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名建築家によるデザインの大使館で文化交流会開催

この度、クウェート大使館において、アラブ、ヨーロッパ、アジアの文化を楽しむ文化交流会が開催された。 このイベントを企画したのはハサン·モハメッド·ザマーン·クウェート大使のマナル夫人。マナル夫人は、文化、芸術に造詣が深く、色々な素晴らしい文化交流会を今までも開催してきた。 この文化交流会では、辻星野(株式会社京鐘取締役)の尽力により、イタリア人デザイナ―による日本のサンゴなどを使った帯どめ、イタリアのジュエリー、着物、打掛なども紹介された。 外国人には、黒留袖、帯などをリフォームしたドレスなどもとても人気が高く、自分でデザインし作る人達も多い。この文化交流会では、北爪由紀夫元カタール日本大使の北爪裕子夫人が着物とその歴史、柄、格式を訪れた外国人に熱心に説明、日本文化の理解につなげた。 マナル夫人が心を尽くしたアラビア風のティータイムも準備され、参加者は日本ではなかなか味わえない本格的なアラブのお料理とお菓子を楽しんだ。 また、クウェート大使館は日本が世界に誇る名建築家、丹下健三によって設計されたことでも知られる。この度の文化交流会は、建物をじっくり見るだけでも大きな価値がある。空間の美、装飾などに丹下健三の設計による「建築の美」が施され、本当に素晴らしい。 ザマーン駐日クウェート大使は、大使館の建物が持つ価値、歴史的な意味を非常に尊重し、この素晴らしい建物を大切に保存しようとしている。 在日クウェート大使館HP 【関連記事】 アラブ・フード・バザールでガザ支援

