アフリカ・アラブ大使夫人会:日本YMCAを支援

AWAAJ(駐日アフリカ大使夫人の会)とSWAAJ(駐日アラブ大使夫人の会)が日本YMCA同盟へ、心温まる支援の気持ちと寄付を行なった。

2020年12月14日、駐日アラブ大使夫人会(SWAAJ)が公益財団法人日本YMCA同盟を訪問し、日本YMCA同盟 代表理事・総主事の田口努氏と会談を行ない、日本YMCA同盟が取り組んでいる支援、サポートへの支援として寄付を手渡した。

また、12月2日には、駐日アフリカ大使夫人会(AWAAJ)が同じく日本YMCA同盟を訪問し、田口代表理事・総主事に寄付を手渡した。その際は、日本YMCA同盟・国際賛助会会長を務める中島加津子氏も式典に出席し、両団体の交流を深めた。

田口努総主事は歓迎スピーチの中で、日本YMCA同盟の長年にわたる地域社会、地域人々のニーズに応える様々な支援を紹介し、日本YMCA同盟は、今後も人権の擁護、正義と公正の追求、そして人々が他者の苦痛と喜びを分かち合える社会を発展させる為に尽力していくことを強く強調した。

Mrs. Amira Benchérif,  President of SWAAJ and wife of Algerian Ambassador,  His Excellency Mr. Mohamed El Amine Benchérif
SWAAJの代表でアルジェリア大使夫人であるアミラ・ベンシャリフ氏(右)と日本YMCA同盟 代表理事・総主事の田口努氏

SWAAJの代表を務めるアミラ・ベンシェリフ氏(駐日アルジェリア大使モハメッド・エル・アミン・ベンシェリフ閣下のご夫人)、AWAAJ代表のナンテナン・シラ氏(駐日ギニア大使サンクン・シラ閣下のご夫人)も深い称賛を表明した。日本YMCA同盟の、弛まぬ奉仕・献身の精神を称賛した。

YMCAへの深いご理解と、各国の大使夫人の強い連帯を取りまとめたアミラ・ベンシャリフ夫人は、本国アルジェリアでは、厚生省にて障がい児支援を担当するキャリアも持つ。その他の大使夫人も、それぞれに輝かしいキャリアを持ち、外交官夫人として赴任する各国で、その国々の人々を支援する活動にも参加されてきた経験を持つ。

(以下アミラ・ベンシャリフ駐日アルジェリア大使夫人からのメッセージを抜粋)

「駐日アラブ大使夫人の会を代表いたしまして、この大変センシティブな状況下におかれましてもたゆまぬ努力と、果敢に行動されております、公益財団法人日本YMCA同盟総主事の田口努様、光永尚生様、大岩弘子様、そして全国のYMCAの方々の活動を心より祝福し、讃えたいと思います。

Mrs. Amira Benchérif,  President of SWAAJ and wife of Algerian Ambassador,  His Excellency Mr. Mohamed El Amine Benchérif
SWAAJ代表、駐日アルジェリア大使夫人のアミラ・ベンシャリフ氏(右)と日本YMCA同盟 代表理事・総主事の田口努氏

SWAAJ(駐日アラブ大使夫人の会)のメンバーと私は、障がいをお持ちのお子さんたちに対するさまざまな活動に真摯に取り組んでいらっしゃるYMCAの活動に対して、大変興味と共感を覚えております。本日は、私たちが、女性、妻、母としての立場からも、深い連帯を表明するとともに、多くの人々の協力と時間をかけられてはじめて実現するさまざまな活動への深い敬意を表したいと思います。

今回、この未曾有の未だ人類が体験せざる新型コロナウイルスというパンデミックの下、資金難によりまして、たくさんの活動やイベントのやむを得ない中止、また多くの青少年のプログラムが延期されたことを、いただいたお手紙により知りました。

わたくしどもSWAAJ(駐日アラブ大使夫人の会)はこのような危機に際して、皆さんと共にありたいと思いました。火急のささえる必要性に迫られ、少しでもお役に立てればと思い立ち上がりました。

これらすべての理由により、そばに立ち、寄り添うこと、ささやかながら貢献させていただくことをすぐに決断いたしました。このことが、貴団体の崇高な活動において、最も支援の行きづらい、弱い層である若者や弱者への支援につながり、役立てられることを心から願っております。

最後に、これからも継続的に広く社会貢献活動を行う貴団体に感謝を表するとともに、SWAAJ(駐日アラブ大使夫人の会)も迅速な、必要に応じた対応をこれからも行うことをお約束したいと思います。」

日本YMCA同盟は、SWAAJとAWAAJのご支援・ご配慮に深く感謝し、引き続き地域、支援を必要とする人々、そして日本における価値ある活動の支援を行なっていくと決意を新たにした。

関連記事:National Council of YMCAs of Japan and the Hungarian Embassy celebrating 40 years of Rubic’s Cube in Japan.

