シャングリ・ラ東京:初夏のスタミナチャージメニュー

シャングリ・ラ東京:初夏のスタミナチャージメニュー

東京を代表するラグジュアリーホテルの一つ、シャングリ・ラ東京では、アジアのスパイシーな料理や冷製タリオリーニのランチコース、溶岩石グリルブランチなど、涼を得たりスタミナチャージが叶う限定メニューを2022年6月1日より提供開始する。 ■アジアのスパイシー料理 まずは「ザ・ロビーラウンジ」でいただけるスパイシーなメニューをご紹介。 <カレーラクサ / 冷やしラクサ> スパイシーな料理が食べたくなる初夏。マイルドな辛さのスープが好評の、夏限定の冷やしラクサを6月から提供開始。食欲が減退しがちな暑い時期も冷たい喉越しで食べやすい冷やしラクサ、本格的な温かいスープのラクサもご用意。海老や帆立のシーフードの食感が食欲をそそる。 【カレーラクサ(温かいラクサ) / 冷やしラクサの概要】 期間:6月1日(水)~8月31日(水) 価格:2,750円(税込・サービス料15%別) 時間:7時~18時 <シーフードレッドカレー / チキングリーンカレー / ビーフベジタブルカレー> シーフードレッドカレー、チキングリーンカレーに加え、ビーフベジタブルカレーが夏限定で登場。ココナッツミルクのマイルドな味わいが特徴のグリーンカレーと、赤唐辛子を使い深さと複雑さがあるレッドカレーは、香ばしいジャスミンライスと一緒にさらりといただける。ビーフと野菜の風味が味わえる本格カレーは新潟県産コシヒカリでの提供。3種のラインアップは、スパイシーな料理が好きな人もそうでない人も楽しめる。 【シーフードレッドカレー / チキングリーンカレー…

Scottish National Gallery exhibitions during Golden Week by Hersey Shiga

ゴールデンウイークに行きたい展覧会 (3)

東京都美術館スコットランド国立美術館 THE GREATS 美の巨匠たち 2022年4月22日(金)~7月3日(日)月曜休室 ※ただし、5月2日(月)は開室開室時間9:30~17:30(入室は閉室の30分前まで)主催: 公益財団法人東京都歴史文化財団 東京都美術館、毎日新聞社、NHK、NHKプロモーション後援: ブリティッシュ・カウンシル 世界でも指折りの西洋絵画のコレクションをもつスコットランド国立美術館。その名画を集めた展覧会が現在、東京都美術館で開催されている。 ラファエロ、エル・グレコ、ベラスケス、レンブラント、レノルズ、ルノワール、モネ、ゴーガンなど、ルネサンス期から19世紀後半までの西洋絵画史を彩る巨匠たちの作品の展示も素晴らしい。特にアンドレア・デル・ヴェロッキオが1470年頃に描いた《幼児キリストを礼拝する聖母(「ラスキンの聖母」)》は印象的だ。レオナルド·ダビンチの絵画の師としても知られているヴェロッキオ。日本ではなかなか見ることができない作品だ。 ディエゴ・ベラスケス(1599年生まれ)がまだ19歳の時に描いた《卵を料理する老婆》。ベラスケスは19歳という年齢ですでに画家としてのテクニックを身に付けていたことが分かる。たまごが料理されていく様子まで、鮮明に描いている。

Maria Watanabe at Mashiko Clayworks Exhibition by Hersey Shiga

ゴールデンウイークに行きたい展覧会 (2)

渡マリア陶芸展2022年4月23日(土)~5月10日(火) 午前10時から17時まで つかもと〒321-4217 栃木県芳賀郡益子町益子 4264 TEL 0285-72-3223 毎週木曜定休 ブラジル生まれの陶芸家、渡マリアの個展。渡マリアは1982年に日本に移住し、初めて陶芸という芸術に触れ、修業をつんだ。益子町に移住し、濱田庄司の息子、濱田晋作に師事し、女性で初めて益子町に穴窯を作る。その後、震災で穴窯が壊れるなど、災難にも見舞われるが、2020年に穴窯を再建し、陶芸活動を続けている。