前駐日エクアドル大使 インタビュー:赤道にちなんで名付けられた国、エクアドル。その魅力を語る。

注)バルベリス前駐日エクアドル大使は2022年4月11日に離日 この度、帰国を間近に控えた前駐日エクアドル共和国特命全権大使のハイメ・バルベリス閣下へのインタビューを行った。このインタビューを通して、エクアドルという美しい自然の中心地と言える国と、日本とエクアドルの関係の長さについて理解を深めることができた。また、ハイメ・バルベリス大使は両国間の貿易における重要な分野、観光を促進する必要性、エクアドルという国名が赤道にちなんで名付けられた理由についても語っている。 ハイメ・バルベリス大使は、2017年3月に駐日エクアドル大使に就任。2022年にはエクアドルのミッションのトップとしての5年目を迎えた。駐日大使就任以前は、2010年から2015年まではハンガリーに特命全権大使として駐在し、2004年から2005年までは米州機構のエクアドル常駐代表を務めた。2001年から2004年にはドイツのハンブルク総領事館勤務など、重要なミッションに関わってきている。また、キャリアの開始は1979年で、オーストリアのエクアドル大使館、1982年から1985年までウィーンの国連事務局へのエクアドル常駐代表の二等書記官、一等書記官なども経験したベテラン外交官だ 外務省での仕事ではその他に、2015年にキトの国連システム部門の大使を務め、2016年から2017年までは北米とヨーロッパの担当次官も務めている。 Q:エクアドルの首都、キトの市街は自然の中心地としてユネスコの世界文化遺産に認定されていますね。エクアドルは地理的には太陽に最も近い地点でもあるそうですね。 チンボラソと呼ばれているエクアドルの山脈は、科学的な情報によれば、地球の中心からこの山の頂上までの測定した場合、世界最高峰となるそうです。 エクアドルのいくつかの地域、特に南部の都市、クエンカは、外国人駐在員が住むのにとても良い場所と言われています。気候に恵まれ、食べ物もおいしく、よいサービスも受けられることに外国人は楽しさを見出しているのでしょう。 エクアドルではATMで米ドルを引き出せることもあって、とても便利です。 2000年に自国通貨として米ドルを採用しました。これはインフレに直面し、その課題に沿った判断をした結果です。エクアドル政府は物価を安定させるため、米ドルを採用することを決定しました。また、エクアドル政府の主要な優先事項の1つには投資の誘致があるため、米ドルの採用は観光と投資の両方にとって便利且つ好都合であったということもあります。エクアドル経済は、こうしたドル化によってより簡単になりました。経済政策を実施するために国が必要とする最重要課題の一つは、もちろん通貨の安定にありますから。 Q:日本での任期を終えて、エクアドルに帰国なさいますね。 はい、キャリア外交官ですので、通常は海外で5年間に亘る任務が与えられます。 その後は2〜3年間はエクアドルの外務省本省に戻り、その後、別の任務が与えられます。 これがエクアドルの外交官としてのキャリアの仕組みです。 日本での任期の5年間は終了いたしますので、すぐに帰国いたします。 Q:日本でのご経験はいかがでしたか。 政治的、経済的、文化的など、多くの分野において、エクアドルと日本の関係を促進するために働くことができたことは大切な経験となりました。私と妻、そして大使館の職員は、ここで達成できたことに大変満足しています。 それにとても興味深いことが多かったです。 新型コロナ感染のパンデミックが起きる前に、私たちは任期の最初の3年間を日本で過ごしていました。その後の2年間は、さまざまな状況で暮らしました。 しかし、それでもエクアドルと日本の二国間関係のために努力し、その関係をより勧めていくことができました。 Q:駐在なさった5年間には、どの業界に主な焦点を当てていらしたのでしょうか。農業ですか、それともエネルギーなどでしょうか? 過去5年間、私たちの主たる焦点となったのは、日本でより多くのみなさまにエクアドルについて知っていただくことでした。ご存知のように、エクアドルは日本社会において、少しずつ知名度を上げています。 私たちは、経済だけにとどまることなく、政治的な接触もいたしました。異なる政治的区分間であっても、より多くの相互作用もたらすために促進を心がけてきました。経済は最重要だと思います。日本とエクアドルの間の貿易の規模は、私たちが望むほど大きくはありませんが、今後、より大きな可能性があると信じています。貿易はこの5年間の優先事項でありました。また、投資を呼び込むことも大変重要であるため、日本企業は様々な分野でのエクアドルへの投資を検討するよう説得いたして参りました。 また、非常に重要だと考えている分野の1つはエネルギーです。しかし、最も成長している分野と言えば、やはり農業でしょう。 日本市場で見かけることができるエクアドル産の農産物のほとんどは、日本とエクアドルの投資の一部でもあります。たとえば、ブロッコリーはエクアドルから来ていますが、一部の生産および流通会社はエクアドル人またはエクアドルの関係を含んだ形をとっています。他の会社は日本企業でもあります。そのような農産物は日本市場向けに生産されています。バナナもエクアドルから日本に輸出される重要な商品です。その他の輸出製品には、エビ、カカオ、カカオの副産物、花、その他の食品が含まれます。 また、エクアドルは再生可能エネルギー資源に関心があり、過去15年間、水力発電エネルギーの生産に大きな重点を置いてきました。これは、エクアドルの地理的立地条件によって、大量の水資源が確保·提供できることがあります。よってエクアドル全土に水力発電施設の建設をすることの容認につながっています。 日本とは別の種類のエネルギーを推進しています。国際協力機構(JICA)の協力を得て、地熱発電の研究を行っています。ただし、これには時間がかかることでしょう。 駐日エクアドル大使館の目標の1つは、環太平洋パートナーシップに関する包括的及び先進的な協定(CPTTP)に参加が可能となることにもあります。エクアドルをこの協定の一部としてみなすよう正式に要請しました。しかし、まだ私たちと同じ状況にある国はたくさんあります。 私たちは、新製品のいくつかを紹介するため、日本の当局と協力してきました。日本市場に参入している商品は高く評価されています。そうした製品の中で主要なものの1つは、カカオです。これはショコラティエに高く評価されています。カカオの生産者の多くは、エクアドルのカカオのみを扱っている店とコラボレーションしています。先ほどからお伝えしている通り、農業分野はエクアドルでは最も重要な分野の1つです。この分野でのさらなる進歩が見られることを期待しています。例えばですが、エクアドルのマンゴーを日本市場に投入するための取り組みもあり、10年以上前からのパイプラインとなっています。 Q:エクアドルの歴史と日本の友情について少し教えていただけますか。両国の関係のマイルストーンとなるような画期的なこととは何でしょうか?…

