夏休みに行きたい美術展(1)

夏休みに行きたい美術展(1)

ムーミンコミックス展開催駐日フィンランド大使館所蔵 貴重な作品、フィギュアも同時に展示公開東京富士美術館 〒192-0016 東京都八王子市谷野町492-1TEL: 042-691-4511FAX: 042-691-4623 https://www.fujibi.or.jp/ 東京富士美術館(館長 五木田聡)では6月18日からムーミン童話の原作者トーベ・ヤンソンによるムーミンコミックス展を開催している。初日、午前中に行われた開会式には、地元の小学生を招待し、子どもたちも交えたほほえましいテープカットも行われた。 世界中で人気のムーミンコミックスは1947年にスタート。1954年イギリスの「イブニング・ニューズ」紙で連載がトーべ・ヤンソンによって開始され、後に弟ラルスの協力を得て20年以上、掲載された。 トーべ・ヤンソンが生み出した世界的なキャラクター、ムーミンはこのコミックスによって世界に知られるようになったといっても過言ではない。しかし、このコミックスを続けるためには弟、ラルスの大きな貢献があった。ラルスは考えに行き詰まった姉トーべを助け、スウェーデン語を英語に翻訳していく。トーべはラルスを信頼し、難しいムーミンの描き方を詳細に指導する。最終的にはラルスがこのムーミンコミックスの著者となったが、この事実は意外に知られていない。 この展覧会では、日本語未翻訳となっているストーリーやコミックスだけに登場する個性的なキャラクターの設定画やスケッチ、原画など日本初公開となる280余点を紹介している。数多くの原画からは、画面の取り方などの工夫、キャラクターの表情、歴史、神話に基づいたストーリー作成など、作者の意図と苦労さえも読み取れる。内容は時にシニカルであり、今も色あせてはいない。「かわいいキャラクター」の展覧会ではなく、むしろ、大人が楽しめる展覧会だ。 このムーミンコミックス展最後をかざる東京富士美術館での開催には、特別に駐日フィンランド大使館から貴重なムーミンに関する版画4点、フィギュア3点が貸し出された。 特別展示されている4枚のムーミンイラスト(複製)は、タンペレ美術館ムーミン谷美術館(現在のムーミン美術館)から贈られ、日本にある大使公邸に飾られていた。現在のオルパナ駐日フィンランド大使もこの作品を愛し、手元に置いていたと聞く。ミイ、スナフキン、ムーミンママのフィギュアは、長く日本の大使館に飾られていたものだ。特にアラビア社が作成したムーミンママのフィギュアは、制作年代が古く、現在はなかなか見ることができない。その愛らしい姿を是非とも見ていただきたい。

〜TICAD8に向けて〜チュニジア デー in 横浜開催!

〜TICAD8に向けて〜チュニジア デー in 横浜開催!

チュニジアは今年、ホスト国としてTICAD8(アフリカ開発会議)を開催する。横浜市もまた、過去3回、TICAD(アフリカ開発会議)の開催地となり、アフリカ諸国との連携も強く、「アフリカにいちばん近い都市」としても知られている。中でも横浜市とチュニジアはより親密な関係を築いており、東京2020オリンピックパラリンピックでは、チュニジアチームは横浜で事前キャンプを行った。また、エルーミ大使夫妻もたびたび横浜市を訪れており、小学校でもワークショップなど、市民とのふれあいの機会も多い。 TICAD8開催を前に、6月13日~16日まで、横浜市役所アトリウムを開催場所として、チュニジアの魅力を発信するイベントを開催した。 6月14日には、モハメッド・エルーミ駐日チュニジア共和国大使が横浜市を訪問し、山中竹春横浜市長とオープニング・セレモニーを行った。 イベントでは、オリーブオイルやクスクス、ワインやハリッサ(香辛料のペースト)等チュニジア食材の販売、ガラス工芸品やクラフト等の物産展が行われ、テイクアウトのお弁当はお昼過ぎには完売した。オリーブオイルやトマトといった食材が使われるチュニジア料理は、日本ではまだ馴染みがないが、日本人の口に合う。 また、バイオリニスト二名によるチュニジア音楽のミニコンサートも開催された。 6月13日~16日には写真展が開催され、スターウォーズをはじめ、多くのハリウッド映画のロケ地になったチュニジアの風景を中心とした写真が多くの人々を魅了した。 オープニング·セレモニーが行われた6月14日は、カタール・ワールドカップ(W杯)に向けた強化試合「キリンカップ2022」でチュニジア対日本の決勝戦が行われるため、エルーミ駐日チュニジア大使は横浜から大阪・パナソニックスタジアム吹田に向った。大使の応援も得て、チュニジアは3-0で日本に勝利し、優勝した。 【関連記事】 チュニジアの独立66周年を祝って チュニジア大使公邸にてコンサート 東京富士美術館:上村松園・松篁・淳之 三代展

カラフルな世界 カラフルガラコンサート開催のお知らせ

カラフルな世界 カラフルガラコンサート開催のお知らせ

ピアノ、フルート、ソプラノ、テノール、バレエの楽しみ 7月29日(金)18:00開演 場所:綱町三井倶楽部三井 迎賓館  別館大食堂 港区三田2-3-74時から日本庭園、館内入場可能 綱町三井クラブは、広大な敷地の9割が庭園という都会のオアシス。明治時代に東京帝国大学で教鞭をとったお雇い外国人ジョサイア・コンドルの設計による迎賓館には、多くの美術品が展示されている。 出演:ピアノ:木曽真奈美(特別出演)    フルート:綱川泰典   テノール:榛葉昌寛(特別ゲスト)   ソプラノ:川端みき   バレエ:亀田直子 プログラム(予定):  ・グノー:「ロミオとジュリエット」より、ジュリエットのワルツ、私は夢に生きたい・サンサーンス:瀕死の白鳥 ・モンティ:チャールダーシュ ・ララ:グラナダ・ヴェルディ:歌劇『椿姫』より 乾杯の歌 ・ハチャトリアン:剣の舞、他 参加費:23,000円(フルコースディナー、乾杯のシャンパーニュ込み) ノンアルコールをご希望の方は、シャンパーニュの代わりにノンアルコールドリンク2杯チケットを用意。 ドレスコード:テーマは「カラフル」正装(着物、ドレス)など 申込み先:kkawashima@cssimc.com (メールでの申し込み要)090-3576-0075 担当:川島主催: K & Associates International、 NPOちきゅう市民クラブ

フラメンコ × カタックダンス公演 – 日本のフラメンコ界をリードする永田健が新たなダンスに挑戦

フラメンコ × カタックダンス公演 – 日本のフラメンコ界をリードする永田健が新たなダンスに挑戦

フラメンコの起源はインド北部のジプシーにあり、裸足でステップを刻む北インド舞踊カタックダンスの影響を受けていると言われている。さらにインドのシタールが形を変えて伝わった琵琶も交えたコラボライブを開催。 【イベント詳細】 会場:シルクロード カフェ公演日時:2022年7月10日(日) 開場:17時開演:18時入場料:5000円(ワンフード&ワンドリンク付き) 【配信視聴】 18時開演(同時配信)配信期間:7月10日(日)〜7月24日(日)24時まで配信視聴料:2000円 出演 〈カタック〉 踊り:サトウ雅子、MIYABIカタックダンスアカデミー(松波ひとみ 由井園子)音楽:吉田こうき、立岩潤三 〈フラメンコ〉 踊り:永田健、FLESPON(学生フラメンコ連盟)現役生+卒業生(池内亜美  山口千晶  加藤睦) 音楽:須田隆久、大山勇実、坂本弘輝