YMCAは非政府組織(NGO)であり、世界120の国と地域に約6,500万人の会員を有する。 日本のYMCAは1880年に東京で始まり、これまで全国の様々な分野で先駆的な活動を展開してきた。日本国内のYMCAには、全国35都市の200以上の拠点に14万人が参加し、学習、健康、社会問題の解決の為、様々な活動を行っている。YMCAでは、生涯学習・高等教育・健康・運動・社会福祉・地域開発などの分野での貢献、また、子ども・女性・移民・高齢者などの弱者とされる人々の声に耳を傾け、社会が必要とする支援を行なってきた。

公益財団法人日本YMCA同盟:

【住所】〒160-0003 東京都新宿区四谷本塩町2番11号

【電話・FAX】Tel 03-5367-6640  Fax 03-5367 6641

ご支援・ご寄付はこちらから: https://srv.asp-bridge.net/ymca/privacy/5

公式サイト: http://www.ymcajapan.org/
Facebook: https://www.facebook.com/fcscjapan

SWAAJ (Society of wives of Arab Ambassadors to Japan)
SWAAJ(駐日アラブ大使夫人会)と日本YMCA全国理事会事務局長・田口 勉氏

Similar Posts

  • シャングリ・ラ 東京 特製おせち

    家族を思いやるように温かくお客さまをお迎えする「シャングリ・ラ 東京」(所在地:東京都千代田区丸の内、総支配人:マティアス・スッター)は、2022年のおせち料理を販売をオンラインブティックにて開始。 「シャングリ・ラ 東京 特製おせち」には、ホテルでも好評の、イタリアン、アジアン、中華および日本料理を組み合わせたユニークな内容に別添えのスイーツが添えられている。お酒やワインと合わせて、選び抜いた食材で作られた贅沢なおせちはいかがだろうか。 【メニュー】 ~一の重~ :宮崎県産キャビアとブリニ、国産牛のローストビーフ(トリュフソース)、海老焼売、ポーク焼売、広東風チャーシュー(オレンジ蜂蜜風味)、フルーツパウンドケーキ、生月餅、スノースキン(ラズベリーローズ・ココナッツマンゴー、チョコピーカンナッツ ~二の重~ :いくら醤油漬、紅白蒲鉾、黒豆、栗甘露煮、穂先筍煮、梅人参煮、六方里芋煮、椎茸旨煮、割烹オクラ、有頭海老煮、金柑甘露煮、子持鮎甘露煮、烏賊松笠雲丹焼、わかさぎ田作り、紅鮭昆布巻、合鴨燻製、たこ煮、数の子、蛤山椒しぐれ煮、若桃甘露煮 ~別添え~ :ザ・ゴールドマカロン、チョコレート 【価格】 54,000円(税込・送料込)  ご注文方法・発送方法等の詳細はシャングリ・ラ 東京オンラインブティックより [オンラインブティック]Shangri-La Tokyo 【シャングリ・ラ 東京について】 シャングリ・ラ 東京は、シャングリ・ラ ブランドにおける日本初のホテルとして2009年3月2日に開業、東京のラグジュアリーホテルとして一流のホスピタリティを提供している。また、お客様に安心してお過ごしいただける環境を確保するための継続的な取り組みの一環として、ホテル全体で一連の安全基準と予防策を講じるとともに、従業員教育、また変わりゆく状況に対応するため感染症対策「シャングリ・ラ…

  • エンタメの次世代を育成 – 米倉リエナさん

    今回のゲストはディレクター、女優、キャスティングディレクター、通訳者、演技コーチとして多彩に活躍する米倉リエナさん。 有名キャスティングディレクター・奈良橋陽子と、プロデューサーであったジョニー野村を両親に持ち、自然とエンターテインメント業界に足を踏み込んだ米倉リエナさん。アメリカに留学し演技とディレクティングを学んだ後、現地で女優としても経験を積み、日本の女優として初めて米名門俳優養成所「アクターズ・スタジオ」の公式メンバーとなった。 Watch the video here ◆ Camino Realhttp://www.caminoreal.jp/en/ ◆ Instagramhttps://www.instagram.com/lyenayonekura/

  • レスリー・キー:世界で活躍ファッション・フォトグラファーの撮影現場

    【Eyes On Japan】チャンネル 東京のクールでスタイリッシュな「人」と「場所」をお届けする【Tokyo in Style】シリーズ。今回は、日本・ニューヨーク・アジアを中心に活動するファッション・フォトグラファー、レスリー・キーの撮影現場へ潜入。 また、ビューティー界のカリスマ、スティーブン・ヘインズ伝授する「カメラの前で輝く為の秘訣」も必見! 動画はこちらから! 【レスリー・キー】 レスリー・キーは、アジアンアート、フォトフラフィーの歴史の中で、今最も影響力のあるフォトグラファーとして知られる。彼の、夢を追い生きる姿は、日本、中国、シンガポール、韓国、東南アジアの若手アーティスト、特に学生に刺激を与え続けている。 【関連記事】: GUCCIの没入型エキシビション 「グッチ ガーデン アーキタイプ」

  • アフリカ料理を食べよう!

