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国際文化交流パーティ”SUMO”開催 日本の国技を楽しむ
日本の国技と言えば相撲。長い歴史を誇る日本古来のスポーツだが、今も日本人に深く愛され、さらには世界の人々にも愛され続けている。モンゴルをはじめ、海外から力士を目指し、相撲部屋に入門する若者も多い。 今回のイベントは、超党派 大相撲の発展を求める議員連盟のアドバイザーを務め、元力士でもある永井明が中心となり、より深い相撲文化の普及と国際化を目指して企画、運営された。 このイベントでは、元力士を揃え、会場内に土俵を作り、実際に力士同士がぶつかり合って数々の技を披露した。もちろん、相撲には日本古来、培われた美学ともいえるマナーがある。土俵の上での礼儀、取り組みでの禁じ手なども紹介された。いずれも外国人にも理解していただけるよう、丁寧な英語での説明がなされた。 続くアトラクションでは、会場に集まった参加者が力士の着ぐるみをきて相撲をとった。最初は参加に躊躇していたが、皆が沸き立ち、多くの男性が参加し、真剣に相撲をとった。駐日レバノン大使の令息も進んで参加し、引退したとはいえ、稽古を積んだ力士を互角の勝負をした。これは長い相撲となったが、どちらも譲らず、力相撲となった。最後は駐日レバノン大使のご令息が若さにものを言わせ、本物の相撲さながらの技で勝ちを得た!続いて、日本でレスリングのトップ10に入るという選手も参戦。その勝負も真剣そのもので、スピード感あふれる取り組みに改めて会場は沸いた。 最後にはそれぞれが力士と記念撮影。本当の土俵であれば、女人禁制であるが、ここでは誰もが土俵に入り、力士のポーズをとった。 相撲はもはや日本だけのスポーツとは言えないほどグローバルになった。しかし、その美学は守られ、それは日本人の心とも言える。 力士の経験もある永井明氏には、今後も本当の相撲を世界に広めるべく、活躍していただきたい。 Read also, KONISHIKI:大関が語る相撲 ディミトリス・カラミツォス−ジラス新駐日ギリシャ大使に聞く アルジェリア独立60周年記念インタビュー
International Cultural Exchange Party ‘SUMO’ Held. Enjoy Japan’s National Sport!
Sumo wrestling is the national sport of Japan. Although it is an ancient Japanese sport with a long history, it is still…
名作《ゲルニカ》を身近に
名作ゲルニカを身近に「ゲルニカが来た!大迫力の8K映像空間」 2022年8月16日(火)~8月28日(日)NTTインターコミュニケーション・センター【ICC】で開催 ピカソの名作《ゲルニカ》。ロシアのウクライナ侵攻に伴い、これほど注目を浴びた名画はない。 ピカソはその生涯において4度の戦争を体験している。米西戦争、第一次世界大戦、スペイン内戦、そして第二次世界大戦だ。ピカソは、戦争そのものを描くことはなかったが、内戦ぼっ発から第二次世界大戦の終了まで、彼は絵筆を武器に見えない敵と戦い続けた。ピカソは1945年3月24日「レ·レトル·フランセーズ」で掲載されたインタビューで、「絵画は部屋を飾るために描かれるのではない。それは攻撃と、敵に対する防衛のための闘いの武器である」とも答えている。 1937年4月にスペインのゲルニカはドイツ空軍による大規模な爆撃を受ける。それを知ったピカソはパリ万博に展示する作品のテーマにこの《ゲルニカ》への爆撃を選んだ。 《ゲルニカ》は現在、スペイン・マドリードの国立ソフィア王妃芸術センター美術館に展示されている。《ゲルニカ》は門外不出だ。それはスペインにとって「最後の亡命者の帰還」という意味もあるだろう。しかし、制作から1958年までの間、各地での展示、梱包を繰り返したため、キャンバスは劣化し、ボロボロの状態になっている。それが《ゲルニカ》が門外不出となった大きな要因だ。 その《ゲルニカ》を現地に行かなくても鑑賞できるよう、NHKとICC(NTTインターコミュニケーション・センター)が協働し、325インチの8K高精細映像による上映を実現させた。監修には日本のスペイン美術の重鎮、早稲田大学名誉教授の大高保二郎氏があたった。 8K画像で再現された「門外不出の世紀の傑作」は余りにも素晴らしかった。踏みつけられ、傷ついた人々、苦しむ馬、母に抱かれた息絶えた赤ん坊、、、全てがありのままに再現され、更には肉眼では気付かない詳細な部分までも見ることができる。