オマーン・スルタン国大使館[好高1] [好高2] ナショナルデー・レセプション開催
安定した投資、ツーリズムなど新たな魅力に触れる
アラブの親日国、オマーン・スルタン国大使館のナショナルデー・レセプションがホテルニューオータニにおいて開催された。
モハメッド・サイード・ハリファ・アル・ブサイディ駐日オマーン特命全権大使からは、1744年に始まるオマーン・スルタン国の建国と今までの長い歴史、国家統一などの歴史が紹介された。その中でもオマーン・スルタン国という国家はアラビア半島の中にあって、特に文明的、人道的なリーダーシップを取っており、平和への貢献と多くの功績について述べられた。

現在のオマーン・スルタン国については、外交においてもバランスの取れた成果を上げており、それは経済発展にもつながっている。急速な経済成長を遂げているオマーン・スルタン国の実質GDP成長率は2025年には3.1%と見込まれている。(世界銀行による「湾岸協力会議(GCC)諸国の最新の経済状況に関する報告書」(2025年12月4日発表より)これは欧米諸国と比べてもかなり高い。通貨であるオマーン・リアルはフォーブスでも世界で3番目に強い通貨として認められている。強い通貨に基づく投資の安定性が感じられた。
そうした経済成長の中、石油からなる経済の基軸をオマーン・スルタン国はグリーンにシフトしようとしている。また、新たなツーリズムの紹介も魅力的だ。美しい景観に恵まれた国土は世界の旅行者を魅了することは間違いなく、あらたなビジネスとしてツーリズムも注目を浴びていくことだろう。そうしたオマーン・スルタン国の新たな魅力は、2025年に開催された大阪エキスポでもパビリオン内に大きく展示されている。

このレセプションには日本政府を代表しては、国光あやの外務副大臣が出席し挨拶を行った。国光あやの副大臣からの御挨拶でも、大阪・関西万博を契機とした二国間の交流を始め、多くの分野で着実に友好・協力関係を深めていることについて述べられた。
レセプションの会場内には、オマーン・スルタン国のレモンをつかったドリンク、ハラルの和牛、多彩な調味料、鑑賞用の植物なども紹介され、オマーンがますます日本に近づいていることも改めて感じるナショナルデーであった。
日本への安定したエネルギーを供給しているオマーン・スルタン国は、新たに美しい観光の国、安定した投資先としてこれからも日本との関係を深めていくことだろう。
