駐日ラオス大使館、『LAO FASHION AND CULTURE FESTIVAL』開催:日本・ラオス外交関係樹立70周年記念、ラオス伝統の織物をモダンにデザイン

LAO FASHION AND CULTURE FESTIVALにて、Ock Pop Tokのラオス伝統織物をモダンにデザインした衣装を着用したモデル

2025年に日本と外交樹立70周年を迎えたラオスは、天皇皇后両陛下のご長女敬宮愛子内親王がご訪問なさったことでも大きな注目を浴びた。ラオス訪問時には、愛子様はラオス伝統の民族衣装「シン」という巻きスカートと「バービアン」という肩掛けをかけていらした。愛子様がまとうラオスの民族衣装の美しさに目を見張る日本人も多かったという。

ラオスでは民族衣装「シン」はラオスの女性の日常生活に息づいており、洋風のブラウス、ジャケットなどと組み合わせて、通勤や通学、普段着としても着用されている。これほど民族衣装が愛されるには、ラオス伝統の織物の美しさと高度なテクニックも関係しているのではないか。「シン」は織物を両端でとめた巻きスカートで、その魅力は織物の図柄、色合いにある。市場でも一般的に売られている「シン」は今もラオス女性の装いの最も重要なアイテムでもあり、長年培われてきた民族の文化を表しているとも言える。

LAO FASHION AND CULTURE FESTIVALにて、ミス・ユニバース・ラオスと関係者がラオス伝統の民族衣装「シン」を着用して記念撮影

なお、「ラオスの地域社会におけるナーガ模様の織物という伝統工芸」は、2023年にユネスコの無形文化遺産代表リストにも登録されている。

その民族衣装の美と伝統の織物を活かしたラオスのファッションは、今、アジアでも注目を集めている。『LAO FASHION AND CULTURE FESTIVAL』のファッションショー開催にあわせてラオスで活躍する若手デザイナーが来日し、そのコレクションを披露した。

日本・ラオス外交関係樹立70周年を記念したLAO FASHION AND CULTURE FESTIVALのステージで、ラオス人デザイナーと主催者が集合写真を撮影

コレクションで発表されたアイテムは、インドシナ半島南端に位置する内陸国であるラオスの風土と伝統文化を思い起こさせる、透明感あふれる天然素材が多く使われていた。モデルが歩く度に素材そのものが美しく揺れ動き、風が身体をすり抜けるようだ。色も草木染のような自然な色あいで、ラオスの人々の穏やかな民族性を感じさせる。化学繊維が多くなってきたファッション業界において、こうした天然繊維が使われたファッションはとても新鮮であり、改めてハイレベルな職人技が紡ぎだす布地の美しさに心奪われるひとときであった。

日本・ラオス外交関係樹立70周年を記念したLAO FASHION AND CULTURE FESTIVALのファッションショーで、ランウェイを歩くモデルたち

ラオス・日本外交樹立70周年を記念する2025年にはラオスのソーンサイ首相が日本を訪問し、両国関係は「包括的戦略的パートナーシップ」に格上げされた。現在日本に駐在するアンパイ・キンダヴォン大使は、20代半ばに来日し、埼玉県にある国際交流日本語研修センターで日本語を学び、多くの日本人と親交を深めた親日家としても知られる。今後の両国関係はより良く、更なる発展への期待も大きい。今年は、5月23日、24日に代々木公園で開催が予定されているラオス・フェスティバルでも素晴らしい伝統文化、新しいラオスの姿を紹介してくれることだろう。

LAO FASHION AND CULTURE FESTIVALにて、アンパイ・キンダヴォン大使と日本人来賓が、ラオス伝統の織物を身にまとったモデルたちと記念撮影

【関連記事】

類似投稿