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三浦文彰&ヴァルヴァラ 最高のデュオが奏でる名曲の数々

2009年、わずか16歳で世界最難関とも言われるハノーファー国際コンクールに優勝し、国際的に一躍脚光を浴びた三浦文彰。今年、30歳を迎えるヴァイオリンのスーパースターは、新進気鋭のピアニスト、ヴァルヴァラとデュオを組み、ヴァイオリン・ソナタの名曲を演奏する。 チケットは大好評発売中。 詳細: 2023年3月4日 (土)公演  13:15開場/14:00開演         【会場】紀尾井ホール                               【出演】三浦文彰(ヴァイオリン) ヴァルヴァラ(ピアノ)                 【曲目】 【入場料】S¥7,000 A¥5,000                            2023年3月5日 (日)公演  13:15開場/14:00開演  【会場】紀尾井ホール                                【出演】三浦文彰(ヴァイオリン)                          ヴァルヴァラ(ピアノ)                       【曲目】 【入場料】S¥7,000 A¥5,000

国際婦人デーを記念して 日本在住コンゴ人女性協会がイベントを開催、アフリカのファッション・ビュッフェを楽しもう!

2023年3月18日、秋葉原スクエアビル7階で、日本在住コンゴ人女性協会が交流イベントを開催。カラフルなアフリカンプリントによるドレスをまとったモデルたちも登場。 ビュッフェでは本場のコンゴの味を楽しめる。日本にいながら、アフリカを楽しめるイベントだ。 日程:2023年3月18日 午後4時から10時まで 場所:秋葉原ハンドレッド·スクエア·クラブ                       住所:〒111-0053 東京都台東区浅草橋5-3-2                   秋葉原スクエアビル7階                         参加費:3000円 (飲食料込)

「流体の美学」展 好評開催中

昨年から執行草舟コレクション/戸嶋靖昌記念館で開催されている「流体の美学」は重厚で見ごたえのある展覧会だ。 《「流体」とはいかなるものか》という「問い」をベースに企画されたこの展覧会を構成するのは執行草舟コレクションだ。新たに所蔵されたコシノジュンコの作品を含め、伊勢内宮禰宜荒木田宇氏(あらきだうじ)、高橋泥舟、山口長男、写真家の鈴木弘之らの作品が展示されている。 コシノジュンコは、大分県立美術館での大展覧会開催、瀬戸内国際芸術祭への展示など、美術家としての活躍が目立つ。ハイアットリージェンシー東京ベイには多くの作品がある。この展覧会では、比較的小さな作品の展示であるが、画面の空間を活かした構図とミクストメディアにより自由に描いた迷いのない線による描写が魅力的だ。夫君でもある写真家の鈴木弘之は、北京を訪れた時にインスピレーションを受けたという故宮の柳の木を撮影している。その木々の語り掛けるような描写を一瞬に捉えた構図が素晴らしい。 また、この展覧会には執行草舟コレクションの真骨頂でもある戸嶋靖昌の作品も十数点展示されている。この作品群は非常に見ごたえがあり、鑑賞者の足をその前で立ち止まらせる。 戸嶋靖昌は、スペインに長く暮らし、ベラスケスなどの影響を強く受けたという。残念ながら戸嶋靖昌は2006年に逝去している。今、日本人はこうした優れた画家の画業を見直すべきではないか。 この展覧会は好評のため、期間が延長されている。多くの美術ファンに診てもらいたい珠玉の展覧会だ。 開催期間:2022年10月11日(火曜日)~ 2023年2月28日(火曜日) 開館:火曜日〜土曜日 11:00〜18:00/日曜日、祝日、月曜日定休    ※来館前に事前予約、連絡が必要 場所:執行草舟コレクション/戸嶋靖昌記念館 (東京都千代田区麹町1-10 バイオテックビル内) 最寄駅:半蔵門線半蔵門3,4番出口から徒歩2分、有楽町線麹町駅3番出口から徒歩6分 地図:こちらよりご確認ください 連絡先:03-3511-8162 公式HP:執行草舟公式Website(http://shigyo-sosyu.jp/art/index.html) 「流体の美学」展のご案内は、執行草舟公式Website ”What’s New”のページよりよりご覧になれます

ジャズクラブ”D-Bop”Club Sapporo 凍てつく札幌の夜にクリスタルなジャズを聴こう!