    セネガルの料理を紹介 「ワールドバズクッキング」 フジテレビYouTube番組「ワールドバズクッキング」でセネガル料理が紹介されている。ここで紹介されている「チェブジェン」はセネガルの国民食だ。昨年ユネスコ無形文化遺産に登録された。ゴルギ・シス駐日セネガル共和国大使、エミリー夫人、イチオシのメニューだ。 中近東アフリカ諸国の料理は日本人にはあまりなじみがない。しかし食べてみるととてもおいしく、日本人の口にあう。熱い国の食事であるため、身体にスタミナを与えてくれる。日本の暑い夏を乗り切るにはよいのではないか。 フジテレビYouTube番組「ワールドバズクッキング」では引き続き3回にわたってセネガル料理を紹介する。ぜひとも見て頂きたい。 中近東アフリカ婦人会(会長:小池那智子)は、中近東アフリカに滞在経験のある日本人女性と中近東アフリカ諸国大使館の館員夫人が中心となって構成されている。定評あるバザー等に加え、現地の味をそのままに伝える料理本もとても評価が高く、とても貴重だ。 料理本は下記のサイトから購入することもできる。https://forms.gle/8YrMs4vie8DZegXx7 中近東アフリカ婦人会中近東アフリカ婦人会 (yamaboshi.com)

  • 瀬戸内国際芸術祭開幕!

    瀬戸内芸術祭 夏の会期にオンライン内覧会を開催 香川県立ミュージアム(〒760-0030 高松市玉藻町5番5号)では、瀬戸内国際芸術祭2022参加展覧会「せとうちの大気―美術の視点」(会期:2022年8月5日(金曜日)~9月4日(日曜日)の内覧会をオンラインで開催する。 瀬戸内国際芸術祭は、2010年に第1回を開始し2022年には第5回目を迎える。今まで現代美術の世界に大きなインパクトを与えてきた瀬戸内国際芸術祭だが、香川県立ミュージアムは、第一回から芸術祭会期に合わせて特別展を開催し、瀬戸内・香川・アートの魅力を発信してきた。そして、今回はオンライン内覧会という初めての試みに挑戦する。 世界中のアートファンに、瀬戸内国際芸術祭だけでなく、地域のミュージアムの存在や活動についても知ってほしいという。 「せとうちの大気―美術の視点」は香川県出身もしくは、これまで瀬戸内を活動の拠点とした経験のある美術家や写真家、映像作家、デザイナーが美術にまつわる様々なビジョンをもって、瀬戸内をイメージした作品を制作展示する。 現代美術は社会を見つめる媒体ともとれる。我々はこうした作品を通じて、改めて生活を客観的な立場で見直すのではないか。 瀬戸内という大きな芸術祭を開催する土地は、常に生き物のように呼吸し続け、現代にまで繋がっていることを、作品を通して感じることができるはずだ。 内覧会の詳細:8月4日(木)午後6時から8月6日(土)午後6時 48時間限定公開 動画は香川県立ミュージアムのSNSを通じて発信される。 Facebook:香川県立ミュージアム Twitter:@kagawamuseum