この大きな画面を通して、まるで《ゲルニカ》に抱かれるように、この傑作を鑑賞し、ピカソがなぜこの作品を描いたかも肌身をもって感じることができる。 8Kの映像空間はどこででも再現できるのだろうか。もしそうであれば、日本のみならず、世界各地でこの《ゲルニカ》を再現してほしい。この8K画像を通じて、人々は戦争の愚かさを知ることができる。現代においては、マスターピースを移動させるか、自分自身でその場に赴き鑑賞するだけではなく、こうした手法でも、芸術に真摯に向き合うことができる。 芸術とは形を変えるが、いつの時代も人々の意図と時代を反映する媒体だ。 <関連動画>NHKアーカイブス(https://www.nhk.or.jp/archives/museum/guernica/)で本展関連動画を公開中
Get Up Close to the Masterpiece “Guernica”
Get up close to the masterpiece Guernica. [Guernica Has Arrived! A powerful 8K Video Space] Held at NTT InterCommunication Center [ICC] from…
TICAD8を記念して 横浜市役所で写真展開催
TICAD8を記念して アフリカの今をみつめる写真展を横浜市役所で開催 8月27、28両日にチュニジアの首都チュニスで開催されたTICAD8-Tokyo International Conference on African Development(アフリカ開発会議)は岸田文雄首相がオンラインで出席、また林芳正外務大臣が岸田首相の特使として現地へ赴き、大成功をもって幕を閉じた。 そのTICAD8開催を記念し、「アフリカ-大使たちの視線」写真展 実行委員長を務めるモハメド・エル―ミ駐日チュニジア大使および駐日チュニジア大使館の協力により、アフリカの今を紹介する写真展が、8月14日から16日まで横浜市役所1階ホールで開催された。 開会式では、同写真展実行委員会で名誉総裁を務める高円宮妃久子殿下ご臨席のもと、アフリカの発展、TICAD8等についての印象的なスピーチを賜った。当日の妃殿下は、アフリカの自然の風景を表したジャケットをご着用なさり、そのお姿からもアフリカへの理解とあたたかなまなざしが感じされた。 この写真展では、19カ国におよぶアフリカ各地に駐在する、総勢36名の日本人外交官、自衛官らが撮影した写真が展示された。いずれの作品も、目の前にあるアフリカの姿を撮影したものだ。その中には美しい大自然、伸び行く都市の姿、歴史的な場所、はじける笑顔など、アフリカの今が満載されていた。 TICAD8を総括し、林外相が「共に成長するパートナー」であるアフリカの潜在力を日本企業が活かすための機会であり、新たなビジネスの潮流を踏まえて日本企業がより一層ビジネスを展開できるよう後押ししたい、今回の会議を通じTICAD8に向けた機運が一層高まることを祈念する」と述べている通り、アフリカは今、ひときわ勢いのある大陸だ。これからのアフリカ諸国と日本の成長にこれからも期待したい。 【関連記事】 Let’s Reconnect!『にっぽん-大使たちの視線』 TICAD8まで1ヶ月:モハメド・エルーミ駐日チュニジア大使にインタビュー 〜TICAD8に向けて〜チュニジア デー in 横浜開催! チュニジアの独立66周年を祝って
Commemorating TICAD8 Photo Exhibition at Yokohama City Hall
Commemorating TICAD8 Holding a Photo Exhibit on Africa at the Yokohama City Hall The TICAD8-Tokyo International Conference on African Development held in…
アイルランドのミホール・マーティン首相訪日
