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豊かな声量と美声のバリトン、村田孝高がマクベスを歌う!

シェイクスピア原作、ジュゼッペ・ヴェルディ作曲 オペラ「マクベス」上演のお知らせ 公演日: 8月26日(土) 場所: 新宿文化センター 大ホール 〒160-0022 東京都新宿区新宿6-14-1  電話:03-3350-1141 指揮: 米津俊広演出: 園江治キャスト: 合唱: 新宿オペラ合唱団演奏: 新宿オペラ管弦楽団主催: 新宿区民オペラ後援: 新宿新聞社 チケット代金: 5000円(全席自由) チケット予約: 村田孝高後援会 FAX :0557-68-1180…

第16回ヴィエニアフスキ国際ヴァイオリンコンクール優勝記念 前田妃奈 ヴァイオリン・リサイタル

昨年、ポーランドで開催された第16回ヴィエニアフスキ国際ヴァイオリンコンクールで、日本の音大生、前田妃奈がグランプリを獲得したことはまだ記憶に新しい。7月27日には、東京、紀尾井ホールで優勝記念リサイタルを開催した。期待の新人ということもあり、名ヴァイオリニストの徳永二男、音楽評論家などもコンサート会場に顔を揃えた。 前田妃奈がこのリサイタルのために選んだプログラムは以下の通り。 前田妃奈は、活き活きとした熱い表現をもって、これらのプログラムを弾きこなしていた。高校生時代から豊かな表現力が注目されている若手ヴァイオリニストだが、この優勝を期に更に成長した姿を垣間見ることができた。 現在、前田妃奈が使っているのは、2022年8月31日より日本財団から貸与されている1715年製ヴァイオリン、ストラディヴァリウス「ヨアヒム」だ。これはハンガリーの名バイオリニスト、ヨーゼフ・ヨアヒムが愛用していることでも知られている名器だ。 まだ前田とコンビをくんで1年程のストラディヴァリだが、とても相性がいいように思えた。 第16回ヘンリク・ヴィエニャフスキ国際ヴァイオリンコンクールに出場した機会に知り合ったというピアニストのグレッグ・スクロビンスキも素晴らしい演奏を披露し、若手二人による息の合った演奏にほぼ満席の会場は沸いた。 前田妃奈は今、精力的に演奏活動を行い、世界各地でコンサートを開催している。 まさに期待の大型新人だが、その素顔は天真爛漫だ。パンフレットの冒頭に記載した彼女自身によるメッセージも若々しく、また、コンサートの最後の挨拶にも前田妃奈の性格の良さが現れていた。 今から次のコンサートが待ち遠しい新人ヴァイオリニストの誕生だった。 前田 妃奈  大阪府生まれ。4歳よりヴァイオリンを始め、東京音楽大学付属高等学校を経て、東京音楽大学に特別特待奨学生として在学し、現在、小栗まち絵、原田幸一郎、神尾真由子の各氏に師事。2022年10月開催の第16回ヘンリク・ヴィエニャフスキ国際ヴァイオリンコンクール(ポーランド)優勝同時に4つの特別賞を受賞。第67回全日本学生音楽コンクール全国大会小学校の部第1位。第16回クロスターシェーンタール国際ヴァイオリンコンクール(ドイツ)14歳以下の部第1位、併せてヴィルティオーゾ賞、Forderpreisを受賞。2019年第88回日本音楽コンクール第2位及び岩谷賞(聴衆賞)。2020年第18回東京音楽コンクール弦楽部門第1位及び聴衆賞。その他、霧島国際音楽祭賞、松方ホール音楽奨励賞など、国内外のコンクール、オーディション、マスタークラスで多数の賞を受賞。11歳より、関西フィルハーモニー管弦楽団、大阪フィルハーモニー交響楽団など関西の主要オーケストラ、東京交響楽団、日本フィルハーモニー交響楽団、新日本フィルハーモニー交響楽団他とソリストとして共演。公益財団法人江副記念リクルート財団第48回奨学生。

今井信子スペシャル~傘寿記念演奏会~

世界的ビオラ奏者、今井信子の傘寿記念のコンサートが開催される。今井信子は現在、水戸室内管弦楽団メンバー、ジュネーヴ音楽院とアムステルダム音楽院の教授を務めながら、世界各国で演奏活動を行っている。 日時: 2023年8月18日(金) 19:00開演  会場: 東京サントリーホール 大ホール 出演 指揮:山田和樹 ヴィオラ:今井信子 ピアノ:伊藤恵 ヴァイオリン:竹内鴻史郎 小樽ヴィオラマスタークラスAlumni Nobuko Imai Specialオーケストラ 曲目 料金 S:9,000円  A:7,000円  B:5,000円 チケットの購入は:

