ジャマイカ・ブルーマウンテン・コーヒーの日
1月9日はジャマイカ·ブルーマウンテンコーヒーの日
ハリケーンにも害虫にも負けない「勝ち豆」を飲んで、カップの中に幸運を!
2022年8月6日に英国からの独立60周年を迎えるジャマイカ。ジャマイカと言えば、日本人が必ず思い出すのはレゲエ、ウサイン・ボルトとブルーマウンテンではないか。ショーナ・ケイ・リチャーズ駐日ジャマイカ大使はこの度、ブルーマウンテンコーヒーの日を祝い、同時にジャマイカの観光、文化の魅力を伝えるため、メディア向けのコーヒーイベントを開催した。
ジャマイカ・ブルーマウンテン・コーヒーの日は、日本のコーヒーの関係者には忘れられない大切な歴史の一部。1976年1月9日、ジャマイカの主都・キングストンの港から日本に向けて過去最大量のコーヒーが出荷された。これを記念し、ジャマイカコーヒー輸入協議会(AJIJC)の働きかけによってこの日を「ジャマイカ・ブルーマウンテン・コーヒーの日」と定めたという。
ジャマイカの国旗を彩る3色は、ゴールド、緑と黒。それぞれに意味があり、ゴールドは太陽の光と活気、緑は天然資源に恵まれたジャマイカの土地、黒は力強く、創造的な人々を表している。リチャーズ大使は、この三色を取り入れた美しい振袖姿で登場し、会場を沸かせた。大使のこの着物姿には、日本への友情と信頼、このイベントに集まった人々への感謝の気持ちも込められている。
ジャマイカ・ブルーマウンテン・コーヒーは、バランスの取れた滑らかさと素晴らしい香りを備えた最高級のコーヒーの1つだが、産地はジャマイカのブルーマウンテンの中でも限られた場所で適切な温度に管理された条件の下、栽培され収穫は全て手で摘み取られる。また、ハリケーンに代表される過酷な自然災害にさらされることも多い。さらに収穫後は、厳しい品質検査を乗り越えて出荷されることから、人々は「試練に打ち勝った勝ち豆」とも称賛している。
世界中がコロナ禍にある厳しい現状の今、ふとした日常のひと時に、「勝ち豆」をゆっくり味わってみたい。
遠い国であったジャマイカ。美しい着物姿の大使の笑顔ととてもおいしいコーヒーに、距離を忘れて深い親しみと安らぎを得た。リチャーズ大使の「ブルーマウンテンが日本人の生活の一部になりますように」という願いが叶う日も近い。
詳細はこちらから: Jamaican Embassy in Japan