ゴールデンウイークに行きたい展覧会

ゴールデンウイークに行きたい展覧会

三菱一号館美術館 上野リチ ウィーンから来たデザイン·ファンタジー展 三菱一号館美術館 〒100-1005 東京都千代田区丸の内2‐6‐2 会期:2022年2⽉18⽇(⾦) ~ 5⽉15⽇(⽇)*展⽰替えあり 後期:4⽉13⽇(⽔)から 開館時間:10:00〜18:00 ※⼊館は閉館の30分前まで(祝⽇を除く⾦曜と会期最終週平⽇、第2⽔曜⽇、開館記念⽇の4⽉6⽇は21:00まで) 休館日:月曜日*と展⽰替えの4⽉12⽇ *但し、[トークフリーデー] 5⽉2⽇、5⽉9⽇は開館 主催:三菱一号館美術館、朝日新聞社 後援:オーストリア大使館、オーストリア文化フォーラム ウィーン生まれのデザイナー、フェリーツェ・リックス(後の上野リチ・リックス|1893-1967)のデザイン世界の全貌を展観する世界初の回顧展。 上野リチは、ウィーン工芸学校でウィーン工房のヨーゼフ・ホフマンらに師事、才能を開花させる。卒業後はテキスタイルデザインなどを手がけた。日本人建築家の上野伊三郎と出会って結婚し、京都とウィーンという二つの都市を往復しながら、ウィーン工房所属デザイナーとして活動を続けた。そのデザインの特徴は、自由な線と生命感あふれる色彩。鳥や魚、花や樹木といった身近な自然を組み合わせたデザインは人気を博した。 オフィシャルサイト:https://mimt.jp/

世界一稼ぐユーチューバー・ミスタービースト 日本語版始動!

世界一稼ぐユーチューバー・ミスタービースト 日本語版始動!

世界で今最も稼いでいるユーチューバー、ミスタービースト(MrBeast)ことジミー・ドナルドソンが来日予定。ジョー・ローガン・ポッドキャストの3月7日のエピソードで、ミスタービーストは日本向けチャンネルローンチに向けたティーザーを公開。まもなく始動する日本語版チャンネルでは、日本の「超有名」アニメ声優が彼の吹き替えを担当すると予告。 YouTube界の巨人 ミスタービーストは、アメリカのユーチューバーであり、9,400万人以上のチャンネル登録者を誇る。2022年1月、フォーブスが発表したユーチューバー年収ランキングで1位を獲得、23歳で年収5400万ドル(約62億円)を稼ぎ、ユーチューバーとして史上最高額を記録した。また、2021年の収入は2020年のフォーブスセレブリティ100の40位にランクインする。 彼は「実生活で456,000ドルのイカゲームをやってみた」、「本物の刑務所で50時間生活してみた」、「生き埋めで50時間過ごしてみた」などのクレイジーな動画で人気を集めているが、一方で植樹や寄付などの慈善活動も積極的に行なっている。ミスタービーストの人気の秘訣は、彼が他者の幸せのために惜しみなくお金を使うところなのかもしれない。 ヒントは『イカゲーム』 チャンネル成長戦略の一環として、ミスタービーストは、彼の母語である英語以外のチャンネル制作に目をつけた。 この2年間で次々と各国の言語に吹き替えられたでチャンネルをローンチしてきたミスタービーストチャンネル。最近開設されたヒンドゥー語版をはじめ、スペイン語版の吹き替え声優には『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』でも吹き替えを担当したルイス・ダニエル・ラミレスを起用し、スペイン語圏でも新たなファンの獲得に成功するなど、大物声優を起用する戦略は大成功を収めている。 日本視聴者の心を掴めるか? その他の多くの地域と同じように、日本でもやはり、日本語を話すユーチューバーの方が受け入れられやすい。 これ程世界で成功を収めるユーチューバーのミスタービーストでさえも、日本での知名度はまだまだである。しかし、日本の有名アニメ俳優が吹き替えをするとなれば話は別であろう。日本のYouTube愛好家からの支持を集め、瞬く間に日本においてもトップユーチューバーとなるだろう。 日本語を話すミスタービースト、クレイジーで楽しい動画に乞うご期待。 ミスタービースト特集動画はこちらから 【関連記事】 Billie Eilish Tour In Japan (2020)

