港区にて開催のフィリピンクリスマスコンサート、フィリピン人、区民の皆さんにクリスマスの喜びを届ける
2025年12月2日、フィリピン大使館は港区の協力のもと、港区赤坂区民センターにて恒例の「フィリピンクリスマスコンサート」を開催しました。本コンサートは今年で3回目を迎え、外交関係者、日本政府関係者、市民団体、フィリピン人コミュニティおよび地元区民の皆様が来場しました。
開会にあたり、ミレーン・ガルシア=アルバノ駐日フィリピン大使は、本コンサートについて「フィリピンおよび世界のクリスマスキャロルや、大人から子どもまで親しまれている楽曲を通じて、フィリピンのクリスマススピリットと文化をお届けしたい」と述べ、来場者にクリスマスの喜びと善意、友情の精神を感じてほしいと挨拶しました。

コンサートの中心となったのは、指揮者フィデル・G・カララン・ジュニア氏率いる、世界的に著名な混声合唱団サント・トマス大学合唱団(UST Singers)です。フィリピン独自の音楽に加え、日本の楽曲や国際的な名曲を披露し、観客を魅了しました。同合唱団は1992年に創設され、ルチアーノ・パヴァロッティ「世界の合唱団」トロフィーをアジアの団体として初めて受賞するなど、国際的に高い評価を受けています。
また、日本在住のフィリピン人アーティストであるBeverly氏はオリジナル曲「Xmas With You」を披露し、ロン・バウティスタ氏は日本のヒット曲「上を向いて歩こう」を歌唱しました。さらに、Synchoおよび港区を拠点とするヒミッグ高円寺ミュージック・ミニストリーが、フィリピン音楽やクリスマスソングを披露し、会場に温かな雰囲気をもたらしました。
司会はフィリピン人ボーカリストのブラム・パスクァル氏が務め、和やかな雰囲気の中でコンサートは進行しました。
UST Singersは、2024年に続き今年も来日し、日本各地で公演を行いました。本コンサートは、音楽を通じた文化交流の場として、フィリピンと日本の友好関係を改めて感じさせる機会となりました。
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