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音楽を人生の一部に!楽しく学べるミュージックスクール

東京インターナショナルミュージックスクールは、2022年にインターナショナルと日本のコミュニティーが交わり、一緒に音楽を楽しむ環境を築くことを目標に創立された。 東京インターナショナルミュージックスクールは、 The British School in Tokyo と連携し、スペースをリハーサルや発表会に活用している。今年度からは麻布台にオープンするブリティッシュスクールの新しいキャンパスでも複数のプログラムを行う予定だ。 ‍2023 – 2024年度 学期スケジュール‍ ‍ターム1:2023年9月23日(土)~ 2023年12月16日(土) ‍ターム2:‍2024年1月6日(土)~ 2024年3月16日(土) ‍ターム3:‍2024年4月6日(土)~ 2024年6月15日(土) 【スケジュール】 日曜日 09:30 – 11:30 ユース・オーケストラ 10:30 –…

「現代音楽×能」第10回記念公演開催

2023年11月30日(木)19:00 東京文化会館小ホール 能声楽家・青木涼子 コンサートシリーズ「現代音楽×能」第10回記念公演開催 「現代音楽 × 能」は能の声楽「謡」のために作曲された現代音楽の新曲を発表する公演で、2010年に開始しこれまでに世界20ヵ国44名の作曲1家が楽曲を提供している。本公演は第10回記念として世界初演に加え、これまでの能声楽のレパートリーより選曲し、コンサート形式で開催。 このコンサートでは今、最も活躍する女性作曲家の一人であるベルギーのアヌリース・ヴァン・パレイス、近年の活躍目覚ましいパリ在住の日本人作曲家・坂田直樹の2人に委嘱した新曲の世界初演となる。 また、2021年にベルギーのアルスムジカ音楽祭で初演した、ベルギーを代表する作曲家・クロード・ルドゥによる謡と弦楽四重奏のための「富士太鼓」の日本初演や、2022年に青木がスペイン国立管弦楽団と初演したオーケストラ曲を作曲するなど長きにわたり協働作業を行っているスペインの作曲家・ホセ・マリア・サンチェス=ベルドゥによる謡とヴァイオリンの作品「彼方なる水」も演奏する。 共演者には、ヴァイオリンの成田達輝 、周防亮介、ヴィオラの東条慧、チェロの上村文乃ら第一線で活躍する若手弦楽器奏者を迎え、「謡」と現代音楽との融合から生まれる新しい音楽を届けることを意図している。 能声楽家・青木涼子 コンサートシリーズ「現代音楽×能」第10回記念公演 日時:2023年11月30日(木) 19:00開演 (18:30開場)  場所:東京文化会館小ホール (東京都台東区上野公園5−45) プログラム: 出演: 青木涼子(能声楽)、成田達輝(ヴァイオリン)、周防亮介(ヴァイオリン)、東条慧(ヴィオラ)、上村文乃(チェロ) 主催:ensemble-no…

気軽に楽しむオペラ 真夏のラ・ボエーム 

2023年8月19日 ~オーケストラ・ノット&Teatro al Cioccolate ジョイントコンサート 新国立劇場で副指揮者を務める飯坂純を迎え、Teatro al Cioccolateの所属のソリスト・合唱とともに、プッチーニの名作・ラ・ボエームを演奏会形式で演奏。 マルチェッロには、美声のバリトン、村田孝高が登場。 日時:2023年8月19日(土)場所:ティアラこうとう大ホール指揮:飯坂 純オーケストラ:オーケストラ・ノット歌:Teatro al Cioccolateチケット:3000円(全席自由)お問い合わせ:npo.spok@gmail.com, 080-7618-6166 (髙橋) https://www.npo-ok.tokyo/

ラトビア発 革新的ピアノを紹介

有名な音楽家を輩出していることでも知られる芸術大国ラトビアから、革新的なピアノが日本に紹介された。 初上陸となったのは、クラビンス・ピアノの中でも特に人気の高いモデル「ウナ・コルダ(UnaCorda)」だ。これは、2014年ドイツの有名なミュージシャン・プロデューサーのニルス・フラムとのコラボレーションにより、64の鍵盤を持つ小型ピアノとして発表された。 数あるクラビンス・ピアノの中でも、ウナ・コルダシリーズは人気が高い。ウナ・コルダはオープンデザインとなっており、自分で音色、音量の調整も可能だ。 このピアノで特筆すべきは、響板と通常使用される鉄の鋳型の代わりにステンレスフレーム製のフレームが採用されていることだ。それによって各音がただ1本の弦で発音される。重量は70キロ程度と、従来のピアノに比べて格段に軽く、調律も簡単にできるという。 こうした新しいコンセプトを持ったピアノは、ドイツ生まれのラトビア人ピアノ製作者、デヴィッド・クラビンスによって製作された。クラビンスは最高の音色を求めてピアノを作り始め、1987年には当時最⼤のピアノの「MODEL 370」を作成している。 ⾼さ3メートル・総重量2トンという超巨⼤ピアノで、ピアニスト2階の⾼さで演奏する構造となっている。まるでパイプオルガンを思わせるような大きなピアノだが、この大型ピアノは、通常のピアノには再現できない迫力の低音や、暖かい繊細な中・高音を出すことができる。完成当時、世界最⼤のピアノとして、初のギネス記録樹立となった。 彼が日本のために製作した画期的な新型のピアノは、東京オリンピックの開催時に、ラトビア選手のホストタウンを務めた富士市でも紹介された。 「市民一人一人が主役」をキャッチフレーズに、富士市民総出で楽しむ夏の一大イベントである「富士まつり」がその好機となった。今年は富士市が東アジア文化都市に選出されていることもあり、富士まつり2023はその認証プログラムの一環として紹介された。 小型でかわいらしいピアノであることも親しみやすく、多くの子供達も実際に鍵盤に触り、その音色を味わったという。 また、駐日ラトビア大使館においてもクラビンス・ピアノは紹介された。両方の機会に、即興演奏を得意とするピアニストの坂元勝志が演奏を披露し、通常のピアノとは違う音色、独得の世界観を紹介した。 スタインウェイ、ベーゼンドルファー、ヤマハ、カワイなどの世界的ピアノメーカーが殆どのシェアを占めているのが音楽業界の現実であり、こうした新しいコンセプトのピアノが出てくることはとても珍しい。新しいピアノにより、新しい音楽が生まれてくることも期待できる。ラトビア発クラビンス・ピアノの将来に期待したい。