ペルー大使館イベント

変化する時代に。お疲れ様と初めまして

この度、ペルー大使館では、マリタ・プエルタス参事官とアンドレス・レイナ副総領事が日本を離れることになり、マヌエル・ゴンサレス公使が着任し、そのお別れ&歓迎会がロベルト・セミナリオ大使によって開催され、親交の深い人々がペルー大使館に集まった。 3人の外交官を代表し、プエルタス参事官が英語と日本語で感謝の意をのべた。極東の日本に赴任することは不安を伴っていたという。しかし、日本に着任後、日本人のやさしさ、あたたかさに触れて、心が安らいだといううれしいコメントがあった。 今、ペルーと日本の関係はより強くなり、また大きく変化している。ペルーは日本人移民が初めて移り住んだ南米の国であり、日系の大統領も生み出している。しかし、今、ペルーは日本人が求めている「特別な物」を多く産出している国家としても知られるようになった。 ペルーには特別なコーヒーがある。それは小規模農家が育てたブティック・コーヒーだ。農家によって味が違う。その多様な味わいと香は芸術品ともいえる。この貴重なコーヒーが、日本で味わえるようにもなっている。 また、ペルーはスーパーフードの産出国としても世界的に知られている。「奇跡の食材」と呼ばれるキヌアをはじめ、日本にはまだ紹介されていないようなスーパーフードがペルーには溢れている。たとえば、ペルーには親指程の小さなアボカド、一粒直径2センチほどもある大きなブルーベリーなどもある。いずれもスーパーフードであり、栄養価が高く、見た目にも美しく、目を引く。今、世界の健康志向の人々の多くがペルーに注目している。日本もまたその一つだ。 ペルーからの輸出などの変化が多い時期に駐在した外交官の努力の甲斐もあり、両国の間に大きな成果をもたらすことになった。あらためて今回、駐在を終える3名の外交官の貢献に御礼を申し上げ、今後の更なる活動を祈りたい。 ペルーのブティックコーヒーについてhttps://www.ejcra.org/column/ca_141.html ペルーのスーパーフードについてSuperfoods Perú | Superfoods Peru International 在日ペルー大使館ソーシャルメディアInstagram Twitter  Facebook 【関連記事】 ようこそ!新任ペルー大使が語る「ペルーの本当の魅力」とは? 個性豊かなオーガニックコーヒーを日本へ 日本ラテンアメリカカリブ振興協会:タパス ・ パーティー開催 ラテンアメリカ·カリブ振興協会

『ヘレンド工房の魅力を紐解く』惜しまれながら閉会

『ヘレンド工房の魅力を紐解く』惜しまれながら閉会

ハンガリー文化センターは小規模ながら、とても深く掘り下げたハンガリー文化の紹介に定評がある。世界の名窯として知られるヘレンドを、絵付けの段階から紹介したこの展覧会は、今までにない試みであり、多くのヘレンド、洋食器のファンが訪れた。 リンク:『へレンド工房の魅力を紐解く』 イベント詳細 展覧会の終了を翌日に控えた5月25日、パラノビチ·ノルベルト大使(ハンガリーは日本と同じように姓が最初にくる)と夫人が来訪し、お客様に改めてヘレンドの魅力をお伝えした。 この展覧会は惜しまれながら5月26日で終了したが、6月1日からは新たな展覧会「人生で一度乗ってみたい『ハンガリー鉄道』~親子で楽しめる鉄道展~を開催。新たなハンガリーの魅力に出会うことができる。 『ハンガリー鉄道』~親子で楽しめる鉄道展~ イベント詳細 【関連記事】 ハンガリー建国記念日イベント ハンガリー・フェスティバル2021開催 リスト·ハンガリー文化センターで開催中 リスト・インスティテュート ハンガリー文化センター東京 HP 駐日ハンガリー大使館 公式HP

名建築家によるデザインの大使館で文化交流会開催

名建築家によるデザインの大使館で文化交流会開催

この度、クウェート大使館において、アラブ、ヨーロッパ、アジアの文化を楽しむ文化交流会が開催された。 このイベントを企画したのはハサン·モハメッド·ザマーン·クウェート大使のマナル夫人。マナル夫人は、文化、芸術に造詣が深く、色々な素晴らしい文化交流会を今までも開催してきた。 この文化交流会では、辻星野(株式会社京鐘取締役)の尽力により、イタリア人デザイナ―による日本のサンゴなどを使った帯どめ、イタリアのジュエリー、着物、打掛なども紹介された。 外国人には、黒留袖、帯などをリフォームしたドレスなどもとても人気が高く、自分でデザインし作る人達も多い。この文化交流会では、北爪由紀夫元カタール日本大使の北爪裕子夫人が着物とその歴史、柄、格式を訪れた外国人に熱心に説明、日本文化の理解につなげた。 マナル夫人が心を尽くしたアラビア風のティータイムも準備され、参加者は日本ではなかなか味わえない本格的なアラブのお料理とお菓子を楽しんだ。 また、クウェート大使館は日本が世界に誇る名建築家、丹下健三によって設計されたことでも知られる。この度の文化交流会は、建物をじっくり見るだけでも大きな価値がある。空間の美、装飾などに丹下健三の設計による「建築の美」が施され、本当に素晴らしい。 ザマーン駐日クウェート大使は、大使館の建物が持つ価値、歴史的な意味を非常に尊重し、この素晴らしい建物を大切に保存しようとしている。 在日クウェート大使館HP 【関連記事】 アラブ・フード・バザールでガザ支援

