大使の食卓(1) アルジェリア
世界最小のパスタであるクスクス。世界中で広く食されているが、中でもマグレブと呼ばれる地域(アルジェリア、チュニジア、モロッコ等)では代表的な料理だ。特にアルジェリアではクスクスを「タアム(たべもの)」と呼び、主食となっている。
この度、カティ駐日アルジェリア大使の食卓を拝見することができた。ふるまわれた料理はもちろんクスクスであり、その味はまさに絶品。駐日アルジェリア大使館で約30年にわたって本場の味を再現してきた大使館の専属シェフにそのレシピをお聞きした。
ラム肉、玉ねぎ、にんじんなど、具材はすべて簡単に日本のスーパーマーケットで購入できるものばかり。ぜひとも自宅でアルジェリア大使の食卓を再現していただきたい。
(特別レシピをご提供いただいたカティ駐日アルジェリア大使およびアルジェリア大使館の皆様のご協力に心からの御礼を申し上げます。)
アルジェリア大使館 特別レシピ 「クスクス」
材料:
- クスクス 500g
- ラム肉 500g
- みじん切りにした玉ねぎ(大き目) 1個
- にんにく 2片
- みじん切りにした中型トマト 2個
- ひよこ豆 200g
- 細かく切ったにんじん 2本
- 細かく切ったズッキーニ 2本
- 細かく切った大根 3本
- オリーブオイル 大さじ2
- バター 大さじ2
- 塩と黒胡椒 小さじ1
- パプリカ 小さじ1
- シナモン 1/2スティック(オプション)
作り方:
クスクス
- 冷水ですばやくすすぎ、水気を切り、15分間休ませます。ここでクスクスの容量が増加します。
- 油を塗った手でクスクスをほぐし、固まっているところを取り除きます。
- ボウルにクスクスを入れて、中火で15分間蒸します。
- 蒸しあがったら、蒸し器からボウルに入れたクスクスを取り出し、コップ一杯の冷水を加え、10分間休ませます。その後、もう一度15分間蒸します。準備ができたらクスクスにバターを加えて混ぜます。
ソース:
- 中鍋に油とバターを熱します。ラム肉と玉ねぎ、にんにく、すべてのスパイスを加えて弱火で約5分間炒めます。トマトを加え、さらに5分間程度かき混ぜます。 1リットルの沸騰したお湯を加え、肉に火が通るまで加熱しした後、肉を鍋から取りだします。
- ラム肉を取り出した後に野菜と肉を加5分後煮たあとに、ひよこ豆を加えてもう10分間煮ます。
これで完成です。このソースを先ほどのクスクスにかけてお召し上がりください。
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