オマーン·スルタン国 日本国交樹立50周年記念宝飾展開催

今年は1972年に日本とオマーン·スルタン国(以下オマーン)の国交が樹立されてから50周年を迎える。オマーンは中東の親日国であり、歴代の大使の日本の地方行政とのコンタクト、視察などは数えきれない。

現在のモハメッド・サイード・ハリファ・アル・ブサイディ駐日オマーン特命全権大使も各地を視察し、友好を深めている。特に山梨県との友好は深いものがある。この度は日本の宝石の産地としても知られる山梨県とオマーンのコラボにより、アラブの文化の香りを伝える美しいアクセサリーの数々、山梨県のアーティストが作った陶芸作品、山梨県産の宝石を使ったアクセサリーなどが紹介された。

オマーンはアラブで最も古い独立国であり、長い伝統を持つ。その影響は宝飾品にも表れており、時代、地域によって様々な特徴を持つ。そうした宝飾品の代表作は首都マスカットにある国立博物館に所蔵されている。今回の宝飾展にはそうしたオマーンの歴史と美意識を感じさせるアクセサリーが多く展示された。

山梨は、日本でも指折りの水晶の産地であり、宝飾品作りには高い技術を有している。今回の展示には、山梨の高い技術を駆使した素晴らしい宝飾品が数多く展示された。中にはアラブの文化を意識した作品もあった。特に指先から手首までを飾る豪華なブレスレットは美しい。ピンクのローズクオーツにバラの彫刻を施し、ダイヤをちりばめたデザインで、見ているだけでもため息が出る。たまたまこの展覧会を訪れていたタブ·イリーナ駐日ケニア大使が身に付けられていた。

同時にオマーンのツーリズムを紹介する動画が別室は見ることができたが、この動画に出てくる景色がどれも素晴らしい。オマーンは自然にも恵まれている。宿泊施設も整っており、治安も非常に良いというのが観光客にはうれしい。

国交樹立50周年を機会に、もっとオマーンについて知りたくなった。

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