前駐日エクアドル大使 インタビュー:赤道にちなんで名付けられた国、エクアドル。その魅力を語る。

前駐日エクアドル大使 インタビュー:赤道にちなんで名付けられた国、エクアドル。その魅力を語る。

注)バルベリス前駐日エクアドル大使は2022年4月11日に離日 この度、帰国を間近に控えた前駐日エクアドル共和国特命全権大使のハイメ・バルベリス閣下へのインタビューを行った。このインタビューを通して、エクアドルという美しい自然の中心地と言える国と、日本とエクアドルの関係の長さについて理解を深めることができた。また、ハイメ・バルベリス大使は両国間の貿易における重要な分野、観光を促進する必要性、エクアドルという国名が赤道にちなんで名付けられた理由についても語っている。 ハイメ・バルベリス大使は、2017年3月に駐日エクアドル大使に就任。2022年にはエクアドルのミッションのトップとしての5年目を迎えた。駐日大使就任以前は、2010年から2015年まではハンガリーに特命全権大使として駐在し、2004年から2005年までは米州機構のエクアドル常駐代表を務めた。2001年から2004年にはドイツのハンブルク総領事館勤務など、重要なミッションに関わってきている。また、キャリアの開始は1979年で、オーストリアのエクアドル大使館、1982年から1985年までウィーンの国連事務局へのエクアドル常駐代表の二等書記官、一等書記官なども経験したベテラン外交官だ 外務省での仕事ではその他に、2015年にキトの国連システム部門の大使を務め、2016年から2017年までは北米とヨーロッパの担当次官も務めている。 Q:エクアドルの首都、キトの市街は自然の中心地としてユネスコの世界文化遺産に認定されていますね。エクアドルは地理的には太陽に最も近い地点でもあるそうですね。 チンボラソと呼ばれているエクアドルの山脈は、科学的な情報によれば、地球の中心からこの山の頂上までの測定した場合、世界最高峰となるそうです。 エクアドルのいくつかの地域、特に南部の都市、クエンカは、外国人駐在員が住むのにとても良い場所と言われています。気候に恵まれ、食べ物もおいしく、よいサービスも受けられることに外国人は楽しさを見出しているのでしょう。 エクアドルではATMで米ドルを引き出せることもあって、とても便利です。 2000年に自国通貨として米ドルを採用しました。これはインフレに直面し、その課題に沿った判断をした結果です。エクアドル政府は物価を安定させるため、米ドルを採用することを決定しました。また、エクアドル政府の主要な優先事項の1つには投資の誘致があるため、米ドルの採用は観光と投資の両方にとって便利且つ好都合であったということもあります。エクアドル経済は、こうしたドル化によってより簡単になりました。経済政策を実施するために国が必要とする最重要課題の一つは、もちろん通貨の安定にありますから。 Q:日本での任期を終えて、エクアドルに帰国なさいますね。 はい、キャリア外交官ですので、通常は海外で5年間に亘る任務が与えられます。 その後は2〜3年間はエクアドルの外務省本省に戻り、その後、別の任務が与えられます。 これがエクアドルの外交官としてのキャリアの仕組みです。 日本での任期の5年間は終了いたしますので、すぐに帰国いたします。 Q:日本でのご経験はいかがでしたか。 政治的、経済的、文化的など、多くの分野において、エクアドルと日本の関係を促進するために働くことができたことは大切な経験となりました。私と妻、そして大使館の職員は、ここで達成できたことに大変満足しています。 それにとても興味深いことが多かったです。 新型コロナ感染のパンデミックが起きる前に、私たちは任期の最初の3年間を日本で過ごしていました。その後の2年間は、さまざまな状況で暮らしました。 しかし、それでもエクアドルと日本の二国間関係のために努力し、その関係をより勧めていくことができました。 Q:駐在なさった5年間には、どの業界に主な焦点を当てていらしたのでしょうか。農業ですか、それともエネルギーなどでしょうか? 過去5年間、私たちの主たる焦点となったのは、日本でより多くのみなさまにエクアドルについて知っていただくことでした。ご存知のように、エクアドルは日本社会において、少しずつ知名度を上げています。 私たちは、経済だけにとどまることなく、政治的な接触もいたしました。異なる政治的区分間であっても、より多くの相互作用もたらすために促進を心がけてきました。経済は最重要だと思います。日本とエクアドルの間の貿易の規模は、私たちが望むほど大きくはありませんが、今後、より大きな可能性があると信じています。貿易はこの5年間の優先事項でありました。また、投資を呼び込むことも大変重要であるため、日本企業は様々な分野でのエクアドルへの投資を検討するよう説得いたして参りました。 また、非常に重要だと考えている分野の1つはエネルギーです。しかし、最も成長している分野と言えば、やはり農業でしょう。 日本市場で見かけることができるエクアドル産の農産物のほとんどは、日本とエクアドルの投資の一部でもあります。たとえば、ブロッコリーはエクアドルから来ていますが、一部の生産および流通会社はエクアドル人またはエクアドルの関係を含んだ形をとっています。他の会社は日本企業でもあります。そのような農産物は日本市場向けに生産されています。バナナもエクアドルから日本に輸出される重要な商品です。その他の輸出製品には、エビ、カカオ、カカオの副産物、花、その他の食品が含まれます。 また、エクアドルは再生可能エネルギー資源に関心があり、過去15年間、水力発電エネルギーの生産に大きな重点を置いてきました。これは、エクアドルの地理的立地条件によって、大量の水資源が確保·提供できることがあります。よってエクアドル全土に水力発電施設の建設をすることの容認につながっています。 日本とは別の種類のエネルギーを推進しています。国際協力機構(JICA)の協力を得て、地熱発電の研究を行っています。ただし、これには時間がかかることでしょう。 駐日エクアドル大使館の目標の1つは、環太平洋パートナーシップに関する包括的及び先進的な協定(CPTTP)に参加が可能となることにもあります。エクアドルをこの協定の一部としてみなすよう正式に要請しました。しかし、まだ私たちと同じ状況にある国はたくさんあります。 私たちは、新製品のいくつかを紹介するため、日本の当局と協力してきました。日本市場に参入している商品は高く評価されています。そうした製品の中で主要なものの1つは、カカオです。これはショコラティエに高く評価されています。カカオの生産者の多くは、エクアドルのカカオのみを扱っている店とコラボレーションしています。先ほどからお伝えしている通り、農業分野はエクアドルでは最も重要な分野の1つです。この分野でのさらなる進歩が見られることを期待しています。例えばですが、エクアドルのマンゴーを日本市場に投入するための取り組みもあり、10年以上前からのパイプラインとなっています。 Q:エクアドルの歴史と日本の友情について少し教えていただけますか。両国の関係のマイルストーンとなるような画期的なこととは何でしょうか?…

南條俊輔フランソワ「夢のアルゴリズム」

南條俊輔フランソワ「夢のアルゴリズム」

時代を反映する表現 もう一つの世界への入り口を求めて南條俊輔フランソワ 「夢のアルゴリズム」2022年6月4日 [土] – 25日 [土] 現在、小山登美夫ギャラリー天王洲で開催中の南條俊輔フランソワの個展。ヨーロッパとアジアを行き来しながら育んだこのアーティストの感性を垣間見ることができる。彼は、だれもが「もう一つの世界への入り口」を求めること気づいている。それは確かに人類の夢でもある。その見果てぬ夢に対する、若いアーティストの理解と多彩な表現がこの個展には存在していた。 「サンテグジュペリの逃亡」 この作品は、1944年7月31日に行方が分からなくなった星の王子様の作者、サンテグジュペリの伝説に基づく。サンテグジュペリの行方は様々な都市伝説となり、その一つには憧れの地を見つけたという説がある。南條はその説にインスピレーションを受け、憧れの地にむかって逃亡したサンテグジュペリの飛行機を描いた。 「騎士団長を探す」 日本で生まれ、フランスなどでも教育を受け、現在はベルギーに在住。8月からはベトナムに活動の本拠地を移すという南條俊輔フランソワ。彼は村上春樹の作品にもインスピレーションを受けている。この作品の中で、主人公は森の中で奇妙な穴を見つけるに変更。それは異次元に繋がる穴であった。その「穴」を南條は現実と夢の世界の間を行き来するための装置であり、彼自身の中ではアート、文学と同じ機能を果たしているという。人は誰もが現実と空想の間を行き来するという夢を持っている。その装置がこの作品には潜んでいる。 「飛行石」 天空の城ラピュタには飛行石という空を飛ばすことができる物体が出てくる。石、鉱物には謎も多いし、批判の対象となることもある。南條俊輔フランソワはあえて石を人工的に、絵画に現れるようなカラフルな物体に形成。季節によって変色する「時間を刻む鉱物」としての意味を持たせている。 「The Infinite Landscape」 カメラマンとしても活動している南條俊輔フランソワ。架空のランドスケープが時間と共に変化するというデジタルアートも制作。一見写実に見えるが、リアルタイムで生成されるランドスケープは変化し続ける。これは人がデジタル媒体を現実に近づけようとする苦悩を表しているという。彼が作り出す架空の世界感を味わえる。 本展を通して、南條俊輔フランソワが訴えたかったこととは何だろうか。彼はこの展覧会の意向について以下のようにコメントしている。「村上春樹、デヴィッド·リンチ、荘子の夢、コジマスタジオのゲーム作品などに描かれた世界感の中には、必ずある種の異変、空白、異次元への入り口が裂け目のように生じてきます。そのような隙間は、フーコーのいうヘテロトピア、ハキム·ベイの指摘するTAZ(Temporary Autonomous Zone)と重なるような意味を持っているのではないでしょうか。それはメタバースの様に、もう一つの世界への入り口でもあるのです。その隙間で生じる物語性に興味を持ち、影響しながら制作した作品です。」 「夢のアルゴリズム」と題されたこの個展のテーマに共通するものは「人」だという。アートのメッセージは世代、国境、文化を超えて変わるものではあるものの、その到着地点は「人」でしかないと、作家である南條俊輔フランソワは語っている。「人」を中心に渦を巻き、流れを作り、歴史を築いている中、南條俊輔フランソワはアートというメディアを用いて、一瞬でも「人」の足を止めさせ、「夢」をこの個展で表現している。 今年8月からはベトナムに活動の中心を移すという。アジアというヨーロッパとはまた違った宗教観、人生観を持つ世界に身を置くことで、彼はさらに「もう一つの入り口」を探し出し、表現していくことだろう。 南條俊輔フランソワ 「夢のアルゴリズム」…