奇跡の展覧会 「古代メキシコ-マヤ、アステカ、テオティワカン」東京国立博物館で開催

今年は日本とメキシコの外交関係樹立135周年になり、そうした長い良好な関係を象徴する様な素晴らしい展覧会が現在、東京国立博物館で開催されている。 メキシコの古代文明が始まったのは紀元前15世紀と考えられている。その後、スペインに侵攻によってマヤ文明が植民地化されるまでの歴史的な「文明」をこの展覧会では見ることができる。 展覧会は以下の4つの章によって構成されている。 第一章:古代メキシコへのいざない 第二章:テオティワカン 神々の都 第三章:マヤ 都市国家の興亡 第四章:アステカ テノチティトランの大神殿 メキシコの古代文明に触れてみて、一概にその感想を述べるのは余りにも難しい。しかし、あえていうのであれば、メキシコの人達は古代から自然に感謝し、神を崇め、自然の恵みによってもたらされる生活を楽しんできたのではないだろうか。 高貴な人々の石像には、豊穣の神とされるトウモロコシ神の姿を感じさせる姿で作られている。実際に、王侯貴族は子供が生まれるとトウモロコシ神に似せるために頭蓋骨を細長くするように矯正されていたらしい。この展覧会のために初めて日本に来た「赤の女王(レイテ・ロハ)」にもその雰囲気が感じられる。 「赤の女王」は、発見されたときに赤い辰砂に覆われていた為、その名前が付けられた。この女性は、おそらく埋葬された状況からも、パカル王の王妃であろうと考えられている。その姿は神々しく、女王の頭はやや細長く表現されている。初めて目にするその姿には畏敬さえも覚える。 また、多くの石偶、石碑、土器なども数多く展示されている。オルメカ様式の石偶はジャガーと人間の姿を併せ持つ。幼児にも見える顔は特徴的だが、とても可愛らしい。球技をする人の土偶は、躍動感にあふれている。食料源を多様な動植物に依存していたテオティワカンでは、そうした生活様式は土偶、土器等にも表れており、鳥形土器は、奇抜なアクセサリーを沢山つけたアヒルの形をしている。きっと古代の人達はこの土器を使うことを楽しんでいたのだろう。 メキシコは今も発展し続けている国であり、ラテンアメリカのリーダーとしての役割も担っている。それはこうした古代文明の優れたDNAを現代メキシコ人も引き継いで、常に自分たちの「文明」を創造し続けているからではないか。是非とも見ていただきたい展覧会だった。 HerseyShiga Globalでは、メルバ·プリーア駐日メキシコ大使のインタビューも掲載。そちらも併せてお読みください。

インドネシア大使館 バリ政府公認 バリ島の魅力を紹介、体験型観光をより楽しむために

日本人にとって人気の高い海外リゾートの一つは、バリ島であることは間違いない。ガルーダ・インドネシア航空は週に5便は定期就航しており、それだけ多くの日本人がバリ島を訪れている。新型コロナウィルス感染拡大が落ち着いた今年、更に多くの日本人がバリ島を訪れることが予想される。 ヘリ・アフマディ駐日インドネシア大使は、例年は同じ時期に桜が満開となる時期には、外交団のみならず、近隣の人々も招いて毎年お花見を楽しむが、今年はコロナ禍があけたこともあり、バリ島の文化を紹介することとなった。それには、今年はインドネシアと日本国交樹立65周年という記念すべき年に当たることも影響している。この記念すべき年に、両国では「One heart(心ひとつに)」をテーマとして多くのイベントが開催されている。4月3日には駐日インドネシア大使夫妻の全面的な協力により、「ワストラの物語」と題した大掛かりなイベントをインドネシア大使公邸で開催した。 バリ州政府からはこの日のためにワヤン・コスター知事とバリ・デクラナスダの会長を務めるプトゥリ・スアスティニ・コスター夫人が来日した。その他にも、産業貿易局長、地域国家手工芸品評議会 (Dekranasda)、バリ州ヌグロホ銀行インドネシア駐在員事務所長、ファッション·デザイナー、ファッションモデル、バリ出身のアーティスト等も来日した。また、バリに拠点を持つインドネシア銀行、バリ地方開発銀行、Perumudaなどの多くの企業、省庁等がスポンサーとなった。 「ワストラの物語」と題されたイベントでは、バリの工芸品の数々も披露され、バリ島の各地の結婚衣装のファッション・ショー及び、現代デザイナーによるファッション・ショーが開催された。この「ワストラの物語」は、以前フランスでも開催されたことがあり、その優雅で豪華な演出とバリ文化は深い感動をもってフランス人にも受け入れられた。また、フランスを代表するクチュールメゾンでもあるクリスチャン・ディオールは、ENDEKというバリ島の織物に感銘を受け、2021年のコレクションで使用している。 4月3日のイベントには外交団、メディア、旅行関係者などの多くが集まった。豪華な結婚衣装をまとったモデルたちの優雅な動きは大変印象的であった。また、続く現代のデザイナーによるファッションショーは、バリ島の吟遊詩人とも言うべきアーティストが演奏するリコーダーの音楽にのってモデルたちが多くの作品を紹介した。どの作品も個性豊かであり、ある作品はバリの伝統衣装を彷彿とさせ、ある作品はバリ島の新しい時代を象徴するようでもあった。 インドネシア大使夫妻は大使公邸を使ってたびたびこうした文化を体験するイベントを開催している。ここで改めて感じたことは、今、観光は大きく変化していることではないか。新型コロナウィルス感染拡大前のバリ島観光は、観光とショッピングなどがメインだった。しかし、今はバリ島を体験するという新しい時代が来ている。バリ島には豊な自然があり、食もおいしい。しかし、それ以上にバリの文化、歴史を事前に学び、よりバリを体験できる楽しみ方がこれからの観光ではないだろうか。 少し長めに滞在し、体験する。そんなバリ旅行をしてみたくなった。 【関連記事】