ヨーロッパ文芸フェスティバル2022 開催

ヨーロッパ文学の100年

11月22日から27日まで、日本にあるEU諸国の大使館がメインとなって、文芸フェスティバルを都内各地で開催する。

オープニングには、ジャン=エリック・パケ次期駐日欧州連合大使がモデレーターを務め、ベストセラー『人新世の「資本論」』でも注目を浴びる哲学者·思想家斎藤幸平と世界が注目するオランダの思想家ルトガー・ブレグマン(著書:『Humankind 希望の歴史』)が登壇する。このディスカッションのテーマには、我々はいかにして政治への信頼を回復し、資本主義社会の中で民主主義を守ってゆくのか、また、我々の社会に蔓延しつつあるシニシズムにどう立ち向かうのかという二つが選ばれている。

詳細なプログラムは以下の通り:

2022年11月22日(火) 17:30 – 18:30 ライブ配信あり
オランダ
オープニング対談:ルトガー・ブレグマン & 斎藤幸平
モデレーター:(次期駐日欧州連合大使)

2022年11月23日(水) 場所:イタリア文化会館
12:30 – 13:30 フィンランド
ミカ・ワルタリ『エジプト人』の翻訳について

14:30 – 15:30 ポーランド」
『素粒子、象とピエロギと ─101語のポーランド─』

16:00 – 17:00 イタリア
パゾリーニ:映画と文学の間で

17:30 – 18:30 チェコ
小説『バチャとともにジャングルへ』

フランス
『ベケット氏の最期の時間 』

2022年11月24日(木)  チェコセンター東京
15:00 – 16:00 ブルガリア
ブルガリアの昔話の不思議な世界

16:10 – 17:10 デンマーク
アートと科学─『フィン・フォトンさんと量子力学』と『失われた夏』

17:40 – 18:40 チェコ
「チェコ語の折り紙からきのこの魔法まで」

18:50 – 19:50 スウェーデン
「子供たちに語る―文化の違いを乗り越えてどのように働くか」

2022年11月25日(金) インスティトゥト・セルバンテス東京
17:00 – 17:50 スロヴァキア
ウクライナでの戦争

18:00 – 18:50 スペイン
自然、ZEN、西洋芸術(ガウディからビートジェネレーション、近代文学まで)

19:00 – 20:30 
旅する文学:日本における翻訳文学のこれから

2022年11月26日(土) 港区立産業振興センター11階 小ホール
10:00 – 10:50 エストニア
大国主義に抗する小国の歴史―エストニアのパワーの源

11:00 – 11:50 ハンガリー
ハンガリー詩人と戦争

13:30 – 14:20 キプロス
キプロスの文学 : 紛争がわかつもの、詩と文学がつなぐもの

14:30 – 15:20 
パネルディスカッション
詩と戦争

2022年11月26日(土) 港区立産業振興センター11階 小ホール
15:30 – 16:20 ギリシャ
The Greek connection:ギリシャと日本の詩の関係

2022年11月26日(土) 青山ブックセンター本店
18:00 – 20:40 アイルランド、ポルトガル
トークイベント
近刊のヨーロッパ文学の紹介

2022年11月27日(日) インスティトゥト・セルバンテス東京
10:00 – 12:10 ドイツ、オーストリア
トークイベント

  • 第1部(ドイツ):ナターシャ・ヴォーディン『彼女はマリウポリからやってきた』朗読&トーク
  • 第2部(オーストリア):それはイルゼ・アイヒンガーから始まった̶生誕100周年記念展示に寄せて

13:10 – 16:00 ポルトガル·リトアニア·アイルランド
ヨーロッパ文学の100年

参加予約はこちらから:(DAY 6) ヨーロッパ文芸フェスティバル 2022 (European Literature Festival) | Peatix

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