アフリカ料理を食べよう!

アフリカ料理を食べよう!

セネガルの料理を紹介 「ワールドバズクッキング」 フジテレビYouTube番組「ワールドバズクッキング」でセネガル料理が紹介されている。ここで紹介されている「チェブジェン」はセネガルの国民食だ。昨年ユネスコ無形文化遺産に登録された。ゴルギ・シス駐日セネガル共和国大使、エミリー夫人、イチオシのメニューだ。 中近東アフリカ諸国の料理は日本人にはあまりなじみがない。しかし食べてみるととてもおいしく、日本人の口にあう。熱い国の食事であるため、身体にスタミナを与えてくれる。日本の暑い夏を乗り切るにはよいのではないか。 フジテレビYouTube番組「ワールドバズクッキング」では引き続き3回にわたってセネガル料理を紹介する。ぜひとも見て頂きたい。 中近東アフリカ婦人会(会長:小池那智子)は、中近東アフリカに滞在経験のある日本人女性と中近東アフリカ諸国大使館の館員夫人が中心となって構成されている。定評あるバザー等に加え、現地の味をそのままに伝える料理本もとても評価が高く、とても貴重だ。 料理本は下記のサイトから購入することもできる。https://forms.gle/8YrMs4vie8DZegXx7 中近東アフリカ婦人会中近東アフリカ婦人会 (yamaboshi.com)

ボテロ展 ふくよかな魔法 現在開催中

ボテロ展 ふくよかな魔法 現在開催中

コロンビアが生んだ現代美術の巨匠、フェルナンド·ボテロ。その人生とアートへの取り組みを描いた映画「ボテロ」も世界各国でヒットする中、日本国内では26年ぶりの大規模絵画展が、現在、渋谷のBunkamura ザ・ミュージアムで開催されている。 今回の展覧会は、ボテロ本人の監修によるものだ。初期の作品から、2000年代に制作された油彩、水彩・素描作品など、合計70点が出展されている。そのうちの殆どが日本初公開だ。 この展覧会は、6つの章から構成されている。 「第一章初期作品」では、まだふくよかではない人物画も見ることができる。 「第二章 静物」では、なぜボテロがボテリズムと呼ばれるボリュームのある作風を始めたかのきっかけを知ることができる。 「第三章 信仰」はボテロが故郷メデジンで出会った聖職者の姿がユーモアと風刺をもって描かれている。 「第四章 ラテンアメリカの世界」では、ボテロが生まれ育ったラテンアメリカの暮らしを背景に、人々の姿を淡々と描いている。 「第五章 サーカス」はメキシコで出会ったサーカスと生活を共にし、そこに生きる人々の姿が描かれている。人々が楽しみにしているサーカス。しかしその演者たちには、何も表情はない。 「第六章 変容する名画」ではボテロに影響を与えてきたベラスケス、ピエロ・デラ・フランチェスカ、ヤン・ファン・エイク、アングルなどの代表作が、ボテロ流に描かれている。今回日本初出展となった「モナリザの横顔」も含まれる。この章は印象的だ。特にヤン·ファン·エイクの名作「アルノルフィーニ夫妻」は、ボテロ流にふくよかに描かれ、さらにオリジナルには描かれている凸面鏡の中の結婚の証人である画家とその弟子は省かれている。鏡に映っているのは半開きのドアと、それを見つめる「アルノルフィーニ夫妻」の後ろ姿だけだ。これは何をしているのだろう。 ボテロの作品はふくよかであることはよく知られている。しかし、どの作品野登場人物にもまったく表情がないということは意外に知られていない。どの人物も淡々とした表情をしている。これはボテロから「見る側」へのメッセージではないか。 ボテロは「芸術とは、同じことであっても、異なる方法で表す可能性である」とコメントしている。見る側もその作品についてどういう思いを抱くか。 ボテロのメッセージを心に抱いて、真剣に向き合うと非常に面白い。 誰もが「ボテロのふくよかな魔法」にかかってしまう。 展覧会公式サイトはこちらから 【関連記事】 映画『フェルナンド・ボテロ 豊満な人生』を観に行こう! 南條俊輔フランソワ「夢のアルゴリズム」 個展「A Quiet Sun」メゾンエルメスにて開催

渋谷でイタリアンフェスティバル開催

渋谷でイタリアンフェスティバル開催

イタリア商工会議所の主催により、5月21日(土) 22日(日) 10時〜20時、SHIBUYA STREAM Hallでイタリアンフェスが開催された。 イタリアを代表する大手企業が参加したこのフェスティバルでは多角的にイタリアの文化を見て、楽しむことができた。 その中でも、「イタリアン・グルメ・ギャラリー」ではイタリア20州の郷土料理を味わうことができた。それぞれの地方を代表するイタリアンのトップシェフ達が作った料理は素晴らしく、まさにこのイベントでしか体験できない「イタリアの味覚の旅行」だ。 イタリアの食は本当に素晴らしい。このフェスでは、バルサミコ酢、バスタからお菓子まで、イタリアの食が幅広く紹介された。ここで特筆すべきことは、どれもがとても美しいパッケージを持っていることだ。おいしいだけではなく、美しく、生活に癒しを与えるのがイタリアの食だと感じた。 コロナ禍も一段落し、海外旅行が可能となりつつあるこの時期に、このフェスでは「イタリアを訪れたい人達」のためにガイド付きスペシャルツアーも準備。ヴェネツィア、ローマなどイタリアの有名な観光地だけでなく、秘密のスポットもこっそり紹介している。 素敵な国、イタリア!美食と優れたデザインを楽しみ、日本にいながら美しいイタリアも楽しめた。 「Italia, amore mio!2022 (イタリア、アモーレ・ミオ!2022)」イベントHP 在日イタリア商工会議所 公式HP イタリア政府観光局 公式HP 【関連記事】 駐日イタリア大使公邸にてハウスコンサート開催 【独占取材】ジローラモ流「成功のつかみ方」とは イタリア大使館 チャリティバザー