アイルランドのミホール・マーティン首相訪日 日本との更なる関係と協力の深化にむけて アイルランドと日本の外交関係樹立65周年を記念し、2022年7月に第15代アイルランド首相、ミホール・マーティンが訪日した。首相は、岸田文雄内閣総理大臣と会談し二国間関係をよりいっそう深めたほか、都内のホテルで開催されたレセプションに出席し、アイリッシュコミュニティのメンバーおよび日本のパートナーたちと親睦を深めた。 ミホール・マーティン首相がレセプションのスピーチで述べた通り、アイルランドと日本は1950年代からの長い友好関係がある。両国ともに世界的な課題に直面しつつも、緊密で温かく、また生産的な関係を続けている。この二国間関係は、民主主義、法の支配、人権の促進という共通の価値観に基づいていることに他ならない。 また、日本の経済的パートナーとの会談では、日本との強力な経済的互換性に基づき、アイルランドがイノベーション、デジタル、グリーン経済、ライフサイエンス、金融サービス、フィンテック、科学研究の分野で専門性を高めていることを述べた。 日本企業のアイルランドへの進出も多く、それによって投資と質の高い雇用が創出され、二国間の経済関係の更なる発展にも貢献している。 また、アイルランドはその文化でも広く知られており、世界的な作家、アーティストも数多く輩出している。アイリッシュダンスをはじめ、その国民的な文化もすばらしい。日本でもそうしたアイルランドの文化は深く愛されており、先日もジェイムズ・ジョイスのブルームズデーを祝った。さらに10月には、1995年にノーベル文学賞を受賞し、日本を愛した偉大な作家シェイマス・ヒーニーの名にちなんだシェイマス・ヒーニー賞の初の授賞式が行われる予定だ。同賞は、日本人作家またはアイルランド文学作品の日本人翻訳家に贈られる賞である。 ミホール・マーティン首相は、アイルランドによる長期的な投資や良好な二国間関係の象徴となる新しい大使館ビル「アイルランドハウス」プロジェクトを歓迎した。このプロジェクトを成功裡に導いたことには、両国の機関の緊密な連携があった。 ミホール・マーティン首相は日本滞在中、日本の緑茶をこよなく愛すると口にした。2024年にはアイルランドと日本の深い友好関係の証ともいえるアイルランドハウスがオープンする。そのオープニングには、是非ともミホール・マーティン首相に改めて来日し、ご出席いただきたいと願う。ぜひとも日本の人々と、おいしい緑茶を一緒に味わっていただきたい。 【関連記事】 セント・パトリックス・デーを祝って カヴァナ駐日アイルランド大使インタビュー 駐日アイルランド大使館 ブルームズデーと『ユリシーズ』刊行100周年を祝う
Prime Minister of Ireland, Micheál Martin on Visit in Japan
Micheál Martin, Taoiseach (Prime Minister of Ireland), visited Japan to Expand and Enhance Ireland’s Relationship and Cooperation with Japan As Ireland and…
大使館クッキングクラス(1)ジンバブエ
日本中近東アフリカ婦人会(NCAF 会長 小池那智子)は、日本にあるアフリカ、中近東の大使館と交流し、本場の文化を味わい、伝え、理解する活動を広めている。 この度は、ノンプメレロ・アブ-バスツジンバブエ特命全権大使夫人によるクッキングクラスを開催した。今回は、40名近い日本中近東アフリカ婦人会のメンバーが参加し、本場の味を楽しんだ。 ノンプメレロ夫人が教えてくださったジンバブエの「味」は、サッザ、カボチャの葉の煮物、牛肉のシチューの3点だ。いずれも日本人にはなじみのない料理だが、食してみるととてもおいしい。材料も日本で入手できるものであり、家でも作ってアフリカの味を楽しめる。 レシピは以下の通り。 (日本中近東アフリカ婦人会ではこうした交流イベントを度々開催。入会等のお問合せは:ncaf2016@gmail.com) ジンバブエ料理 【材料】 イシツワラ/サザ(濃厚なトウモロコシのおかゆ) 材料 コーンミール 3カップ 冷水 1カップ 熱湯 750ml 【作り方】 コーンミール1カップを鍋に入れる。冷水を加えてかき混ぜ、ペースト状にする。 鍋を火にかけて、強火にする。ダマにならないように混ぜながら、熱湯を同時に加える。沸騰するまでかき混ぜ続ける。沸騰したら、鍋に蓋をして火を弱め、15分煮込む。続けてコーンミールを少しずつ加え、だまにならないようによく混ぜる。好みの固さになったら蓋をして5分蒸らす。鍋を開けてさらに混ぜて完成。 お好みのレリッシュやソースでお召し上がりください。 イボボラ/ムブーラ(カボチャの葉のお料理) 【材料】 かぼちゃの葉 1kg 皮をむき、洗ってみじん切りにする。 みじん切りにした大きなトマト 1 個 ピーナッツバター 大さじ3…
Embassy Cooking Class (1) Zimbabwe
The NCAF – Ladies’ Friendship Association for Africa and the Middle East (President: Nachiko Koike) interacts with embassies in Africa and the…