるTICAD8はチュニジアの発展をより加速させていくことだろう。TICADへの期待と久々のレセプションに、大使夫妻、招待客の雰囲気はとても和やかであり、久々のリアルな親睦のひと時を持つことができた。

エル―ミ大使コメントは以下の通り。

ご来賓の皆様、本日は、チュニジア独立66周年の祝賀にご出席でいただき、心より感謝申しあげます。

日本及び世界でコロナ大流行が収まりかけたとはいえ、まだ油断がならないこの時期、ここにお集りいただけたことを心から嬉しく存じます。昨年はリモート開催で行いましたが、今年は小規模ながら顏を合わせての集まりといたしました。

まず日本政府に対し、独立以来、一貫して、大きな開発プロジェクトへの融資を通じ、経済社会上の強い支援を続けていただいていることに感謝の意を表明いたします。コロナの流行の際は、チュニジアに医療機器の提供をいただいたことも二国間の強いきずなを示すものでした。

日本の各界の方々に、心からの感謝と御礼を申し上げます。これからも、共にこれまでの、広い分野におけるパートナーシップをさらに強固なものにする努力を尽くし、高度のテクノロジー、新しい相互交流、また日本人が言う「絆」を通じて両国が革新的なソリューションをもたらすような新しい共同プロジェクトを立ち上げたいと思います。

ご来賓の皆様、チュニジアは、自由と民主主義の道を歩み続けてります。

同じ価値観を持つ国として、日本とチュニジアは、国際社会と共に、ロシアとウクライナの危機を含む世界の問題に勇気と粘り強さをもって立ち向かい、人々の連帯と多国間協力、法と互いの信頼に基づき、コロナ以後の世界秩序への道を築いていきたいと思います。

このパンデミックに終焉の光が見え始めたとして、世界各国は入国規制を緩和し、WHO(世界保健機構)は前向きな見解を示し始めました。

今こそ、互いの協力を深め、経済と社会生活に大きな傷跡を残したパンデミックを乗り越えていく時です。そして、2022年、8月27,28日にチュニスで開かれるTICAD8は、日本、チュニジア二国間にとどまらず、アフリカ大陸との協力を進めるこの上ない機会であります。アフリカと日本から、政治、ビジネス、その他組織の代表を集めて行われるこのハイレベル対話はコロナ後、最初の外交イベントの一つであり、そこで得られる相互の利益とウィン・ウィンのパートナーシップは経済、社会問題に立ち向かう牽引力となるものです。

チュニジアはホスト国として、TICAD8を参加者が集い合う会として成功させたいと思っています。私は、この機会を、日本の首相である岸田総理にイニシアチブを取っていただき強力な日本の協力をたまわれますよう、繰り返し、心からお願い申し上げます。

チュニジアでは、TICADのほかにも、今年の11月19日と20日、美しいジェルバ島で

フランコフォニー・サミットが開かれます。

この二つのサミットは、チュニジアがたんに地理的な意味だけでなく、文化、外交、ビジネス、知識まで含んだ意味でアフリカへの入り口であることを示しています。

ご来賓の皆様、改めて、独立記念日の集まりにご出席いただき、感謝申し上げます。日本、チュニジアの友好の絆をさらに強められますよう、皆様のご支援をお願い申し上げます。ありがとうございます。

モハメッド・エルーミ駐日チュニジア大使

Tunisian Ambassador to Japan and his wife

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