“Stories from an Island City” :「共想、共働、共進」を音楽で表現

東京で開催されたSJ60コンサート「Stories from an Island City」でのTENGアンサンブルの演奏。シンガポールと日本のランドマークが映し出されたデジタル背景。

在京シンガポール共和国大使館主催

今年はシンガポールと日本両国に外交樹立60周年を迎える特別な年となった。それを記念して「Co-imagine, Co-create, Co-evolve/共想、共働、共進」というテーマの下、シンガポール大使館は各地で各種交流事業を実施している。その一環として、シンガポールからTENG アンサンブルが来日し、伝統と現代が融合した素晴らしいコンサートを東京で開催した。

伝統楽器と現代楽器を融合させた「Ancient」がテーマの舞台で演奏するTENGアンサンブルのメンバー。

この60年間の長きに亘る関係の中で、シンガポールと日本は交流を積み重ねてきた。経済協力関係から始まった交流は、テクノロジー、貿易、地域発展、先端分野での協働協力関係となり、その関係は両国に友情と発展をもたらし、更に現在も進行中だ。

SJ60を銘打った今年、シンガポールからはローレンス・ウォン首相が来日を果たし、さらに両国の関係は戦略的パートナーシップをいうレベルに至った。この戦略的パートナーシップを組むにあたり、シンガポールと日本の「SJ60」のモットーである「共想、共働、共進」を進めるために最適な基盤5つの柱が設定されている。

その5つの柱とは、

  1. 経済協力と自由貿易
  2. デジタルとテクノロジー
  3. 安全保障と防衛
  4. グリーントランジションとエネルギー協力
  5. パートナーシップと交流

この夜に開催されたコンサートはまさに5番目に設定された「パートナーシップと交流」を実現化したものであった。

東京でのシンガポール・日本外交樹立60周年記念行事でスピーチを行うオン・エンチュアン特命全権大使。

TENG アンサンブルは現代シンガポールが誇るアンサンブルであり、また、このアンサンブルは、シンガポールという国の現在の姿を体現していると言える。

TENG アンサンブルは、シンガポールの伝統文化を代表する音楽と現代の音楽を画期的に融合させ、シンガポールの多文化性を如実に表現している。その演奏はしっかりとした伝統文化の音楽のテクニックに支えられ、さらに伝統的な音楽楽器と現代的な楽器を絶妙にコラボさせている。楽器の性質、構造から、伝統的な楽器と現代的な楽器には音量の違いという難しい点がある。しかしそれを巧みにクリアし、豊かな音楽性を保ちながら、新しい世界観を積極的に発信していた。

東京での「Stories from an Island City」コンサートを締めくくるTENGアンサンブル。シンガポールと日本の文化交流を象徴する一枚。

この日は高円宮妃殿下、承子女王様のお成りを賜り、在京の多くの大使館からも大使夫妻、各界からを代表する人々が集まった。このコンサートの後、ステージに向けての歓声、拍手は鳴りやまず、コンサート後も多くの人々からため息にも似た感嘆の声が上がった。

SJ60コンサートを鑑賞される高円宮妃殿下、承子女王殿下、およびオン・エンチュアン大使。

いまから40年前、中森明菜、松田聖子というJ-POPに胸ときめかせ、日本でまなぶことを決心した若きシンガポール人は今、特命全権大使として日本に駐在している。オン・エンチュアン大使の40年を超える日本への想いは完璧な日本語力をもたらし、シンガポールと日本の絆をより強いものとしている。

シンガポールと日本の国旗を背景に、東京のシンガポール大使館イベントで登壇するエスター・オン夫人。

この日のステージにはシンガポールのマーライオンと日本の桜をあしらったバナーが飾られた。日本の心を誰よりも知るオン・エンチュアン大使とエスター夫人によるTENG アンサンブルのコンサートは、まさにマーライオンと桜を結び付けたひと時であった。

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