南條俊輔フランソワ「夢のアルゴリズム」

時代を反映する表現 もう一つの世界への入り口を求めて南條俊輔フランソワ 「夢のアルゴリズム」2022年6月4日 [土] – 25日 [土] 現在、小山登美夫ギャラリー天王洲で開催中の南條俊輔フランソワの個展。ヨーロッパとアジアを行き来しながら育んだこのアーティストの感性を垣間見ることができる。彼は、だれもが「もう一つの世界への入り口」を求めること気づいている。それは確かに人類の夢でもある。その見果てぬ夢に対する、若いアーティストの理解と多彩な表現がこの個展には存在していた。 「サンテグジュペリの逃亡」 この作品は、1944年7月31日に行方が分からなくなった星の王子様の作者、サンテグジュペリの伝説に基づく。サンテグジュペリの行方は様々な都市伝説となり、その一つには憧れの地を見つけたという説がある。南條はその説にインスピレーションを受け、憧れの地にむかって逃亡したサンテグジュペリの飛行機を描いた。 「騎士団長を探す」 日本で生まれ、フランスなどでも教育を受け、現在はベルギーに在住。8月からはベトナムに活動の本拠地を移すという南條俊輔フランソワ。彼は村上春樹の作品にもインスピレーションを受けている。この作品の中で、主人公は森の中で奇妙な穴を見つけるに変更。それは異次元に繋がる穴であった。その「穴」を南條は現実と夢の世界の間を行き来するための装置であり、彼自身の中ではアート、文学と同じ機能を果たしているという。人は誰もが現実と空想の間を行き来するという夢を持っている。その装置がこの作品には潜んでいる。 「飛行石」 天空の城ラピュタには飛行石という空を飛ばすことができる物体が出てくる。石、鉱物には謎も多いし、批判の対象となることもある。南條俊輔フランソワはあえて石を人工的に、絵画に現れるようなカラフルな物体に形成。季節によって変色する「時間を刻む鉱物」としての意味を持たせている。 「The Infinite Landscape」 カメラマンとしても活動している南條俊輔フランソワ。架空のランドスケープが時間と共に変化するというデジタルアートも制作。一見写実に見えるが、リアルタイムで生成されるランドスケープは変化し続ける。これは人がデジタル媒体を現実に近づけようとする苦悩を表しているという。彼が作り出す架空の世界感を味わえる。 本展を通して、南條俊輔フランソワが訴えたかったこととは何だろうか。彼はこの展覧会の意向について以下のようにコメントしている。「村上春樹、デヴィッド·リンチ、荘子の夢、コジマスタジオのゲーム作品などに描かれた世界感の中には、必ずある種の異変、空白、異次元への入り口が裂け目のように生じてきます。そのような隙間は、フーコーのいうヘテロトピア、ハキム·ベイの指摘するTAZ(Temporary Autonomous Zone)と重なるような意味を持っているのではないでしょうか。それはメタバースの様に、もう一つの世界への入り口でもあるのです。その隙間で生じる物語性に興味を持ち、影響しながら制作した作品です。」 「夢のアルゴリズム」と題されたこの個展のテーマに共通するものは「人」だという。アートのメッセージは世代、国境、文化を超えて変わるものではあるものの、その到着地点は「人」でしかないと、作家である南條俊輔フランソワは語っている。「人」を中心に渦を巻き、流れを作り、歴史を築いている中、南條俊輔フランソワはアートというメディアを用いて、一瞬でも「人」の足を止めさせ、「夢」をこの個展で表現している。 今年8月からはベトナムに活動の中心を移すという。アジアというヨーロッパとはまた違った宗教観、人生観を持つ世界に身を置くことで、彼はさらに「もう一つの入り口」を探し出し、表現していくことだろう。 南條俊輔フランソワ 「夢のアルゴリズム」…

アフリカ料理を食べよう!

セネガルの料理を紹介 「ワールドバズクッキング」 フジテレビYouTube番組「ワールドバズクッキング」でセネガル料理が紹介されている。ここで紹介されている「チェブジェン」はセネガルの国民食だ。昨年ユネスコ無形文化遺産に登録された。ゴルギ・シス駐日セネガル共和国大使、エミリー夫人、イチオシのメニューだ。 中近東アフリカ諸国の料理は日本人にはあまりなじみがない。しかし食べてみるととてもおいしく、日本人の口にあう。熱い国の食事であるため、身体にスタミナを与えてくれる。日本の暑い夏を乗り切るにはよいのではないか。 フジテレビYouTube番組「ワールドバズクッキング」では引き続き3回にわたってセネガル料理を紹介する。ぜひとも見て頂きたい。 中近東アフリカ婦人会(会長:小池那智子)は、中近東アフリカに滞在経験のある日本人女性と中近東アフリカ諸国大使館の館員夫人が中心となって構成されている。定評あるバザー等に加え、現地の味をそのままに伝える料理本もとても評価が高く、とても貴重だ。 料理本は下記のサイトから購入することもできる。https://forms.gle/8YrMs4vie8DZegXx7 中近東アフリカ婦人会中近東アフリカ婦人会 (yamaboshi.com)

Let’s Eat African food!

Introducing Senegalese cuisine “World Buzz Cooking” Senegalese cuisine is introduced on Fuji TV’s YouTube program “World Buzz Cooking”. The “thieboudienne” introduced here…