アルメニア、第35回独立記念日を華やかに祝う
1991年に独立したコーカサス地方にある豊かな歴史と文化の国、アルメニアは今年、独立35周年を迎えた。

アルメニアの国土は美しく、食にも恵まれ、観光にも適しているといわれる。首都エレバンはバラ色の都とさえ呼ばれ、訪れた多くの日本人観光客はその美しさに感銘を受けたという。そうしたアルメニアの魅力は最近、日本でも大きく注目されており、特にアルメニアワインの認知度は目に見えて上がってきている。

世界最古といわれるワイン造りの歴史を持つアルメニアは良質なワインの産地であり、優れたワイナリーがある。本年3月に行われたフ―デックスジャパンには、昨年の2倍に規模を拡大し、アルメニアから多くのワイナリーが参加した。昨年12月には日本アルメニア租税条約(所得に対する租税に関する二重課税の除去並びに脱税及び租税回避の防止のための日本国とアルメニア共和国との間の条約)が締結されたこともあり、アルメニアへの観光、ワインに代表される食文化を含めた両国の経済交流が一段と高まることが期待される。

アルメニアは日本とはIT関係でも密接な関係を築いてきている。昨年はアルメニア発の青少年向けIT教育拠点であるTUMOが群馬県に開設された。TUMO(ツーモ)とは、デジタルテクノロジーとクリエイティビティが融合した世界が注目する人材育成プログラムであり、こうしたアルメニアと日本の共同の取り組みにより、日本における創造的なデジタル人材の育成に大きく寄与することも期待されている。

アルメニアと日本の人々は災害と復興の記憶という極めて人道的な絆でも結ばれている。1988年、アルメニアは大地震に見舞われた。その時、日本は緊急援助などを通じて、アルメニアの復旧復興を支えた。その記憶が薄れない2011年、日本は東日本大震災に襲われる。今度は、アルメニアから心温まる支援と連帯の思いが多く寄せられ、被災した人々を励ました。「困ったときの友こそ真の友」といわれるが、アルメニアと日本はまさに真の友であり、深い友情が長期にわたって結ばれてきている。


外交関係においても、昨年は9月にニコル・パシニャン・アルメニア共和国首相が訪日し、同年中にハコブ・アルシャキャン・アルメニア共和国国民議会副議長も訪日するなど、ますます親密になってきている。

2027年、アルメニアと日本は外交関係樹立35周年を迎える。独立記念日のレセプションの冒頭、駐日アルメニア共和国特命全権大使、モニカ・シモニアン閣下は、「アルメニアはハイテクノロジーとイノベーションから再生可能エネルギー、教育、過去に至るまであらゆる分野で日本とのパートナーシップをさらに拡大し、深めていく決意を持っている。」と力強く述べた。


そうしたあらゆる面でのパートナーシップは目に見えて育ってきている。同じ価値観を持ち、民主的な改革を推し進めてきたアルメニアと日本は、さらなる友情を深めていくことだろう。

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