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動物愛護団体のARK、Eva:クリスマス・パーティー

2020年12月6日、コロナ禍においてイベント開催に多くの困難がある中、動物愛護団体のARK(NPO法人アニマルレフュージ関西 )と、Eva(公益財団法人動物環境・福祉協会)は、デヴィ・スカルノ夫人の後援の下、セルリアンタワー東急ホテルにて第22回クリスマスパーティーを開催。大成功を収めた。 この夜のドレスコードは、クリスマスイベントならではの『緑・赤』と指定され、華やかに飾られた会場はクリスマス一色であった。MCを務めた俳優の谷隼人をはじめ、タレント・ファッションデザイナーとして活躍する神田うのさん、ファッションデザイナーのドン小西こと、小西良幸氏など、芸能・ファッション界の大物ゲストが多数参加した。また、ARK(アニマルレフュージ関西)に関わる里親、ボランティア、サポーターらも参加した。そんな豪華なゲストの中には、Eva(動物環境・福祉協会)の会長を務める杉本彩さん、ARK(アニマルレフュージ関西)のメアリー・コーベット会長代理の姿も見られた。 ARKの会長兼創設者であるエリザベス・オリバー氏は、コロナウイルスのリスクを考慮し、止むを得ず欠席となったが、クリスマスビデオメッセージにて参加者へ挨拶を行なった。メッセージでは、「動物の支援・救助」という責任に着実に取り組んでいる全ての人へ感謝と祝福を伝えた。オリバー氏がそこに臨席されておらずとも、会場には彼女の献身的な動物愛護への想いに溢れていた。 ARK会長代理のメアリー・コーベット氏と、Evaの会長を務める杉本彩氏も、ステージ上で乾杯を締めくくる挨拶として動物保護への思いを表明した。 ARKとEvaは共に、動物を愛する人々のネットワークを形成することを目的としたNPO、NGO組織で、人と動物が互いに幸せに暮らせる世の中を目的にしている。 マスク着用・ソーシャルディスタンスの保持・各テーブルへ透明パーテーションの設置など厳重なコロナ対策が講じた上で開催された今回のクリスマスパーティーでは、美味しいお料理に素晴らしいエンターテインメントはもちろんの事、高級美容液や高品質なハンドメイドジュエリーなどに至る沢山の寄付が集まった。参加者と支持者の方々の想いのこもった、美しいパーティーとなった。 各団体詳細は公式HPより: NPO法人アニマルレフュージ関西 公益財団法人動物環境・福祉協会Eva デヴィ・スカルノ夫人 オフィシャルブログ 【関連記事】 第24回 ザ・グランド・インペリアル・チャリティ・バンケット 多彩な音楽家を支援して プレコンサート開催
Dewi Sukarno presenting donations to ARK and EVA

22nd Christmas Charity Party for Eva & Ark

Despite pandemic hurdles, Animal Refuge Kansai (ARK) and Eva have successfully celebrated their 22nd Christmas Party last December 6, 2020 at Cerulean…

リシャール・ジョフロワ/調和・バランス・重奏感

 リシャール・ジョフロワが新たに人生の情熱を傾けるという日本酒。彼の日本酒ブランド”IWA”について、コロナ禍での状況、そして彼が愛する醸造について語る。  ドン・ペリニヨンの醸造最高責任者として彼がワイン・シャンパーニュ界で残したレガシーは周知の通りだが、その実り多い約30年を経て、彼は、新たに見つけた情熱である日本酒の醸造を追求するため、ドン・ペリニヨンの責任者を辞職した。 日本での新たな始まり  1991年に初めて訪れた際に日本の魅力に恋をしたと語るジェフロイ、日本が彼のマインドとキャリアに与えた影響について語った。 「調和、バランス、重奏感(注:本稿ではComplexityを重奏感と訳す)についての考え方が、より深いものになりました。人生の新しい章を日本で送ることになったのは私にとって必然で、 ここが究極の場所だった、という事です。 他の場所に移ることは出来ません。私は人生を懸けて調和の美を追求してきましたが、これはどんなものにも当てはめる事ができる、哲学的な見方です。私のプロジェクトのモットーは”出発地は目的地”なのですが、日本は正に私の目的地と言えます。」 IWA 5 が造られるまで  日本酒の醸造技術を習得するために、ジョフロワは一流の職人、デザイナー、専門家からなる夢のチームを結成した。 富山で高く評価されている醸造所、『桝田酒造店』のオーナー桝田 隆一郎氏をパートナーとし醸造所を設立。そして桝田をジョフロワに紹介したという建築家の隈研吾氏、そしてブランドのボトルをデザインした敏腕プロダクトデザイナーのマーク・ニューソンと共にプロジェクトを開始した。  ジョフロワは、自信が成功した秘訣は、人を「組み立てる」能力にあると語る。 「私は長い間、ブレンダー(IWAで用いられているブレンド技法を用いる職人)であることをとても誇りに思っていると言ってきましたが、文字通りにワインや日本酒のブレンダーである以上に、 私は人と人をブレンドして組み立ててきました。人を組み立てる事は、お酒をブレンドするよりもっとやり甲斐があります。 私の生涯、キャリア全体、すべての中での最大の成功は、人々を繋げ、混ぜ合わせ、組み立てる事だと言えます。」  そんなブレンドの結晶である”IWA5”は、富山県立山町にある白岩という醸造所の地名に因んで名付けられた。「5」という数字について尋ねると、彼はそれが調和を表し、醸造の5要素『5種類の酵母、3種類の米、 米の産地(雄町・五百万石・山田錦)、酵母の繁殖、そして発酵』に由来していると説明した。 コロナ禍での醸造  私たちがそうであった様に、リシャール・ジョフロワもまた、パンデミックの影響で仕事に制約を受けた1人だ。現在フランスに留まっている彼は、30年前のドン・ペリニヨン時代から世界中を移動することが当たり前だった。フランスから出られない状況は、彼にとっても大きな変化であった。 「確かに、コロナは私の仕事に影響を与えました。私たち全員が多かれ少なかれ影響を受けたと思います。とても悲しく思います。…