不確実な時代のリスク管理:トレバー・ウェブスター

不確実な時代のリスク管理:トレバー・ウェブスター

東京の金融仲介企業 Taylor Brunswick Group にてマネージング・ディレクターを務める、トレバー・ウェブスター(Trevor Webster)にインタビュー。ウェルス・マネジメント・スペシャリストとして彼は、メガバンクなどに属さない独立した視点で、日本の外資企業や外国人投資家へ向けて幅広く資産運用のアドバイスを行なっている。 世界では大きな市場であるが、日本ではあまり馴染みのない「ウェルスケア・マネージメント」を、世界的な視点で顧客に提供している。 インタビューでは、先行きが見えずらいこの時代における、長期的なリスク管理、財務計画のヒントを聞いた。 インタビュー動画はこちらから: トレバー・ウェブスター:LinkedIn Taylor Brunswick

Ecuadorian Choclate

エクアドル産最高級の希少カカオ アリバカカオから作ったチョコレートが日本で発売!

エクアドルは世界でも指折りのカカオの産地として知られる。ここで紹介する「MAMANO」は大使館も応援しているエクアドル産オーガニックアリバカカオを専門に扱うチョコレートショップだ。 MAMANOという日本語のような温かい響きを持つ店名はスペイン語の母を意味する「MAMA」と手を意味する「MANO」からの造語で「母の手」という意味と響きをもつ。これはアリバカカオを育成している農家の70%が女性であることにも由来している。 アリバカカオはエクアドル固有種のカカオであり、世界でも約2%しか生産されず、「神の食べ物(テオブロマカカオ)」という学名も持つ。 エクアドルの5300年前の遺跡には人々はチョコレートを愛飲していた痕跡がある。 現代人にも愛されるテオブロマカカオ。希少なそのカカオから作られる貴重なチョコレートをぜひ味わってほしい。 MAMANO WEBサイトで美味しいエクアドルチョコレートは購入できます。こちらをクリックしてください。 5月7日, MAMANOはオンラインでカカオ農園でアリバカカオについて知ろう!というイベントをします。ここでみてください!

機能的で美しいデザインがいっぱい!エストニア·ポップアップショップ、現在池袋西武デパートで開催中。

機能的で美しいデザインがいっぱい!エストニア·ポップアップショップ、現在池袋西武デパートで開催中。

エストニアという国を知っているだろうか。エストニアは、ラトビア、リトアニアと並ぶバルト三国の一つだ。エストニアはフィンランドに隣接し、湾を挟んでスウェーデンに面しており、文化的には北欧に近い。また、エストニアはAI先進国としても知られ、エコにも力を入れている。そうした国家としての先進的な取り組みが、ちょっとした日常使いの雑貨、洋服のデザインにも感じられる。 このエストニアのポップアップショップは、エストニアの優れた商品を日本人に実際に見て、触って、使ってほしいという意向の下、駐日エストニア大使館と株式会社ユアマークスが深く関わって企画された。「このポップアップは、エストニアのさまざまな製品を日本に紹介するだけでなく、日本の皆様に実際に商品を見ていただき、学んでいただける機会をもたらしています」と、ヴァイノ·レイナルト駐日エストニア大使のカイレ・ユルゲンソン夫人はコメントしている。 ポップアップショップは毎週、商品の入れ替えが行われている。価格もリーズナブルで、手が出るものが多い。このポップアップショップを通じて、すっかりエストニア製の商品のファンになり、毎週、通って新しい商品を見つけるという人もいる。 COVID-19のパンデミックによって、世界中の人々が外出を制限され、自宅で過ごさなければならない時間が多くなった。人々は自宅で快適に過ごすことの大切さを改めてかんじているのではないか。 優れたデザイン性、高い機能性を持つエストニア製の商品は、生活を豊かで快適なものにしてくれるに違いない。ゴールデンウイークに訪れてみたいショップの一つだ。