ザ・ペニンシュラ東京ステーキ&グリル「Peter」

ザ・ペニンシュラ東京 〜 Live Jazzの優雅な夜

ザ・ペニンシュラ東京のステーキ&グリルレストラン”Peter”と、”Peterバー”では、ニューヨークの“Blue Note”を本店に持つジャズ・クラブ、ブルーノート東京のサポートで、毎月1回、ディナータイムに日本の新鋭アーティストの生演奏を堪能しながら、お食事やカクテルを楽しめる『Peter センターステージ supported by ブルーノート東京』を開催。 第3回目となる6月9日(木)のゲストは、ピアニスト持山翔子氏とベーシスト小山尚希氏によるユニットm.s.t. (Make the Scenery Tune~景色に音を~)。クラシックをベースにした独自のアレンジで、ジャズスタンダードや映画音楽なども演奏するお二人の、”日常の小さな出来事”をテーマにしたオリジナル曲の生演奏を披露。 ホテル24階にある”Peter”の繊細なお食事と本格ライブミュージックで、ラグジュアリーで優雅なディナーのひとときはいかがだろうか。 【イベント詳細】 日程: 2022年6月9日(木) ※毎月1回を予定、7月以降は調整中 時間: 3セッション 19:30-19:50 / 20:20-20:40 / 21:10-21:30   料金: ミュージックチャージ2,800円  【お問合せ】 ザ・ペニンシュラ東京 ステーキ&グリル「Peter」…

駐日イタリア大使公邸にてハウスコンサート開催

駐日イタリア大使公邸にてハウスコンサート開催

2022年5月9日、ジャンルイジ・ベネデッティ駐日イタリア大使とサビーナ・ダントニオ同夫人はピアニストの岩田珠美氏協力のもと大使公邸にて「ハウスコンサート」を開催いたしました。 この会の為に、サビーナ夫人と岩田氏は、日本生まれイタリア育ちのチェリスト、マルモ・ササキ氏、著名な女性ギタリスト、村治佳織氏、能の謡と近代音楽との融合をはかり唯一無二の音楽活動を続ける青木涼子氏など、いずれも日本を代表する音楽家の方々にお声かけしました。 空が夕闇に染まり始めた頃、岩田氏のクロード・ドビュッシー作曲「月の光」のピアノ演奏によりコンサートが始まりました。続いてマルモ・ササキ氏がヴィターリ作曲の「シャコンヌ」を、村治佳織氏が「アランフェス協奏曲」を演奏しました。能声楽家の青木涼子氏はイタリアの現代音楽の作曲家アンナキアーラ・ゲッダが「源氏物語」を主題として作曲した「物の怪(もののけ)」を歌唱しました。 青木氏がまとったドレスはパリで活躍するデザイナー、中里唯馬氏によるデザインのもので、能の動きを計算しつくしたドレスは青木氏の歌唱を引き立て、より深い感動をもたらしました。また「ピアノ界のフェラーリ」と称されるイタリアの至宝、「ファツィオリ」のピアノにより岩田氏の演奏はさらに高尚な音楽となりました。 このコンサートのテーマは、「イタリア」「日本」そして「愛」であり、そこに「女性の本質」というエッセンスが加えられました。ベネデッティ大使とサビーナ夫人の日本文化への深い理解とわが国への敬意が感じられた素晴らしい機会にもなりました。また、大使公邸を彩るセンスの良い現代美術のコレクションも堪能した来場者たちは、改めて「イタリアの良さ」を感じ、まさに心温まるひと時を過ごされました。 この夜のハウスコンサートには、ファツィオリをはじめ、グッチ、アペロール、プロセッコ、サンペレグリノ、ヴェストリといったイタリアの著名なブランドが集結し、会に華を添えました。 駐日イタリア大使公邸 1965年にイタリアの建築家ピエール=フランチェスコ・ボルゲーゼと日本の建築家村田政真の設計によって建築されたイタリア大使公邸は、美しい邸宅と庭園を誇ることで知られています。 公邸内にはフォンタナ、カステラーニ、ブリ、ドラジオ、ノヴェッリ、トゥルカト、サントマソ、ペリリ、ジオ·ポモドーロとアルナルド·ポモドーロなど、60年代初頭に活躍したイタリア人の巨匠たちによる抽象アートの傑作が飾られています。 公邸から見渡せる江戸時代から続く庭園は、かの有名な一休和尚によって着想を得たとも言われています。 この公邸はかつて、旧伊予松平藩の江戸屋敷でもありました。 またこの地は主君の敵討ちをおこなった赤穂浪士47士の討ち入りの物語とも深いつながりがあります。 外部リンク:イタリア大使館 【関連記事】 イタリア大使館 チャリティバザー 駐日イタリア大使によるチャリティー活動 お告げの聖フランシスコ会支援 チュニジア大使公邸にてコンサート ロシア文化フェスティバル 2021

石井竜也アーティスト写真

「ラスコー洞窟の壁画」をイメージ【TATSUYA ISHII CONCERT TOUR 2022 「ISHYST」】

石井竜也が今年もコンサートツアーを開催している。 石井竜也の活動は幅広く、舞台・イベント等のプロデュース、ファッション、インテリアのデザイン、絵画・オブジェ制作も含まれ、さらに役者や映像監督等、表現者でもある。そのすべてを詰め込んで、石井竜也ワールドを披露したのがこのコンサートだ。 今年は「ラスコーの洞窟の壁画」をイメージし、舞台を作り上げている。石井自身も「ラスコーの洞窟」についてかなり学んでおり、その世界観を語っている。ここで石井竜也が歌ったのは、かつての大ヒットでもなく、むしろ隠れていたと言えるような曲の数々だ。しかし、その隠れた曲はそれぞれに歌詞に味わいがあり、メロディーも美しい。かつての米米CLUBの時代から石井竜也を愛してきたファンは、コンサートの度に進化していく石井竜也に出会うことができる。 曲の合間のトークもとても面白い。しかし、面白いだけではなく、石井竜也が常に世界と、彼の周りの世界にとても温かい目を向けていることもわかる。トークによって心和む人、彼の世界感に同意する人も多いはずだ。 石井竜也は本当に素晴らしい歌唱力を持っている。年齢を重ねても、日ごろの鍛錬によりこうした美しい声と歌唱力を保っていることもわかる。多彩な活動を見せるアーティスト、いしいたつや。しかしその本質は、日本を代表するボーカリストであり、平和を愛するアーティストであることが分かる。 石井竜也と同じ空間で2時間を過ごしたら、人はみんな「ISHYST」になってしまうだろう。 【東京・大阪公演スケジュール】 6月19日(日) 東京/Zepp DiverCity(TOKYO)開場16:00 / 開演17:00お問い合わせ先:ディスクガレージ 050-5533-0888(平日12:00〜15:00) 6月26日(日) 大阪/Zepp Namba開場16:00 / 開演17:00お問い合わせ先:キョードーインフォメーション 0570-200-888(11:00~16:00 日曜日・祝日休業) 詳細は:https://www.t-stone.com/concert/2022ishyst.html 【関連記事】 ウクライナ支援:チャリティコンサート・レセプション マイ・イマジネーション ― 創造性は無限だ! レスリー・キー:世界で活躍ファッション・フォトグラファーの撮影現場 『ARTS for…

