名建築家によるデザインの大使館で文化交流会開催
この度、クウェート大使館において、アラブ、ヨーロッパ、アジアの文化を楽しむ文化交流会が開催された。
このイベントを企画したのはハサン·モハメッド·ザマーン·クウェート大使のマナル夫人。マナル夫人は、文化、芸術に造詣が深く、色々な素晴らしい文化交流会を今までも開催してきた。
この文化交流会では、辻星野(株式会社京鐘取締役)の尽力により、イタリア人デザイナ―による日本のサンゴなどを使った帯どめ、イタリアのジュエリー、着物、打掛なども紹介された。
外国人には、黒留袖、帯などをリフォームしたドレスなどもとても人気が高く、自分でデザインし作る人達も多い。この文化交流会では、北爪由紀夫元カタール日本大使の北爪裕子夫人が着物とその歴史、柄、格式を訪れた外国人に熱心に説明、日本文化の理解につなげた。
マナル夫人が心を尽くしたアラビア風のティータイムも準備され、参加者は日本ではなかなか味わえない本格的なアラブのお料理とお菓子を楽しんだ。
また、クウェート大使館は日本が世界に誇る名建築家、丹下健三によって設計されたことでも知られる。この度の文化交流会は、建物をじっくり見るだけでも大きな価値がある。空間の美、装飾などに丹下健三の設計による「建築の美」が施され、本当に素晴らしい。
ザマーン駐日クウェート大使は、大使館の建物が持つ価値、歴史的な意味を非常に尊重し、この素晴らしい建物を大切に保存しようとしている。
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