音楽を人生の一部に!楽しく学べるミュージックスクール

東京インターナショナルミュージックスクールは、2022年にインターナショナルと日本のコミュニティーが交わり、一緒に音楽を楽しむ環境を築くことを目標に創立された。

東京インターナショナルミュージックスクールは、 The British School in Tokyo と連携し、スペースをリハーサルや発表会に活用している。今年度からは麻布台にオープンするブリティッシュスクールの新しいキャンパスでも複数のプログラムを行う予定だ。

東京インターナショナルミュージックスクールでは、幅広いクラス展開で子どもから大人まで音楽を学び楽しむことが出来る
東京インターナショナルミュージックスクールでは、幅広いクラス展開で子どもから大人まで音楽を学び楽しむことが出来る

2023 – 2024年度 学期スケジュール

‍ターム1:2023年9月23日(土)~ 2023年12月16日(土)

‍ターム2:‍2024年1月6日(土)~ 2024年3月16日(土)

‍ターム3:‍2024年4月6日(土)~ 2024年6月15日(土)

スケジュール

  • ブリティッシュスクール 麻布台キャンパス

日曜日

09:30 – 11:30 ユース・オーケストラ

10:30 – 11:30 トレーニング・オケ

11:30 – 12:30 チェンバー・オケ

火曜日

17:15 – 18:30 ジュニア・コーラス

  • ブリティッシュスクール 三軒茶屋キャンパス

日曜日

14:00 – 15:30 トレーニング・ジャズ

14:00 – 16:00 ユース・コーラス

16:00 – 18:00 ジャズオーケストラ練習

月曜日

17:30-18:30 室内楽コーラス

19:00 – 20:30 コミュニティコーラス

火曜日

17:30 – 18:30 音楽理論クラス(初級)

水曜日

19:00 – 20:30 コミュニティ・ジャズ

創設者のサイモン・ベストン氏
創設者のサイモン・ベストン氏

講師陣:

  • サイモン・ベストン:作曲

オックスフォード大学で音楽を学び、在学中にニューカレッジ合唱団の合唱奨学生、スタッフを務める。卒業後はテナー、ピアニスト、作曲家としてあらゆる音楽の道を追求。 2016年に来日し、その後ブリティッシュスクールの音楽監督を務めた。在職中は作曲に関わる指導を監督し、学生が独自の作曲スタイルを見つけられるよう指導し、作曲技術を向上させた。

2022年9月、東京国際音楽学校を創立し理事に就任。この音楽学校はさまざまなインターナショナルスクール、日本の学校から生徒を集め、合唱団、オーケストラ、その他の音楽アンサンブルでリハーサルや演奏を行うことを目的としている。

  • ジェイコブ・ニール:ジャズ

ロンドンのトリニティ音楽大学でジャズ・サックスを学び、英国、スカンジナビア全域で幅広く演奏。 色々なレベルの能力の生徒を対象としたサックステクニック、即興演奏、ジャズ理論を専門として教鞭をとる。

  • 久保順:フルート

ニューヨークのジュリアード音楽院、シンシナティ大学音楽院、ニューヨーク大学で学ぶ。 現在は東京のブリティッシュスクール、南麻布のインターナショナルミュージックハウス、東京アメリカンクラブで教鞭をとる。

  • ジョナサン・ハミル:ホルン

ニューヨークのジュリアード音楽院卒。2001年から2023年まで東京交響楽団の首席ホルン奏者を務め、 東京ブリティッシュスクール、ドルチェ音楽院、洗足学園音楽大学で教鞭を執る。

  • クリス・コー:バイオリン

ショパン音楽アカデミー、トリニティ音楽大学、ハダースフィールド大学を修了。 東京のブリティッシュ・スクール、フェニックス・ハウス・スクールで弦楽アンサンブル/室内楽プログラムを運営。プライベートレッスンも行う。

  • ジェシカ・セサナ・ハシモト:チェロ

ニューヨーク州イサカ大学とパーチェス大学音楽院を卒業し、音楽教育と演奏の学位を取得。 東京に拠点を移して以来、室内楽の演奏を行うとともに、日本の学校、イギリス、アメリカの学校の生徒を指導している。

詳細な情報及び入会については:

Tokyo International Music School (tokyoims.jp) 

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  • 特別展「日本美術をひも解くー皇室、美の玉手箱」

    特別展「日本美術をひも解くー皇室、美の玉手箱」開催中 宮内庁三の丸尚蔵館には素晴らしい美術作品が収蔵されている。そうした珠玉の作品に、東京藝術大学の収蔵品を加えて構成されたのがこの美術展だ。会場となった東京藝術大学大学美術館は、岡倉天心とフェノロサが中心となって開校した東京美術学校を前身とし、以来、日本の芸術教育として重要な役割を担っている。この展覧会はそうした日本美術のトップとも言える二つの組織が協働で作り上げている。 展示室に入ると、《菊蒔絵螺鈿棚》の美しさにはっと息をのむ。この作品は明治天皇のご許可のもと、東京美術学校と宮内省によって制作された。この精緻かつ美しい螺鈿細工には、東京美術学校の一期生であり、後に漆の第一人者となり、日本人なら誰もが目にしたことがある麒麟麦酒の麒麟のマークをデザインした六角紫水らが関わり、当時の最高の技術と美意識をもって制作されている。 最初の展示作品から、この展覧会には匠という言葉が関わっていることが伝わってくる。日本を代表する各分野の匠が、その技を競い合っている。日本古来の雅楽を舞う楽師を伝統的な彫金と鍛金の技術で制作した太平楽置物は、その工芸技術の高さに圧倒される。高村光雲作のつがいの《矮鶏置物》(宮内庁三の丸尚蔵館蔵、8月28日(日)までの展示)の羽の描写は素晴らしい。また、真っ白な麒麟を表現した十二代酒井田柿右衛門の《白磁麒麟置物》(宮内庁三の丸尚蔵館蔵、通期展示)は、本来の優しい性格を表した姿ではなく、左前脚を上げ、振り返って雄たけびを上げるような雄々しい姿で表されている。 この展覧会には生き物をテーマにした章もある。国宝《唐獅子図屏風》(宮内庁三の丸尚蔵館蔵、8月28日(日)までの展示)は、右隻を狩野永徳が描き、左隻をひ孫にあたる狩野常信が描いている。永徳はつがいの獅子を悠然とした姿に描き、ひ孫の常信は、躍動感あふれる獅子を描いている。 月次絵と呼ばれる一連のシリーズには、皇室ならではの四季の移ろいが感じられる。酒井抱一が描いた《花鳥十二ヶ月図》(宮内庁三の丸尚蔵館蔵、8月28日(日)までの展示)は、その月ごとに花を咲かせる美しい花々と野菜、鳥の姿を組み合わせている。七月の図として描かれた、紺色の朝顔の花の間からのぞく、トウモロコシの姿、のびやかな筆遣いで描いた葉は特に印象的だ。 この展覧会に出展された作品は一度に鑑賞する機会が少ないものばかりだ。この展覧会は、日本人だけでなく、是非とも外国人にも見て頂きたい。日本の美が詰まった宝箱を開けた気分になれる。 特別展「日本美術をひも解くー皇室、美の玉手箱」展覧会公式HP 会期:2022年8月6日(土)〜9月25日(日) ※会期中、作品の展示替え及び巻替えがあります 会場:東京藝術大学大学美術館(台東区・上野公園) ※詳細は展覧会公式HPをご覧ください