Flying Dragon

オランダ王国大使公邸 チューリップガーデン一般公開

4月8日(金)・10日(日)の2日間限定開催 7年ぶりにオランダ大使公邸のチューリップガーデンと大使公邸内部が一般公開された。 ペーター・ファン・デル・フリート駐日オランダ王国大使は、今回のチューリップガーデン一般公開について、「日本でも、オランダを象徴するチューリップが沢山の方に愛されている事を知り、とても嬉しく思っています。今回の一般公開イベントによって、春の到来を皆さまと共に楽しむ事ができれば幸いです」とコメントしている。 両日ともにこの一般公開を待ちに待った人々が早朝から列をなした。その列はとても長くなり、神谷町駅まで続いていた (350メートル)。午前10時の開門から、ファン·デル·フリート大使に迎えられ、多くの人々は大使公邸の庭園、公邸内部を鑑賞した。 現在の大使公邸は、その前の建物が1923年の関東大震災で倒壊したため、1928年に再建築された。建築家ジェームズ・マクドナルド・ガーディナーと上林敬吉が手掛けたこの邸宅はクラシックな風情が残り、天井に残された鏝絵などがとても美しい。庭園内に飾られた徳川家康からの書簡からも、オランダと日本の長期に亘る友好関係を感じ取ることができる。また、19世紀に描かれたオランダの画家、ヘンドリック・ウィレム・メスダッハによる絵画と共に、オランダの現代的なデザインの家具、有田焼の陶磁器などが美しく展示され、特別な雰囲気を醸し出している。 70種類に及ぶ美しいチューリップが咲く庭園と遊歩道を歩き、ひと時のオランダの雰囲気を楽しんだ訪問者は、4月8日が約2400名、4月10日には3000名に登る。 このような日本の人々との交流イベントを企画してくださったペーター·ファン·デル·フリート大使と大使館のスタッフには心からの御礼を申し上げたい。来年もぜひ継続していただきたい素晴らしいイベントだった。 For more information visit the Dutch Embassy in Tokyo Read more: 女性が活躍する国、ジャマイカからのメッセージ