ジャズの本場ニューヨークの実力派アーティストから、国内著名アーティストが連日出演する”D-Bop” Jazz Club Sapporoは北海道のジャズシーンをリードしている。2023年2月3日には、スウェーデン出身のプレイヤーを中心としたジャズナイトが繰り広げられる。 出演はEXILEメンバーの日本武道館でのコンサートでの演奏を始め、日本で大活躍しているビョーン・アルコとスウェーデン、米国、日本などで活躍するジャズシンガーのアンナ・ヘーグベリなど。アンナ・ヘーグベリは、その澄んだクリスタルなヴォイスでスウェーデンの伝統曲、北欧スタンダード曲、ビョーン・アルコのオリジナル曲などを演奏する。 ▶︎北欧ジャズ Experience Live At “D-Bop”Jazz Club Open 19:30 Start 20:00~2stage 出演: 来場チケット                                   LC:¥3,000-/当日¥4,000-/学割¥1,500-(各要Order)               簡単スマホ予約 はこちらから ハイクオリティーサウンド4カメラによる、配信視聴チケットはこちらから 札幌”D-Bop” Jazz Club 公式HP…
Ambassador Roxane de Bilderling

駐日ベルギー王国大使館 ロクサンヌ・ドゥ=ビルデルリング特命全権大使に聞く。ポストコロナのサステナビリティ、女性の社会的地位向上、LGBTQの権利、文化的慣習の重要性とは?

