ルーマニア大使館主催ルーマニアのクリスマス 祈りと伝統に包まれて

Romanian children's choir performing at the Romanian Embassy Christmas event in Tokyo..

ルーマニア大使館はルーマニアの伝統に沿ったイベントを開催し、日本にルーマニアの文化を訴求することに務めている。古くはブランクーシ、ジョルジョ·エネスク、セルジウ・チェリビダッケ、イレアーナ・コトルバスなどの優れた芸術家を生み出したルーマニアは、今も極めて高い文化のレベルを誇る国家だ。

毎年、クリスマスの時期、駐日ルーマニア共和国大使館では、東京のルーマニア正教会に通う子ども達による聖歌隊を招待し、クリスマスの特別なイベントを開催している。2025年度は12月19日に開催された。

この聖歌隊は東京都国立市にあるルーマニア正教会が組織している。ルーマニアは、国教を定めていない国であるが、国民の約八割は古くからハリストス正教会を信仰している。

東京にあるルーマニア正教会が開かれるまでには、長い苦難の日々もあった。2013年に現在のダニエル・コリウ神父在日ルーマニア総主教庁代表が来日した。しかし、当時は別のカトリック教会の礼拝所を使用する環境にあった。その後、ルーマニア総主教庁、ルーマニア政府、ルーマニア正教会信徒の支援によって資金援助がなされた。こうした人々の努力があり、2017年3月、日本で最初のルーマニア正教会が開設されるに至った。その後、2020年8月、在日ルーマニア正教会は約4年に亘る検証を経て、日本政府から宗教法人として認可された。

現在、このルーマニア正教会に通うルーマニア人は非常に多い。駐日ルーマニア大使、大使館員もたびたび姿を見せるというこの教会は、特に日本人と結婚したルーマニア人女性が集まるという。そうしたルーマニア人女性の多くは、日本への滞在歴も長く、多くがきれいな日本語を話し、既に日本社会に溶け込んでいる。

しかし、この教会は心のよりどころであるとともに、日本で生まれたルーマニアの血をもつ子どもたちにルーマニアの文化を教える役割も大きい。

この教会ではルーマニア伝統の文化、行事、祈りを子供たちに教え、子どもたちは聖歌隊の一員となり、ルーマニア伝統の聖歌を歌っている。

ルーマニア伝統の精密な刺繍を施した民族衣装に身を包んだ子ども達の澄んだ歌声に心癒された素晴らしいひと時であった。

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