Jamaican ambassador

女性が活躍する国、ジャマイカからのメッセージ

国際女性デー記念 「空の半分以上を支える女性たち」展 2022年3月30日に開催 3月8日は国連が定めた国際女性デー(International Women’s Day)だ。そのため、3月は各地で女性に関わるイベントが開催された。駐日ジャマイカ大使館も国際女性デーと建国独立60周年を記念し、「空の半分以上を支えるジャマイカの女性達たち」と題し、ジャマイカで活躍する女性たちを紹介する展示を開催した。 この展示会のオープニングイベントには、内閣総理大臣補佐官(女性活躍担当)森まさこ参議院議員、JICA(国際協力機構)井本佐智子理事、外務省儀典長の志野光子大使、サモア、メキシコ、ガーナ、ケニアの各駐日女性大使のご出席を賜った。 ジャマイカは、特に管理職において女性が活躍している国として世界から注目を浴びている。女性が占める管理職の割合は56.7%(ILO2016-2022年の統計)と、世界各国の中でもかなり高い割合を示している。世界の中でトップ10の中に入っている。ちなみに日本は11.1%で96位だ。 今回ジャマイカ大使館が紹介した著名な女性たちは人種も様々であり、そのバックグラウンドもそれぞれユニークである。ゲストの方々は、経歴、写真を見て、その多彩さにも驚く。特に参加者の目を引いたのはジャマイカ国防軍総司令官アントネット・ウィームス・ゴーマン(Antonette Wemyss Gorman)の存在ではないか。アントネット・ウィームス・ゴーマンも軍人としての道を歩みながら、一方で息子をもうけ、家庭生活も営み、現在も親としてアクティブである。 ジャマイカの外務省も女性が活躍する職場であり、現在7名の女性大使がいるという。駐日ジャマイカ大使を務めるショーナ=ケイ·リチャーズ大使もその一人だ。彼女は、優秀な外交官であり、今までのキャリアの中で、平和を世界にもたらすことにも大きく貢献している。日本での外交手腕にも注目が集まる。その活躍は女性という範囲にはとどまっていない。 このイベントに参加して改めて感じたことは、ジャマイカは、各自の価値を活かして成功を収めることができる地であるということだ。女性であっても男性であっても、どんな人種であっても、どういったバックグラウンドを持っていても、ジャマイカでは「その人の持つ素質と能力」を重視し、活用していく。つまり、今、世界各国が重要視しているダイバーシティとインクルージョンが、ジャマイカではすでに実践に移され、社会にうけいれられているに他ならない。 日本でも女性の登用を重視しているが、まだまだ理想には程遠い。リチャーズ大使、ジャマイカ大使館には、若い日本人女性の活躍に焦点を当てたこうした触発するイベントを開催してほしい。このイベントの最後には、リチャーズ大使によるジャマイカ産ラムを使ったカクテルが参加者にふるまわれた。ラムパンチというそのカクテルはおいしく、つい二杯、三杯とグラスに手が伸び、いつのまにか千鳥足となることもある。女性大使ならではの秘伝のレシピで作られたカクテルで、女性を中心とした参加者たちの親睦を深め、和やかなうちにこの有意義なイベントは終了した。 For more information visit: Jamaican Embassy Read More: ショーナ-ケイ・M・リチャーズ駐日ジャマイカ大使インタビュー