ロクサンヌ・ドゥ=ビルデルリング駐日ベルギー大使は、このインタビューにおいて新型コロナウイルス感染拡大以降のベルギーと日本の文化的なつながりの強化、維持の重要性について語っている。その分野は、経済発展、持続可能なエネルギー利用という観点にとどまらず、女性の権利、ジェンダー平等、LGBTQコミュニティなど、顕著な現代的課題との関連にまで及ぶ。さらに漫画など、ベルギーと日本が共有する文化的慣習の重要性、美食、サイクリング、ジャズ音楽など、サブカルの分野でもベルギー文化の強みを支持することにも触れている。   ロクサンヌ・ドゥ=ビルデルリング駐日ベルギー大使インタビュー 質問:ベルギーと日本は共通の価値観や関心を持っており、そこからも友好的な二国間関係を築いてきているとお聞きしております。最近の経済ミッションの訪日によって、その関係はどのように発展したのでしょうか。 最近、東京で行われた経済ミッションは大成功を収めました。ベルギー経済ミッションとしては過去最大規模の来日となりました。ミッションには企業、各業界団体、学識経験者など多様な分野から575名が参加しました。その目的は、グリーン・トランスフォーメーション、デジタル・トランスフォーメーションの課題の取り組みでは、クリーンで革新的な技術に明確に焦点を当て、両国間の経済関係を更新し、強化することにありました。現在は技術革新と脱炭素化における持続可能なビジネスと投資の機会の実施をフォローアップする必要があります。 私はこのミッションを通じ、ベルギーと日本との関係の深さと多様性を確認することができました。この3年間、私たちが取り組んできたことの集大成のような気がしています。 このミッションは現在のベルギー国王陛下の妹であるアストリッド王女殿下が率いています。その背景には、日本の皇室とベルギーの王室が非常に親密な関係にあることもあります。その関係性は両国の関係を近くする要因のひとつともなっています。 質問:日本における女性の社会的地位向上について、個人的なご見解やお気づきの点があればお聞かせください。 このテーマは、私たちの今回の経済ミッションの重要な側面でもありました。12月9日に、同志社大学で「ビジネスと人権-ビジネスにおける男女平等に対する若者の意識-」と称するセミナーを開催致しました。このセミナーは男女共同参画に焦点を当てたビジネスと人権に関する内容でしたが、非常に満足な結果が得られました。このセミナーのために同志社大学を選んだのは、ベルギーとの提携があったからです。同志社大学はベルギーと活発な交流があり、女性の学長がいる名門大学です。私たちは男女平等の問題、労働市場への期待、企業が女性を支援・登用するために十分な取組みを行っているかなどについて、学生たちに自分の考えや意見、認識を表明するよう学生に語り掛け、奨励いたしました。そしてその反応を聞いた後で、パネルディスカッションを行いました。このディスカッションにはパネラーとして、著名な女性経営者2名とベルギービジネス連盟の会長が参加しました。 日本では、女性が母親や配偶者としての役割とキャリアを両立させたいと考えていることもあり、この問題に強い関心を寄せていますね。私の個人的な経験からも、安心してキャリアをもつことは可能だと若い女性には伝えたいですね。私は幸運にも、サポートしてくれる夫に出会いました。もちろんこれは私の視点であって、他の女性も同じというわけではありません。私は闘う必要がありませんでした。このような機会に恵まれたことは、とても幸運でした。もしそうした私の経験が他の女性の役に立つのであれば、喜んで共有したいと思っています。 日本では、女性のロールモデルが少ないという共通の認識があるようです。多くの若い女性は今、男女平等を支持しており、また、それを推進する女性を日本国外に求めています。 ですが、日本にも良い例がいくつかあります。私が出会った多くのロールモデルと思える方々は、若い女性と意見を交換し、関わり合いたいと考えているようですね。ですが、そうするためのプラットフォームがいつも用意されているわけではありません。私たちは、男女平等と女性の社会的地位向上に関するイベントをいくつか開催しています。2年前には、STEM(「Science」(科学)、「Technology」(テクノロジー、実用学)、「Engineering」(工学)、「Mathematics」(数学))で活躍する女性についてのイベントを開催いたしました。その際、ロールモデルとなる方々を数名招待いたしました。また、この分野に関心のある女子高生を招き、少人数のグループでロールモデルとディスカッションも設けました。日本の若い女性にとって、このようなテーマについて相談できる人を見つけるのは難しいかもしれません。そういった背景もあり、彼女たちは本当に熱心でした。しかし、状況は変わりつつあると思います。私はよく他の女性大使や同僚と会い、この問題に関心を持っている人たちに声をかけるようにしています。日本は最近、「国際女性会議」の開催を終え、新型コロナウイルスのパンデミックに直面する女性の社会的地位向上について取り上げました。現在の日本政府はこの問題を推進し、支援することに熱心であることが明確になりました。 質問:大使は着任されて3年ですが、その間に世界経済の浮き沈み、新型コロナウイルス感染拡大状況も目の当たりにされていらっしゃいました。2023年に向けて、今、お仕事は通常に戻ったと感じていらっしゃいますか? まだ通常な状態には戻っていないと思います。まだ新型コロナウイルスが意識にある人もいます。しかし、活動のレベルという点では、以前の状態に戻りつつあるのは確かです。また、伝統的行事が再開されつつあることも実感しています。人とのつながりも少しずつ復活しています。そういう意味では、私たちの今回の経済ミッションの来日は良いタイミングだったと思います。徐々にではありますがもどりつつあります。ですが、まだ新型コロナウイルスのパンデミックから完全に解放されたわけではありません。 Q:日本ではベルギーの文化はどのようにとらえられているのでしょうか。また、ベルギーへの日本人観光客は増えているのでしょうか?今年の動向はいかがでしょうか。増加傾向といえますか。 日本でのベルギーのイメージはとても良いと思います。まず、日本の投資家はベルギーにおいて強い存在感を示しています。日本のみなさんがベルギーに抱いているイメージは、高品質の消費財、仕事、観光、芸術という4つの要素が含まれており、また重要です。2015年10月にはブリュッセル – 東京間の直行便が再就航となったこともあり、日本のビジネス関係者、観光客にとってベルギーは非常に魅力的な国となっています。ベルギーの「チョコレートとビール」のイメージは、日本ではとても重要なブランドであり、さらに質の高いガストロノミー、工芸品、歴史と伝統の国としても捉えられています。私たちはこれまで、日本人観光客のベルギー訪問を制限したことはありませんが、ここ数年の渡航制限は観光客の来訪の妨げになってきました。現在では、すべての制限や措置が解除されています。ヨーロッパと日本を結ぶフライト便数にはまだ制約があります。これは多くの航空会社がロシア領空上空の飛行を避けているためで、ウクライナ戦争の影響が大きいと言えます。 質問:漫画『タンタン』など、両国で漫画の人気があることはよく知られております。日本ではベルギー文化のどのような点が重要だと思われますか。 ステレオタイプに対抗したいと思いつつも期待があるため、ある意味ステレオタイプを維持することになってしまいます。ベルギーといえば、チョコレート、ビール、フライドポテトなどにも代表されるように、ポジティブなイメージがあります。しかし、それ以外の側面も強調したいのです。例えば、ベルギーと日本が共有している文化的な側面には漫画が含まれます。この伝統的流れは、日本の漫画文化につながるものです。「タンタン」は、残念ながらフランスの漫画のキャラクターと間違われることもあります。他にも漫画『スマーフ』は知られているかもしれません。 しかし、それ以外にも私たちは非常に興味深い文化的側面を強調したいと考えています。ベルギー経済ミッションの期間中、京都でベルギーのアーティスト、ジャン・ミシェル・フォロンの展覧会も開催することができました。美しい絵画、彫刻、素晴らしい写真を制作するアーティストです。 また、「ベルギー文化のもう一つの大きな特徴はジャズです。サックスがベルギーで発明されたという事実がそれを物語っています。優れたジャズ・ミュージシャンが多数います。スポーツでは、サッカーベルギー代表の「赤い悪魔」も知られています。また、ベルギーはサイクリング文化でも知られています。私は日本で開催されるサイクリングイベントに数多く招かれています。そのひとつですが、さいたま市の「ツール・ド・フランス さいたまクリテリウム」はベルギー人が出場し、優勝しました。現在の自転車競技の世界チャンピオンもベルギー人です。…