沖縄復帰50周年記念 特別展「琉球」

沖縄復帰50周年記念 特別展「琉球」

日本美を守り伝える「紡ぐプロジェクト―皇室の至宝・国宝プロジェクト―」の一環として、沖縄復帰50周年記念特別展「琉球」が、2022年5月3日(火)から2022年6月26日(日)まで上野・東京国立博物館にて開催中。 沖縄が本土に復帰して50年目の今年、沖縄の文化を知る特別展が東京国立博物館で開催されている。 この展覧会は、15世紀の誕生以来アジア各地の中継貿易として栄えた琉球王国の時代をテーマにした「万国津梁、アジアの架け橋」や、沖縄が昭和47年に復帰してからの琉球文化の復興と継承の道のりをテーマにした「未来へ」など全5章で構成されており、沖縄に栄えた文化をあらゆる角度から見ることができる。また、アジアの架け橋として、中継貿易の中心地でもあった沖縄に暮す人々、中継貿易に携わった人々の姿、書簡なども多く展示され、彼らのバイタリティーを感じ、その姿を垣間見ることができる。 展示作品の中で、特に目を奪われたのは、花鳥風月を描いた屏風絵を含む数々の絵画だ。当時、琉球画壇を背負うべく中国に留学した山口宗季とその師でもあった孫億の傑作が並ぶ。この二人の絵師による絵画は数が少ない上、徳川美術館、九州国立博物館などに現在は所蔵されており、こうして一度に鑑賞できる機会はなかなかない。 第二会場に移ると、琉球王国と国王尚家に伝わる国宝「尚家宝物」には目を奪われる。特に素晴らしいのは尚王の冠と、国王の儀式のための正装の衣装だ。王宮を飾った調度品にも「海の王国」であった琉球らしい、海の生物のデザインが見受けられる。改めて琉球の高い文化レベルと芸術性を感じ取ることができる。 この展覧会には、首里城の北側にあった尚家の菩提寺、円覚寺に収められていた仏像も展示されている。円覚寺総門に置かれていた仁王像は第二次世界大戦での爆撃によって13の破片となった。その他の仏像も戦争により、とても気の毒なお姿になってしまった。 こうした破壊された仏像は、第二次世界大戦中、唯一の地上戦が行われた沖縄の悲劇、被害を今に伝える。この展覧会が琉球王国の高い芸術性を示すだけはなく、平和への祈りを人々に伝えていることが深く感じられる。 是非とも東京国立博物館に足を運んでいただきたい。6月26日まで開催。 沖縄復帰50年記念 特別展「琉球」HPはこちらから 【関連記事】 日本画家・西嶋豊彦&華道家・假屋崎省吾  スペシャルコラボレーション 映画『フェルナンド・ボテロ 豊満な人生』を観に行こう!

「A Quiet Sun」田口和奈展

個展「A Quiet Sun」メゾンエルメスにて開催

オーストリア、ウィーンを拠点に制作、活動をするアーティスト田口和那(1979年東京生まれ)の個展「A Quiet Sun」が銀座メゾンエルメスにて開催される。  田口和奈(1979年東京都生まれ)は、現在オーストリア、ウィーンを拠点に制作、活動をするアーティスト。東京藝術大学美術学部絵画専攻油画領域を卒業後、同大学院美術研究科で博士号を取得し、2010年には五島記念文化賞美術新人賞を受賞。これまで、アジアや欧州での個展やグループ展参加など、精力的な活動を行っている。 田口は、多重的な構造を持つモノクロームの作品を通じて、時間や空間といった形而上の存在を見出そうとする制作を続けている。例えば、自ら制作した絵画や彫刻を多重露光で撮影する、プリントした印画紙の上に油彩のドローイングを描き、再び撮影をするといった重層的な手続きを経て生まれる作品には、写真でありながらも、長い時間をかけて画布に向かう絵画と同様の地平を見出すことができる。 また、田口の作品は、しばしば過去の美術作品の参照や、匿名のファウンドフォトや雑誌といった既存のイメージの応用を含む。収集した過去のイメージから象徴を読み取ろうとする身振りは、アビ・ヴァ―ルブルグ(1866-1929)の「ムネモシュネ・アトラス」からの影響も受けている。アーティストは、それらのイメージの中にある複数の時間軸や身体の断片から、記憶を生み出す星座的空間の兆しを掬い取り、そこに節制と偶然を招き入れるべく、時に修復し、時に自作の中へと再び迷い込ませるのだ。 「A Quiet Sun」は、本展のために制作した作品群と、田口が収集するファウンドフォトを用いて編成される。神話や匿名の記憶は、ゼラチンシルバーの中に息づく様々な身体の身振りや触覚からもたらされる。ギャラリーにあふれる強い自然光をそのまま用いながら、建築を発見し、空間を整え、レイヤーを与えてゆくような大胆かつ繊細な展示方法は、田口の写真制作における問題意識を異なる角度から解釈する試みでもある。写真という身体(コーパス)が、溢れる太陽の中で移ろいやすい像を結ぶ時に、どのような光のしじまが見いだされるのだろうか。 私の関心であり同時に問いであるのは、集めたファウンドフォトが非常に魅力的である理由である。「エウリュディケーの眼」は、神話のイメージを拠りどころに、現実の予感が入り混じったイメージで、これまでの作品より即興的かつ多層的な構造をもっている。ファウンドフォトの発見、修復、修繕というプロセスは、ゼロから作りだす私の制作のプロセスとは違う地点から同じ空間に向かっているようだ。この展覧会について考えることは、私の関心が交差しているその空間について考えることである。 田口和奈「A Quiet Sun」のノートより 【イベント情報】 会期:2022年6月17日(金)~9月30日(金) ※予定開館時間:月~土 11:00–20:00(入場は19:30まで)     日 11:00–19:00(入場は18:30まで)※ギャラリーは基本、銀座店の営業に準じております。※開館日時は予告なしに変更の可能性がございます。随時こちらでお知らせ致します。休館日:不定休入場料:無料会場:銀座メゾンエルメス フォーラム 8・9階(中央区銀座5-4-1 TEL 03-3569-3300)主催:エルメス財団…

Exhibition at Shibaura House by Hersey Shiga

長崎からオランダへ『To the Sea/海へ』開催

海で繋ぐ日本とオランダのクリエーターたち オランダと日本のクリエーターたちがデザインを手がけた和菓子やジュエリー等の展示会、『To the Sea/ 海へ』が港区のSHIBAURA HOUSEで開催される。 ここで紹介されるのは長崎、平戸の玉藻の海、琴の海(大村湾)の真珠の海でとれたあこや真珠のジュエリー、平戸の海でとれる天草をつかった和菓子等だ。いずれも環境保護を重視し、着色などの人工的な要素は何もない。自然であり、あるがままの美しさを感じることができる。イベント、ワークショップも企画されている。 職人、クリエーター、生産者にフォーカスを当てた素敵な展示会になりそうだ。 【イベント詳細】 ”To the Sea_海へ” 企画:C& 大地千登勢 会期:2022年5月26日(木)~5月28日(土)11:00-20:00 会場:SHIBAURA HOUSE 1F・港区芝浦3−15−4 販売:菓子・あこや真珠ジュエリー購入可能 主催:平戸熊屋  【展示内容詳細】 ワークショップのお申し込みはこちらから 5/26 (木)17:00-19:00 ワークショップ:蒔絵 “海、青海波紋をあこや貝に蒔く” 5/27…