H. E. Mr. Teimuraz Lezhava

完璧な日本語を話し、日本を深く理解する大使が語る「歴史ある若い国とその魅力」

駐日ジョージア特命全権大使 ティムラズ·レジャバ閣下インタビュー 日時:2月14日午前11時から ワイン、文化、音楽、バレエ-その他にも数えきれないほど、ジョージアはリラクゼーションとユニークな伝統文化の中心地だ。この度、駐日ジョージア大使、ティムラズ・レジャバ閣下とひざを交え、ジョージアが誇るもの、日本との関係の未来、両国の類似性、再生可能エネルギーへの注力などについてじっくりとお話しをお聞きした。 ティムラズ・レジャバ大使は、1988年、ジョージアの首都トビリシで誕生。しかし、父親の仕事の都合で頻繁な転居を余儀なくされ、幼少期の多くを海外で過ごした。特に日本とアメリカの滞在期間は長く、あわせて20年間にも及ぶ。レジャバ大使は2011年に早稲田大学国際教養学部を卒業し、キッコーマンに就職、勤務したという経験も持つ。 レジャバ大使は外交官でも、外交官になることも考えていなかった。しかし、ジョージアに帰国後、2018年に外務省に入省、2019年に駐日ジョージア大使館の臨時代理大使に就任。その後、2021年11月、正式に駐日ジョージア特命全権大使に就任した。気さくで親しみやすい人柄のレジャバ大使は、ジョージア文化に関連する興味深く、面白い情報を日本語でTwitterに投稿、5万人以上のフォロワーを持ち、そのツイートはとても愛されている。 日本の専門家として Q:大使のご経歴と、最初に日本にいらしたきっかけをお話しいただけますか。 私が4歳の時、研究者であった父の新しい任務の一環で、私たち家族は日本に引っ越してきました。私たち一家は当時、広島に住んでおり、広島の様な日本の地方では数少ない外国人でもありました。ご覧の通り、見た目が日本人とは違っておりますので、広島の子供たちに堂々と指さされたこともありました。ですが、広島という地域に住んだことで、日本語をかなり早く習得することができましたし、小学校に入る前から日本語の読み書きも学びました。 私が8歳の時に一度ジョージアに戻りましたが、小学校時代は父の仕事の関係で何度か引っ越しをしなければなりませんでした。父は科学者として働いており、遺伝学を専門とする生物学者という面も持っています。 こうした経験ですが、振り返ってみると、まだ少年であった私にはとても大変な時期でしたが、今では自分はラッキーだったとも思っています。私がこうした大変な時期を乗り越えることができたのは、両親の愛情と教育があったからです。両親の愛と教育があったからこそ、祖国ジョージアとの深いアイデンティティを育み、海外にいても自己と帰属という意識を失うことがありませんでした。 結論から言えば、私の子供時代の経験は、世界に向けた広い視野を育て、ジョージア人として日本で暮らすことで得られた経験によって、ユニークな視点をもたらしてくれたと言えます。常に両親が守ってくれたことには本当に感謝しています。今度は私の番だとも思います。私も家族や子供たちの為だけではなく、広くジョージアのためにも、両親が私にしてくれたようなことを続けようと思います。 Q:お子さんが誕生なさったとお聞きしました。おめでとうございます。新型コロナウィルスの世界的大流行の影響もあり、大変困難な状況でしたが、どのように対処していらしたのでしょうか。 どうもありがとうございます。私の妻は母国から遠く離れ、更にコロナ禍の、非常に困難な時期に子どもを授かることになりました。ご想像のとおり、いくつかの制限がありました。まず、日本を離れることができませんでした。妻は日本語が話せず、当時2歳だった長女の世話もしなければなりませんでした。私もできる限り手伝いましたが、妻はとてもしっかりしていました。すべてがうまくいったことを神様に感謝しています。今、私たち家族は日本での家族の時間を楽しんでおり、パンデミックが治まるのを心待ちにしています。 Q:ジョージアの国旗は美しいですね。日本の国旗と非常によく合います。国旗が持っている意味を詳しく教えてくださいますか。 ジョージアの国旗の色は、赤と白で日本の国旗と色は同じです。ですので、私は常にこの国旗を日本で広めようとしています。ジョージアでは、4世紀にキリスト教が入ったことがあり、アルメニアに次いで2番目にキリスト教を国教としました。とても早期にキリスト教を国教としています。ジョージアはキリスト教正教会に属し、そのために文化には正教会の影響が色濃く残っています。これはジョージアの歴史、つまりジョージア人のアイデンティティを通じ、その精神生活において非常に重要な要素となっています。それはこれからも変わらずに続いていくことでしょう。いかなる大変かつ頻繁な困難な状況にあっても、ジョージアという国が存在し続けることを、ジョージア人を導いてきました。 ジョージア人が何世紀にもわたってアイデンティティを継承していくことがジョージア文化のバックボーンとなっています。東ヨーロッパと西アジアの交差点という独自の地理的、戦略的な重要性を持った地域にある為、ジョージアはいくつかの課題に直面してきています。 確かにジョージアという国は非常に厳しい立地条件にあります。ジョージアはここ数年、外部からの脅威にあらゆる角度から直面してきています。歴史的な観点から、私たちがアイデンティティを維持してこられたのは奇跡とも言えます。 現代のジョージアでは、国民は変わることなく、すべての活動、文化的発展などを積極的に続けています。 Q:駐日大使としての仕事について教えてください 私は2019年7月に任命されましたが、当時は代理大使という立場でした。まだ使節団の長でしたが、その年の11月に正式に信任状を天皇陛下に奉呈いたし、特命全権大使に就任いたしました。私が初めて日本に来たとき、(まだ4歳でしたが、)将来、駐日ジョージア大使になるとは油面も思っておりませんでした。 Q:駐日大使としての責任をお聞きできますか?…