  • グローバルで日本的なビジネス、チームを率いるカリスマシェフNOBU 松久信幸シェフ インタビュー

    世界一のシェフと呼ばれる日本人、松久信幸。世界を飛び回るこのシェフにはなかなか会えないという。幸い、ある日の午後、ホテルオークラにほど近い、日本のNOBUでお目にかかることができた。 すっきりと刈り上げた頭髪、やや日焼けした顔に真っ白なコックコートをまとってその人は現れた。70歳を超えているとは思えないエネルギッシュな歩き方と屈託のない笑顔が印象的だ。 世界の人々を癒し、虜にしてきたそのビジネスの手腕は誰もが注目するところだ。NOBUの総帥はどんな哲学をもってそのビジネスを育ててきたのだろうか。 お話しをお聴きするうちに、いつの間にかその哲学の奥深さ、トップとしての懐の深さに深い感銘を受けた。世界の人々を満足させて続ける彼のビジネスには、ファミリー的な考えがあり、古き良き日本の美学があった。 世界一のシェフと呼ばれる男はまた、世界一魅力的なビジネスマンであり日本人だった。すべてのビジネスマン、起業家に読んでもらいたい、忘れられないインタビューとなった。 質問:2020年からの新型コロナウィルス感染拡大にあっても、スピードを緩めることなくビジネスを展開していらっしゃいましたが、それはどうしてでしょうか。 松久:実際にパンデミックになった時には、ビジネスがストップしたところはあります。現実に、ノブのハワイは締めざるを得なくなりました。その他にもいくつか一時的締めたレストランなどはあります。しかし、新型コロナウィルス感染拡大になる前から、我々のプロジェクトは立ち上がっていました。それは、「はい、やります」と言って出来るものではありません。何年も前からそういった話がありましたし、それで新型コロナ感染拡大中でもそのプロジェクトが進んでいたということです。 ですので、実際にパンデミックの最中でも、ワルシャワ、ロンドン、シカゴ、シドニーなどのいくつかのホテルとレストランが、新型コロナ感染拡大という状況にもかかわらずオープンしています。 確かに苦しいという時期もありましたけれども、ある意味、そういう中で新しいホテル、レストランが開店できたということは、僕としては非常にラッキーだったと思っています。これは決して当たり前ではありません。色んな被害が出ていますし、そうした被害にあわれた方もいらっしゃいます。倒産した会社も現実には沢山あります。そんな状況にあっても、現実にやりつづけてこられたというのは、やはりチーム力があったからではないでしょうか。「チーム力」というのが、僕にとっては大きな力になっていると思います。 質問:「チーム力」とは、創業当時から基本としていらしたのでしょうか。 松久:そうですね。当社のコンセプトでしょうか。当社は、本当に最初は小さなところから始めました。いうなれば、パパママビジネスみたいな、ファミリーのビジネスでした。 僕の原点である「Matsuhisa」は1987年に開店しました。最初のNOBUは1994年に開店しています。その当時から、お客さんに喜んでいただくということと、チームによって一つのビジネスを広げていくことを目指していました。 チームというのは、最初はチームではないものです。それが新しいジェネレーション、次の世代が出てくるときに、チームになって行くのでしょう。たとえば、ファミリーであれば、親は息子·娘を教育し、さらに息子·娘は妹弟を教育する。そうすれば、新しいビジネスですから、新しく参加してきた人たちが、育って行きます。 最初はNOBUでウェイターの仕事をしていた人が、今はNOBUのCOOになっている。チームの大切さとは、NOBUの中で育った人間が、今は幹部候補生になっているということにあります。それが一番の強みだろうと思っています。 質問:それは日本的な組織の作り方の一番の強みといえるのではないでしょうか。 松久:そうですね。僕はやっぱり日本人なので、そういうところを大事にしていますね。それとやはりチームを大事にしていって、チームのコミュニケーションが大事だと思います。 質問:チームというのは全てご自分で統括していらっしゃるのでしょうか。 松久:いや、今はもうそんなことは無理です。ですから、たとえばここにいる小林君は、もう21年間NOBUに勤務しており、現在はNOBU東京のGMを務めています。また、アジアにある店舗なども統括しています。シンガポール、フィリピン、マレーシアにも管理する範囲は及んでいます。来月は、オーストラリアに三軒の店舗があるのですが、そこに彼を連れて行って、そこからまたビジネスが広がっていくということになります。ですので、来月は、彼はシドニー、メルボルン、パース、クアラルンプール、シンガポールをずっと回る予定です。もちろん、僕も一緒に回ります。 昔はいつもそうしてやっていたのです。ですが、今はチャンスを与えられた人が次の扉を開けて、次のステップに行くというやり方になってきています。小林君もNOBUコーポレーションのCOO田原君もウェイターからキャリアを始め、初めて会社のトップに登った人達です。シェフでもアジアやヨーロッパのコーポレートシェフ、アメリカのコーポレートシェフも、昔からNOBUで育った人であり、その人たちが責任をもってビジネスを展開し、なおかつ次の世代を育てています。 質問:そうした積み重ねがあってこそ、新型コロナ感染拡大にも関わらず、ビジネスを維持できたのではないでしょうか。 松久:そうですね。乗り切れたのはチームの努力だと思います。しかし、チームというものは確かに大事ですけれども、必ずいいチームがトップになるかと言えば、それは必ずしも「そうだ」とは言い切れないですね。それはなぜかというと、確かに会社の組織としてのチームは大事です。いいチームを持つということは、会社にとっても宝だとは思うけれども、一人ひとりは人間です。今まで僕は何度も見てきていますが、チームの中にあって、自分が統括する立場になったとします。それは今まではその人の努力です。ですが、そこで勘違いをして脱落していった人間もいるのです。 ですから、僕はいつも若い人たちに、「もらったチャンスを掴むのはあなたですよ」と言います。我々は、「チャンスを君たちに与える」というか、ドアを開ける鍵までを渡すことはできます。ですが、いいチームはできましたが、チームリーダーの中には、それを勘違いしてしまって、せっかく掴んだチャンスを逃してしまうこともあります。もったいないです…。…