アフリカの魅力が満載:AWAAJバザー

アフリカの魅力が満載:AWAAJバザー

アフリカ諸国の文化を伝えるべく活発に活動をしている、A W A A J、アフリカ大使夫人会(会長:ノンブメレロ·バスツー、ジンバブエ特命全権大使夫人)は、5月20日、駐日アンゴラ大使館のホールにて、AWAAJバザーを開催した。 数年おきに開催されるこのバザーは、今回もアフリカ諸国の大使夫人たちが集まり、各国の名産品、手工芸品などを展示販売した。アフリカの情熱的な絵柄のプリントなどを使ったグッズ、チュニジアの美しいガラス細工、タイル、動物柄のテーブルナプキンなど、デザイン性に優れ、日本人に好まれる商品が沢山販売された。 このバザーでの収益金は、各国に分配され、それぞれ恵まれない女性と子どもたちを支える慈善団体等へ寄付される。 また、中近東アフリカ婦人会(会長:小池那智子)と社会福祉法人 青少年福祉センター(理事長:荒船旦子)もブースを出展し、手作りグッズなどを多く販売した。その中でも、手編みのセーターなどの商品は人気が高く、人々の目を引いていた。 中近東アフリカ婦人会では、中近東アフリカ出身の婦人たちとの交流も多く、日本語、編み物、お料理などを互いに学びながら楽しい時間を過ごしている。ときには遠足、半日のアウティングなども楽しむ。二年に一度は秋に大規模なバザーも開催し、アフリカ中近東の魅力を日本に伝えている。 こうした活動に興味のある方は以下のサイトをご参照下さい。 日本中近東アフリカ婦人会 社会福祉法人 青少年福祉センター 【関連記事】 アフリカ・アラブ大使夫人会:日本YMCAを支援 はじめまして。 アルジェリアと日本ー60年の友好を祝って チュニジア大使公邸にてコンサート 母と娘の物語 If you are…

【インタビュー】ヘリ・アフマディ駐日インドネシア大使

【インタビュー】ヘリ・アフマディ駐日インドネシア大使

インドネシアと日本の外交関係について教えて下さい 日本は様々な分野においてインドネシアの戦略的パートナーです。特に新型コロナウイルス(Covid-19)のパンデミックの真っ只中の景気回復において、両国間の協力関係がより強固なものになった事へは疑いの余地がありません。パンデミックにより、世界の国々、特にインドネシアと日本は、共に回復を遂げる為、よりオープンで相乗的な関係になりました。インドネシアは、国連が制定している持続可能な開発目標(SDGs)の達成を加速するため、貿易・投資・産業の課題においても協力関係を築けるよう日本に呼びかけています。これは、インドネシアが議長国を務めるG20のテーマでもある『共に回復し、より強く回復する』への真のサポートの表れでもあり、立ち直る力を持つ持続可能な世界経済を回復させる為の取り組みです。 インドネシアでの新型コロナウイルスの状況、対策はどのようなものでしたか?日本との協力関係はありましたか? インドネシア政府は、健康と経済的利益とのバランスを取りながら管理をしてきました。2020年11月以来、インドネシアと日本は新型コロナウイルスの取り扱いにおいて多くの協力を重ねてきました。医薬品や医療機器、保健セクターの人材育成、保健サービス、医療情報技術、高齢者向け保健サービスにおいて協力してきたことに加え、日本からのワクチン支援も受けました。2022年1月末までに、200万回分以上のアストラゼネカ製のワクチンがインドネシアに到着し、2021年には、日本より約420万回分のワクチンがインドネシアへ提供されました。 この支援は、両国間の戦略的パートナーシップ強固にする、特にインドネシアの経済回復を加速するしおいて具体的な支援だといえます。これまでも、インドネシア政府と日本政府の間では、様々な保険分野の協力が行われており、2021年6月18日には保健分野における協力覚書(MoC)を通じてワクチンの分野におけるパートナーシップが確立されました。この保健分野における覚書には、大阪大学を通した、食品、健康、バイオテクノロジーでの協力も含まれます。これは、ワクチンの分野で両国間の保健分野での協力を実施し、国の経済回復を加速するための取り組みにおいても重要なステップです。また、保健セクターにおけるもう1つの協力関係は、医薬品規制に関する協議の枠組み、協力体制に関するインドネシア食品医薬品局と日本の厚生省との間の協力覚書(MoC)です。 ジャカルタからヌサンタラへの首都移転計画について教えて下さい 首都を移転する主な理由の一つは、(ジャカルタのある)ジャワ島の人口負担が大きくなっていることです。特にジャカルタ市街では人口密度が非常に高い。2015年の人口調査によると、インドネシア人の約56%がジャワ島に集中し、他の島での人口密度は10%未満となっています。一方、ジャワ島よりもはるかに広大なカリマンタン島の2021年12月31日時点での人口密度は、総人口2億7000万人の約6%に過ぎません。 インドネシアの新首都となる街はヌサンタラと呼ばれています。ヌサンタラ(Nusantara)は『島間』を意味し、 インドネシア語で”nusa”は「島」、”antara”は「中間」を意味します。ヌサンタラは東カリマンタン州、ボルネオ島の東海岸に位置しています。ボルネオ島はインドネシア最大の島ですが、人口は比較的少なく僅か6%です。将来の首都となる街は、海線に非常に近くなっています。 もう一つの理由は、ジャワ島のインドネシアの経済成長または国内総生産(GDP)への経済的貢献が圧倒的であるのに対し、他の島々の経済的貢献が遥かに遅れているという事です。インドネシア中央統計局の2021年のデータに基づくと、ジャワ島のGDPへの経済的貢献は約58%ですが、他の島に至っては約3%です。 新首都・ヌサンタラは、東カリマンタンでの新しい首都の名前として選ばれました。これは、この言葉が長い間に亘って国際的に広く知られているためです。ヌサンタラという名前は、14世紀頃のマジャパヒト時代に生まれました。 多くの国が新しい首都ヌサンタラに投資をしたいと考えていますが、今はまだ、インドネシア政府は新首都開発の準備に注力している状況です。 何十年にも渡り、日本とインドネシアは非常に強力な商業関係を保ってきました。日本はこの首都移転プロジェクトにおいてどんな貢献が出来るでしょうか? 政府の出費は約20パーセント程度と予想しています。残りは電気や水道などのインフラを整える外国企業を含む企業資本に頼ることになるでしょう。インドネシア政府が開発を全て担うというよりは、いわゆるPPP(官民パートナーシップ)と呼ばれる協力に繋がります。インドネシア国内だけではなく、世界中から多くの投資家が参加することになるでしょう。 このプロジェクトの着工直前には、ソフトバンクがボルネオの新首都建設プロジェクトへ投資をしないと声明を出しましたが、数多くの投資家がこのプロジェクトを支援しているので、心配する必要はありません。もちろん、興味を持っている日本企業もいくつかあります。インドネシア大使館とインドネシアからの代表者とで、日本企業の関与について協議を行っている森元首相とも会談を行いました。新首都では、スマートシティ構築を進めており、日本はこの分野で多くの試みを行ってきたと思うので、(新首都プロジェクトにおいても)経験と新しい試みを重ねていくだろうと確信しています。 インドネシアは天然資源が豊富で、ASEAN内でも日本の主要貿易国であります。近年はどのような製品・産業を推進していますか? インドネシアと日本は、特に産業部門において、包括的な経済協力の向上に引き続き努力しています。インドネシアと日本の間には、現在、一般的な検討交渉の段階にある日本インドネシア経済連携協定(IJEPA)を含む多くの経済協力があります。次に、新製造業開発センター(MIDEC)のコラボレーションもあります。 日本政府も自動車産業分野での協力強化に関心を持っています。この技術協力プロジェクトには、経済産業省(METI)や国際協力機構(JICA)など、日本の様々なパートナー機関が関わっています。これにより、インドネシアを輸出先の生産拠点にするために、自動車産業セクターへの投資を増やすことが可能となってきています。 現在、日本の四輪車以上の産業会社は21社あり、年間200万台以上の生産能力を持ち、3万8千人の直接労働者が尽力しています。総投資額は140兆ルピアに達し、業界のバリューチェーンに沿って働く約150万人の人々がそれによって生計を立てています。日本は、電気自動車セクターを含め、インドネシアへの投資に引き続き取り組んでいます。 両国はまた、新しいコラボレーション、すなわち官民による「パブリックプライベートトラック1.5」に合意しました。この合意には、地域および世界のサプライチェーン、インフラ開発、デジタル経済、人材育成、持続可能な産業における協力を強化するための革新的で持続可能な経済社会のための日本インドネシア共創パートナーシップが含まれます。いずれもインドネシアの開発優先事項であるセクターです。 2021年1月から12月までのインドネシアと日本の貿易総額は324億米ドルであり、2020年の同時期である243億米ドルより33.5%ほど高いレベルを示しています。投資額では、2021年の日本のインドネシアへの投資額は6,931件で23億米ドルであり、インドネシアの投資家の中で5位にランクされています。 現在日本は、コロナ規制の一環で国境管理を実施しています。インドネシア出身の学生たちにとっても入国規制がありますが、今後進展はあるでしょうか? はい。私は昨日、入国検疫で3日間過ごしたお母さんに出会いました。今日、彼女とその友人は、学生寮へ入室する許可が下りました。彼女は1年半以上も前から(日本留学に向けて)勉強を始めており、(入国が遅れたことは)とても残念な事です。今までオンライン授業で勉強し、日本の入国制限が徐々に緩和され、観光客や非観光客の入国を許可するに至っているので、学生の入国についても、より一層の改善を期待しています。インドネシアの熟練労働者の入国希望者は、入国制限が緩和され、既に日本に入国しています。報告によれば、ある一つの会社では、約600人の学生を研修生として派遣する予定だそうです。来年には1,000人から2,000人ぐらいの来日が可能になるでしょう。年末までに、ある企業は約6,000人を派遣すると予想されています。この動きが良いスタートになることを願っています。…

Ahmed Araita Ali Receiving Imperial Honors by Hersey Shiga

アホメド・アライタ・アリ前ジブチ大使へ旭日重光章

2022年5月10日、日本・ジブチ間の関係強化及び友好親善に寄与したとして、天皇陛下からアホメド・アライタ・アリ前駐日ジブチ大使に旭日重光章が贈られた。 アライタ前大使は、経験豊かな教育者かつ外交官で、2008年から2021年までの長期に亘り、駐日ジブチ共和国日本大使を務めている。その他にもオーストラリア、インドネシア、マレーシア、ニュージーランド、フィリピン、シンガポール、韓国、タイ、ベトナムの大使を務めた。大使としての日本に約13年間に及ぶ在任中、ジブチと日本の関係を強化するために戦略的に取り組んできた。 前駐日ジブチ大使アホメド・アライタ・アリからの喜びのコメント: 式典は岸田首相の「各国と日本の関係を強化するためのお力添えを祝福し、感謝ししております」というスピーチにから始まりました。 我が国、ジブチと日本の関係においては、フェリーボートのプロジェクト(今月10周年を迎えるジブチ海運局が、同国内海のタジュラにおいて、南部の首都ジブチ市と北部主要都市のタジュラ、オボック市を結んで運航されるフェリーボートの建造と港湾機材の調達のために必要な資金供与)、日本の自衛隊派遣、JICAなどの数々の功績があげられます。 式典では、天皇陛下がジブチと日本の関係の強さ、その重要性を述べられたこともあり、深く記憶に残るものでした。 ジブチと日本との関係性について: 今回の叙勲としても象徴的であるのは、今月、ジブチに駐屯する自衛隊基地が10周年を迎えたことです。 個人的な観点から申し上げれば、世界のビジョンは変化したと言えるでしょう。東京は決して遠い場所ではなくなり、世界は小さな村になりつつあり、すべてが手の届くところにあるようになりました。私の子どもたちは日本育ちですので、日本は第二の故郷と言えるでしょう。 私の全体的な見解として、日本は開かれた国であるということでもあります。ここに13年間滞在しておりましたが、その後に、アラビア語を話す小池東京知事を前に、日本の寛容さを理解していただけるような本を書くことにしました。 また、高円宮親王妃久子殿下が名誉総裁を務める「「にっぽん-大使たちの視線」」などの取り組みは、日本と世界が対話することにも大きく貢献しています。 私たち家族が日本で得た思い出は、数え切れなく、また忘れられないものです。このような叙勲の機会もあり、大変名誉であり、うれしく思っています。 その他の叙勲者について 元駐日大使の叙勲者は以下の通り 【旭日大綬章】 ジョン・ビクター・ルース :元駐日アメリカ合衆国大使、日本・アメリカ合衆国間の関係強化及び友好親善に寄与 【旭日重光章】 セイエド・アッバス・アラグチ :元駐日イラン大使、元外務省政務担当次官、日本・イラン間の関係強化及び友好親善に寄与 ユスロン・イーザ・マヘンドラ :元駐日インドネシア大使、元インドネシア・日本議員連盟会長、日本・インドネシア間の関係強化及び議員間交流の促進に寄与 ヒシャーム・バドル :元駐日エジプト大使、元外務省多国間関係・国際安保担当次官、元駐ジュネーブ・エジプト国連常駐代表、日本・エジプト間の関係強化及び友好親善に寄与 ケダル・バクタ・マテマ :元駐日ネパール大使、日本・ネパール間の関係強化及び友好親善に寄与 アリウ・イブラ・バー :元駐日モーリタニア大使、日本・モーリタニア間の関係強化及び友好親善に寄与 リチャード・ラモエレツィ :元駐日レソト大使、日本・レソト間の関係強化及び友好親善に寄与 陳 鴻基 :元亜東関係協会会長、元台北駐日経済文化代表処副代表、日本・台湾間の友好親善及び相互理解の促進に寄与…